母の葬儀に出ない事
先日母が亡くなりました。10年くらい音信不通の母でした。父とはそれよりも前に離婚していました。
数ヶ月前に、母の兄弟の葬儀に参列し、その時に又聞きで母が入院しているらしいと聞きましたが、見舞いに行く事もなく過ごし、やはり又聞きで死を知りました。
私の兄弟姉妹と話し合い、お通夜も葬儀も出ないという事になりました。父は痴呆で入院しているので、事後報告でした。
色々ありました。母とは。性格やお金の問題で、兄弟姉妹や私が嫌な思いをした事がかなりありました。なので、そんな母の葬儀など、出たくはないという話となりました。
母には、父と結婚していた時からの不倫相手がいて、離婚してからも一緒に暮らしていて、危篤の知らせもその不倫相手からでした。
葬儀に出なかった理由は、母との過去がありますが、と同時に、勝手な事ばかりしてきた人の葬儀費用や入院費用を不倫相手から請求されても困るという理由もありました。今現在ありませんが。
ただ、母の兄弟姉妹も面倒を看ているらいと聞いていたので、その方がたが費用まで負担しているとしたら申し訳ないとおもいます。
相談というのは、上記についてどう思われるかという事と、私の心変わりについてです。
今更なのですが、見舞いや葬儀に不参加だったのが、申し訳ないと思っているのです。
恨む気持ちもありましたが、育てて貰った恩もあります。良い思い出より嫌な思い出が勝ってしまいました。
訳がわからないこの思い、どうしたら良いでしょうか。母は、成仏したのでしょうか。
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親の不義と、生んでくれた親の恩は別問題です。
すずめの羽根さん、こんにちは。
不義で別れた母親の死をどう受け止めたらいいか、悩んでしまっているのですね。
当然の思いです。母の不義の行いで苦労した母への恨みとは別に、この世に生んで頂いた母への恩とは別問題だからです。
母も一人の悩める人間です。すずめさんも大人になったから分かる部分もあると思います。男女関係、心の問題は夫婦の理想だけではいきません。その人の人生の中で悩みながら生きていたのだと思います。
そんな母であっても鬼母だけではなかったと思います。時には優しくしてくれた思い出もあるはずです。どんな人も悪い心と良い心は持っています。母は悪い心に負けてしまった人生になってしまったのですが、それでも良い心は否定されるものではありません。
母の不義に関係なく、生んで育ててもらった母には、親の恩というものがあります。すずめさんは一人の道理ある人間としてそれがわかっているから辛いのです。
母実家の葬儀対応とは関係なく、一人の子供として、母親の供養をしてあげてください。それは母実家の法要とは関係なく、子供兄弟でしてあげれば良いでしょう。子供たちが立派な大人になることが、霊界にいる母の子供を生んだという功徳になるのです。子供たちが供養すれば母は阿弥陀様に導かれて極楽浄土に行かれることでしょう。
不義の辛い思い出を乗り越えることは辛いことですが、子供として生んでくれた親恩だけは忘れないでください。
いつでも、心に落ち着かなければ、ご相談に乗ります。
合掌
質問者からのお礼
染川さん、回答ありがとうございます。読みながら、暖かなお言葉に涙がこぼれました。
嫌な思い出があったとしても、孫を可愛がってくれたりした思い出もあります。憎む…みたいな思いが完全に消えはしないと思いますが、良いお婆ちゃんだったよねと思えるようになれれば良いなと思います。
供養については私の兄弟姉妹は無理です。私よりももっと深く暗い過去があるので、時が解決、も無いと思います。なので私だけでも、安らかに眠れるように手を合わせたいと思います。
相談して良かったです。本当にありがとうございました。