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自分の子供っぽさに疲れました

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有り難し有り難し 12

先日、些細な事から、曖昧な関係の男性を呆れさせました。
その男性の行きつけの酒場に同行したのですが、その方は常連客や店員と盛り上がって、私は一人別のテーブルにおりました。
微妙な関係だったため、いつもなら仲間に入らせて頂いたのでしょうが、その一歩が出ずに時間だけが過ぎて行く状態でしたので、先に失礼させていただこうとしたのですが、何度も謝られ、引き止められました。私が帰ることにより、その場の雰囲気が壊れてしまうのはさすがにに嫌でしたので、送りますと言われたのですが、彼にはその店に残っていて欲しかった為、初めはやんわりでしたが、最後は強くお断りしてしまいました。
それを見た彼は、すぐにタクシーを止めてくれたのですが、さすがに強く言い過ぎたのではないかと後悔し始め、道端で動けなくなりました。
いかに自分が感情的になっていたか、一人で退屈する空気を自身で作ってしまったんじゃないか、相手が追いかけて来た事にいい気になっていたのではないか。
その後結局、自分の今の考えを伝えたかったのに、何を話して良いのか分からなくなり、1時間程黙り込む始末。
その男性が最後に言ったのは、今貴女が私にできることは、このまま直ぐ帰ってくれる事ですと。
折角出会い、これからという時に、何故相手を呆れさせる行動を取ってしまったのかと押しつぶされそうです。
相手に不満があるなら、何故キチンと言えなかったのか、何故帰れと言われたのに動かなかったのかです。
また同じ事を繰り返さないためにも、是非お説教をして頂けませんでしょうか


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

大人への道

考えすぎなんです。もっと単純でいいんです。人と自分に距離を作流必要なんてないのです。失敗したら謝ればいいだけの話ですから、もっと気楽にコミュニケーションをとるといいですよ。人目を気にしすぎたり頭の中で独り言をぐるぐる言って言葉選びを始めると、動けなくなるものです。

年齢、性別、所属、職業、生まれ、全部人間の作り事です。仏の世界では区別は何にもないです。全て受け入れているはずです。あなたの目や耳は相手との間に距離を作りません。ツーカーです。好き嫌い、得意不得意そんなこと言いません。自分自身の体に学ぶのです。そして自分を知ることが仏道です。救いの道、大人への道です。

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禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

質問者からのお礼

相手との距離を置く必要が当たり前になっておりました。
目から鱗ではないですが、その様に人と関われたら楽になるだろうと感じます。

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