自分の中の宗教のあり方について
宗教のあり方について
私は祖母の代から仏教を信仰しており、
団体にも所属し、毎日お経をあげたり、
イベントなどに参加してきました。
友達や周りの人には進めたりしておらず
(所属していることも誰も知りません)
誰にも迷惑をかけずにやってきており、
小さい頃からの習慣でしたので
今迄宗教に対して嫌悪感はありませんでした。
最近その宗教のイベントがありました。
イベントの開始が早い時間だったので、早起きが
必須なのですが前日仕事だったこともあり
正直もっと寝ていたいと思いました。
でもそれと同時に、
参加しないと悪いことが起きるんじゃないか
という気持ちが湧いてきました。
今迄には感じたことのない気持ちで、
すごく驚き、嫌悪感を感じました。
結果その日は参加するのをやめました。
その日の夜に自分自身のことで悪いことが起きました。
すると、今日参加しなかったから悪いことが起きたんだと勝手に心が感じたのです。
思い返すと、お経とあげたりイベントに参加すると
いいことがある。と大人たちに言われてきていたので
逆に参加しないと悪いことが起こると自分の中で
心の仕組みができていたんだと思います。
それからというものの、宗教に対する強迫観念がすごく、いいこと悪いことどちらがおきても結びつけてしまいます。
生まれてから当たり前にやってきた宗教活動が
すごく怖く感じています。
自分はこの先宗教とどう向き合っていけば良いのでしょうか?
よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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仏教とは
仏教について少しお話しますね。
仏教とは仏様の教えですよね。
仏様といえばやはり約2千年にこの世に生まれたお釈迦様が一番私達に近い存在ではないかと思います。
そのお釈迦様は晩年にお弟子さんに言葉を残しました。
「自分の考えを頼りに生きなさい。
法(お釈迦様の教え、真理、自然の摂理など)を頼りに生きなさい。」
このことを実践することが私達仏教徒にとって大切な事の一つであろうと思います。
あなたは今悩んでおられます。しかし、それは自ら考えているという事でもあります。
私はあなたに、こうしなさい、とは言いません。あなたが自分で考えて気がつくことが大切なのです。
もし考えに迷いがあるなら、仏教の本にあるお釈迦様の教えをじっくり繰り返し読んでみてください。何かヒントが見つかると思いますよ。
例えばこんな本があります。
「ブッダの真理のことば、感興のことば」
岩波文庫、中村元訳
この中のいつくかを分かりやすく解説したものとして
「ブッダ いのちのことば」
ナガオカ文庫、宮下真著
もっと広く詳しく知りたいなら
「阿含経典1〜3」
ちくま学芸文庫、増谷文雄編訳
まだまだ他にもたくさんあります。
ゆっくり読みながら、実生活の中で試してみて、自分で考えてみてくださいね。
仏教とはある意味自分で考えることなのです。
仏教の信仰とはイベント参加ではないですから
拝読させて頂きました。
そのイベントに参加しなかったことによって不幸や不利益がおこる、それは妄想かと思います。
イベントは団体にとって教えを広める機会であり、皆さんと共有する時ですから大切かもしれません。
が、しかし仏教の教えにとって、一人一人が受け取る教えにとっては単なる1過程に過ぎません。
信仰は一人一人のものですからイベントに参加するしないは本当の個人の信仰や利益には関係ありません。
イベント参加は所属団体のお付き合いですからそれほどに重く考える必要はないと思います。
一人一人の信仰が大切です。
どうか気になさらないでくださいね!