人の言葉に傷ついてしまったら?
人に言われた事に傷ついてしまい、いつまでも頭から離れず、四六時中悩んでしまいます。
悩んでも解決しないことなどは『大したことない!』『早く忘れて!』『前向きに!』と、頭ではわかっているのに、心がついて行けず、どういう方法で、苦しみから逃れられるのか?考え方を切り替えられるのか?わからずに、食べられなくなったり、寝れなくなったりして、落ち込んでしまいます。
何かアドバイス頂ければさいわいです
よろしくお願いいたしますm(__)m
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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傷つくということ
こんばんは。
文章からはよく分からないのですが、どうも貴女は「いま、傷つきやすい状態にいる」、又は勝手な当てずっぽうで言えば、「傷つきたい状態」なのかも知れません。
心を直接いじろうとする「早く忘れて!」は、実はとても難しいやり方です。一方、「一回、深呼吸しよう」は、恐らく余り難しくありません。正直、「忘れ方」というのは私には分かりません。
仏教は「自分を調える」ということを目指しますが、それは具体的には「あれ忘れよう、前向きに生きよう」とブツブツ自己暗示に掛けるよりも、身体の実践を通して行おうとしているようです。座禅しかり、念仏を唱えることしかり、歩き、掃除、呼吸。「身体を調える(自分のできることをする)ことから、心を調える」という訳です。
「ああ、いま自分は傷つきやすいんだなぁ」と気づいたなら、そうなっている原因を具体的に思いおこすことです。「なぜ、この言葉に傷つくのか」が見えてくると思います。「これを言われると、辛いんだなぁ」という自分を、いとおしんであげて下さい。「そんな状況のなかで私、よくやってるんじゃない?」と。そして、そっち(原因・状況)の解消に向けて動く。
もう一つの可能性。人間が自然にとる反応は、自分を護る機能があり得ます。「自分が傷つくことで、自分についての何かを守っているのかも知れない」あるいは、「何か別のことをするより、傷ついていたい状態なのかも」という問いかけをしてみて下さい。
こちらに気づいてしまう可能性はあると思うのですが、それは結構辛いことだと思います。「何かに直面するより、傷ついて停止している」ことを身体が選んでいるわけですから。そうだとしたら、身体のもっと根源的な声を聞くために「自分の呼吸に意識を向ける」ことをお勧めします。これは、ベトナムの「ティック・ナット・ハン」というお坊さんの本で見つけたことですが、「ゆっくりと息を吸いながら、そのことを知る。”ああ、私は今、息を吸っている”。息を静かに吐きながら、そのことを知る。”ああ、私は今、息を吐いている”」と、自分の呼吸を観察しながら、それを言葉で復唱するのです。すると不思議なことに、わき上がってくる思いがあります。わき上がるまで待ってあげて下さい。身体の根源的な声が。
あなたと、あなたのご家族の平安をお祈りしております。
無視することは意識することだから
忘れようという事をすると、その事を意識することになります。
気にしない様にしようとすることも、やはりその事を意識することになります。
「無視する、ということは結局、本質的にはその事を掴んでいる」のであると言います。(井上貫道老師談)
あなたが本当にその事を忘れたければ、気にしないようにしようという事もやめることです。
「気にしない」 ではなく 「気にもならない」「気になってもいない」 時があるはずです。
そこを参究してみてください。
自然に回復することが大事だと思います。
Hanakoさん
“食べられなくなったり、寝れなくなったりして、落ち込んでしまいます。”
とのことですが
食べられなくなったり、寝れなくなったりする程、
酷いことを言われたのではないでしょうか。
傷ついたのであれば、時間をかけて
自然に回復することが大事だと思います。
本当は傷ついているのに、
傷ついてないフリをしてしまうと
理由の分からない苦しみを抱えてしまうこともあります。
又傷つけた当人に
その事を言われると傷つくので
やめてほしいと伝えましょう。
質問者からのお礼
温かいお言葉ありがとうございますm(__)m
自分を調える!って言葉にハッとしました、気づいていませんでした、
傷ついてないふりをするのではなく、向き合うことも時には大切なのですね
アドバイスありがとうございました
m(__)m感謝してます。