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パワハラに対応する方法

回答数回答 2
有り難し有り難し 18

パートで採用された職場で女性上司からパワハラにあい、あまりのストレスに数ヶ月で退職しました。
退職時、その上司から私が若いため鍛えようとわざと厳しくした、と言われました。
話しかけると怒鳴って返事、または無視する、などされました。
他のパートさんや上司のその上の人には仕事ぶりを認めてもらえ、親切にしていただきました。
なので仕事できる・できないが問題なのではないと思います。

新しい職場でがんばろうと思い仕事を得ることができましたが、そこにもまたパワハラぎみの熟練パートさんがいます。
どこにでも熟練でパワハラするひとはいるのでしょうね…

今までの多くの職場で、私一人だけ年少で、先輩といえども20歳くらい年が離れています。
先輩にうちの子と同い年、なんて言われることもしょっちゅうです。
今まで仕事ぶりではどの職場でも評価していただきました(もちろん努力と勉強はがんばりました)

ただ今回の職場も、仕事ぶりではなくまた年少であるがゆえに厳しくされ、パワハラなのか…とがっかりしています。
先輩から見て、自分の子と同じくらいの新人が来たら、同僚ではなく、子どもが来たと感じるのでしょう。
相手は子どもなのだから全て指示し怒鳴る、見張るという行動になるのかもしれません。
しかし年齢は自分では変えられません。
仕事を覚えて一人前になるには一年は在籍すべきと思いますが、その前にまたパワハラでは…

どうしたら年少でもパワハラを受けずに済むでしょうか??

長くなってしまいすみません。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ボクシングは暴力ではない、という目線。

「大声・怒鳴ることが会話 な 業界」ってものがあるのです。
まず、これを知ってみてください。
工事現場、自衛隊、武道、修行道場など日常からすると特殊な世界です。
音声的にはボリュームが大きく、周りの人からすると怒られているかのように感じる人もいますが、そういう業界に居ると全然へっちゃらだったりします。
多分その人は、そういう教育業界で育った人か、戦時中大変厳しい中で生活してこられたなのだと思って観てください。
そうすることが気持ちいいのです。
彼らにとっては彼ら自身がマイルール。
大声出してりゃ大体、言うこと聞くから楽だからすぐに怒るのです。
あなたにとっては繊細な生活がマイルール。
お互いのマイルールのぶつかり合いが衝突、ドーサ(反発・怒り)を生みます。
ですが、あなたは今、ここで新たなるものの見方を知った。
「ああ、そのような世界で過ごす人もあるものか」と。
ふところに飛び込んで行ってみてください。
年齢が違えども人間の本質は同じ。
キツイ言葉であろうとも、大きなボリュームの声であろうとも、指令、情報的には、ただ
「コレヲヤッテクダチャイ」とメカ的に言っているだけ。
いくらパワハラ&威圧的な言い方をしている相手でも、そこを見抜いてほしいのです。
「コレヲヤッテクダチャイ」明日以降、これをキーワードにしてください。
長く怒られている時は、
私もチームのキャプテン的な立場にいた時、監督的立場の人からよく叱られたものでした。
「チョット現場ヲ引キ締メルタメニパフォーマンストシテミナノ前デオコラレ役ヲ買ッテクダサイ」と言われているのだと思って、反発なく過ごしてみてください。仕事というのは客を相手にするばかりでなく、そこのスタッフの指揮をコントロールすることも上司にとっては仕事の一つ。
めんどくチャイですが、聞いてるふりしてりゃ、すぐに終わりますし(笑)、物事の本質を見抜く為にあえて、それを耐えようと思って行えばあなたは今後どこに行ってもパワハラなんぞヒョイとかわせます。
「ああ、たしかに声や言葉は乱暴だけど、言っていることの中身はたった一つか二つしかないじゃないか」と。
クレーム処理係は逆にそれを心得ていないとこなせませんから、表向きの声のボリューム、言葉の内容は気にせずかわして、その深層の「コレヲヤッテクダチャイ」にのみ意識を注いでみましょう。
ラクショーですよ?

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おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

その程度はパワハラではない

たぶん、あなたは今まで、怒鳴られたりする経験がないまま今に至っているから、驚かれたのでしょう。
しかし、別に殴られたわけでもないんだし、その程度のことは世間では普通なのです。
例えば、仕事の上下関係をたてに、プライベートなことや仕事に関係ないことまで支配されたら、パワハラでしょう。
しかし、仕事のことで怒鳴られる程度なら、パワハラではないのです。
世間では、そういうコミュくニケーションの仕方もあるのです。
怒鳴っているからといって、それほど強い憎しみはない場合があるのです。
ただ、あなたは年少で、しかも、パートという立ち場なので、そこをわきまえて上司の要求を予想して先回りする、有能な秘書のように従う必要があります。
それをしないで「私は仕事ができる」オーラを出していると、怒られて当然です。
人には欲・怒り・怠け・プライドの煩悩があります。
あなたは、怒鳴られたくないプライドの煩悩から、怒りの煩悩が出たのでしょう。
上司にも同じようにプライドや怒り、怠けの煩悩があるのです。
あなたが「使い勝手のよい部下」になれば、怒鳴られる頻度は減るはずです。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

質問者からのお礼

ご回答ありがとうございました。
ご指摘のとおり、今まで職場で怒鳴られたこと、無視されたことがなくショックが大きかったです。
怒鳴る、無視する行為は人として良くないと思いますので、自分はやらないようにしたいです。
またマイルールを押し付けていることにも気づくことができました。
新人が自分の気にいるように指導しろ、といってるようなものでしたね。

今日は上司の言い方ではなく何をしてほしがってるのかに注目して過ごしました。
無駄なクヨクヨが減り、仕事への集中が増したように思います。

話を聞いてくださり、誠にありがとうございました。

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