他人が怒られると気分が沈みます
遅くに失礼します。
今日観光地に行き、1人で楽しくお土産を見ていました。すると日本人男性と外国人女性の夫婦が入って店員さんと話すのが聞こえてしまいました。
男性は「自分の妻が英語で質問したことに何故答えられないんだ。観光地で店を構えている癖に英語も喋れないのか」とねちっこくずっと怒っています。
私はなんだか自分まで怒られているような気分になって、そこから動けなくなってしまいました。
男性は他の店員さんにも当たったり、店長の名前を聞いたりと様々な角度から怒り続けていました。
私は夫婦がいなくなった後にやっと店を出ましたが、その時の雰囲気を思い出しては気分が悪く、なかなか寝つけません。自分のことでもないのに、こんなことでダメージを受ける自分も嫌になってしまいます。
どうしたら回復できますか?また、心を強く持つ方法があれば教えていただきたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「今、ここ」を生きて行くこと
さや様
お気持ち、とても共感します。私も病院や銀行などで似たような人を見ると気分が悪くなります。
自分とは関係がないことだと割り切ろうとしたり、頭では理解出来ても何だかモヤモヤしますよね。
もしかして、幼い頃に似たようなシーンを目撃して異常に恐怖を感じたことはなかったですか?
人間の不安・恐怖の歴史は、何十万年という人類の長い歴史のほぼ全体が、猛獣に襲われたり、敵に殺されたり、感染症や暑さ寒さや飢えで死ぬ…という過酷な環境下で生き延びなければなりませんでした。
人間の最大の本能は
「生存本能」です。
人は、不安や恐怖という感情を持つことで危険なものにいち早く気づく注意力を発達させ、DNAに刻んで遺伝によって受け継いでいくことで進化してきました。
さや様も成長する過程で色んな体験があり、脳や筋肉が恐怖を刻んでいて、意識に上る前に動けなくなったり、頭が真っ白になったり、呼吸が浅くなるのではないかな?と推測しました。
しかし、それは特別なことではありません。身体が大きな男性でも、犬が怖いとか高所恐怖症だとか人それぞれあります。
余りにも頻繁にあるとか、フラッシュバックではないかと思われたら、心療内科か心理士さんに相談をすると良いかも知れません。
きっと認知行動療法などの適切な心理療法やマインドフルネスをオススメされるのではないかな?と思います。
肝心なのは過去、現在、未来をしっかりと認識することです。深呼吸をして「今」はその男性は居ないんだということ。未来を考え過ぎない。
未来はその時に対処するしかないのですから。
勇気を出して相談してくださりありがとうございました。
これからも応援しています。いつでもhasunohaにお越しくださいね😊
他人のフリ見て我がフリ直せ!ですね。
さやさん、こんにちは。三重金剛座寺の住職染川智勇と申します。
人の嫌な振る舞いを見ると、本当に気分が悪くなりますね。私も同じです。「なんて常識がないんだ}と気分が悪くなりますね。
でも人間社会なんで、良い人もいれば悪い人もいる。良い人と出会うと気持ち良くなります、悪い人も実は気持ちよくなる方法があります。それは、悪い人は良い人よりも2倍に学べるということです。嫌な気分になるという事は、「そういう事を私はしないようにしよう」と学ぶ事ができ、さらには「この嫌な事の反対をすれば、人は喜んでくれる」と気づき、学ぶ事できます。半面教師なのです。すると嫌な人にも興味を持って觀察する事ができます。良い人と感じる人は自分の器の枠内ですが、悪い人を反面教師で受け入れる事は、自分の器が大きくなります。自分に関係ない人であれば、架空ドラマと同じで、受け入れる心理的負担が少なく、心を強くする、器を大きくするには、有難いのですよ。
そういう事で、私はじっくり嫌な人を観察しています。
また余りにもギャーギャー言ふ嫌な人なら、脳内変換で、猿や豚などの動物にしています。そんな心だと暗くなるどころか「この動物は面白いな~~」と笑ってしまいます。
そのぐらいの軽い気持ちで触れ合うといいですよ。ヽ(´▽`)合掌
質問者からのお礼
ありがとうございます。なんだか泣きそうになってしまいました。