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自分の気持ちがわからなくなってしまった

回答数回答 3
有り難し有り難し 15

以前、都合のいい女になりたくないと質問させていただいたものです。
その節はありがとうございました。

あれから、彼の前で穏やかにいられるように過ごしていこうと、これまで通り過ごしてきました。

しかしこの間、彼とは別のことで落ち込むことがあり、それからというものなんだか色々なことに気力がなくなって疲れてしまいました。

私は離婚暦があり、子供が一人います。

この間、私の母の前で子供を叱ることがあったのですが、
その際に「ケチケチせずに親の勝手で離婚しているんだから、もっと優しくしてあげなさい。ほしいものくらい買ってあげなさい」と言われました。

今回、子供を叱った理由は、ブルーレイレコーダーを買ってほしいということがきっかけでした。
安いものではないし、中学生になってから夜更かしが増え、電気をつけたまま朝まで寝てしまうこともしばしば、洗わなければいけない体操着やお弁当箱も次の日までださない。お風呂も夜遅くに入るなど、ここ最近だらしのない生活が目立っていました。

そのつど注意しても繰り返しだったので、
「普段の生活を改めてからいいなさい!」と少し強く叱りました。
その後、少し子供と言い合いをしてからの母の言葉でした。

離婚して7年たちますが、何かあるといつも母に離婚のことを言われます。
その度に私なりに頑張っているのにと苦しくなります。

昔から、母の反応が怖くて過ごしてきました。

そんなことがあってから、なんだか気力がなくなってしまい、彼に対しての気持ちもわからなくなってきました。
前のようにお弁当を作ってあげたい気持ちにならない。
彼に会いたい気持ちが減ってきた。

嫌いじゃないけど好きかどうかわからない。
彼もそんな気持ちで私といるのかもしれない。

母親なんだから恋愛のことで悩むのはいけないことなのかもしれませんが・・・ご助言をお願いします。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

恋愛「ドキドキ」中心ではなく、お子さん中心で

推測でお返事させていただきます。

まず、お子さんに対する「これをやらない。注意したのに」という思いは、あなたの一方的な思いにすぎません。お子さんは、あなたの愛情がほしいのです。(離婚されたことについてはあまり考えず、今はいったん置いておいてください。)子供は愛情がほしいときに、甘えた行動をとります。この甘えた行動とは、親からしたら問題を起こす ということになります。言うことを聞かないのもその一つです。

恋愛について。結婚していても好きな人がいてもいいのだと思います。しかし、交際相手を甘やかすことが愛情表現ではないと思います。お互いにお互いを大切にできることが何より大切なのでしょう。そして、いつまでも最初の時のようなドキドキ感は続かないのも事実です。そのドキドキがなくなっても、大切に思えるのかどうかがポイントでしょう。

お子さんにとると、あまりにも恋愛中心に気持ちが偏っていたら、甘えた態度も取りたくなるものです。もし、その彼が本当に大切な人であるなら、彼とともにお子さんを中心としたお付き合いができるといいですよね。お子さんを大切にしてくれない方であれば、さよならするべきでしょう。

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有り難し
おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す...
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どういう関係でいたいか、彼がいなくても平気か

落ち込んだときにこそ彼に会いたいというような、言わばマイナスからプラスにしてくれるような癒しグッズ的な彼を望むのか、
プラスマイナスゼロもしくはややプラスのときに、さらにプラスにしてくれる娯楽ツール的な彼を望むのか、
その両方を望むのか、
あなたがどうしたいのかによりますね。
また、彼が実際にどれをできるのかにもよりますね。
結婚前提なら、両方やってもらう方がよいですが、結婚を前提にしない大人同士の恋愛ならば、両方揃ってなくてもよい。
彼の方に都合のよい男になってもらってもよいのです。(彼がそれで怒らないなら。)
つまり、お互いに気分がよく時間も空いてるときだけ楽しい一時を過ごし、
どちらかが気分の優れないときは楽しめないから会わない、という関係だってよいでしょう。
ただ、あなたを大切に思ってくれる人がこの世に一人でもいるということは、それだけで支えになりますよね。
彼のところに行って一方的に家族の愚痴を聞いてもらうだけでもスッキリするし。
彼が居なくなった後のあなたが元気でいられるかは、想像してみた方がよいでしょう。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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こっち向いて、お母さん

 こんにちは。前回、「かあちゃんになっているのでは?」と答えたものです。邦元師が仰っていますが、「甘えたくて問題行動」というのは、首肯できるところです。甘えるというのは言葉にすれば「お母さん、こっち向いて」です。ですから、「あれがほしい、これがほしい」と言っているのは「関わりの時間を増やして欲しい」という所から生じています。ですから「やり取り(会話の往復)を増やす」「時間を掛けて話す(お互いの黙りに耐える)」ことが、それに応えることになります。
 あなたもお気づきとは思いますが、母親と娘はコピーのような存在です。(あなた自身の)母親から(あなたが)どう育てられたか?は、あなたがしている子育てに相当大きく影響しています。もしかするとお子さんも、「何かあると、いつも過去のことを言われる。私なりに頑張っているのに」と、あなたと全く同じ事を考えているかも知れませんよ。

 自分のことを棚に上げずに「普段の生活を改めてからいいなさい!」と言えていますか?

 ウチにも中学生と高校生がおりますが、恋愛的な事柄にはもの凄く敏感です。私と妻の関係にさえ(一緒に買い物に行く程度でも)、すごく反応します。我が家は夫婦リア充(自称)なので、彼が外にいる、という状況については門外漢ですが、お子さんについてはとても心配です。

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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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質問者からのお礼

ご助言ありがとうございます。
子供の事を第一にと思って、お付き合いしてきましたが、知らず知らずそれができていなかったんだと反省いたしました。
自分の生活を改めて、家庭のことも彼とのこともよく考えて行動します。
ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ