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宗教上で知り合った人たちと上手く馴染めません・・・

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このことをこの場で話していいのか分かりませんが、友達に話しても「抜ければ・・?」「その人たちがつまらないだけだよ」などと励ましてくれたりするのですが、お坊さんの意見を聞かせてください。

私は2年前ぐらいに、あるキリスト教に入信しました。その教会はとても真面目で、皆さんが物凄く熱心に教会の活動に取り組んでいたり、他人に愛を込めて接したり、教会の教えに従ってて素晴らしい人達だなーっと常に感心してるのですが、もう2~3年もするのに、教会上で知り合った人達とどうも上手く馴染めません・・・。簡単に言いますと、学校やバイト先で知り合った人たちとはすぐ打ち解けるくらいに自分を出し馴染める(誰にでもフレンドリーで本当に素敵と言われます)のに、教会の人達とは自分を隠そうとし、一線を置いて接してしまいます。

教会の人達の仲良しグループみたいなのに入れない、友達ができません。なんかこう、幼い頃から知ってた人達同士で絡んでたり、教会の伝道経験など、教会だけの話題などで盛り上がってたりで輪に良く入れません。もちろん、話しかけてくれたり、私の長所を褒めてくれたり優しいのですが、こう・・・なんというか、私も彼らが何を考えているのか分からなくて、中高生みたいな仲良しグループで怖くて一線を置いてしまいます・・・。

この前、やっと仲の良い女友達ができた!と歓心したのですが、なんか彼女、共通の知り合いに「俺くんって本当に細くて変だよね(笑)」とか言ってたみたいで、裏切られたみたいで本当にショックでした。ちなみに彼女にはもうすでに体のコンプレックスのこと「運動や筋トレ、そして食べ物だって皆に引かれるぐらいたくさん食べているのに体重が増えない」悩みは話してあり、彼女は「それは神様が与えてる最高の体だよ」っと言っております。

そこに馴染めないのは私の信仰が足りないから、あるいは心が狭いからでしょうか?
もちろん、教会には出会い目的ではなく、その教会の教えや、活動が好きで行っています。ですが、やっぱりどうせ行くなら、そこにいる人達とも仲良くなりたいです。


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

相性

お寺や教会というものは、そこに集まる人々のコミュニティも含めた上でのお寺や教会です。だから「やっぱりどうせ行くなら、そこにいる人達とも仲良くなりたいです」は正解だと私は思います。

…が、やっぱり人対人ですからいわゆる肌が合わないということは有るんです。

それはお寺や教会でも一緒です。理屈ではどんな人でも受け入れられるのがお寺や教会であるべきですが、現実としてそうなんです。仏教では六師外道と言いまして、お釈迦さまにもどんなに話し合っても、どうしても分かり合えない人が六人いました。お釈迦さまでさえそうなんです。

そこんトコを信仰心が足りないからとか、心が狭いからという宗教的根性論で押し通すのはワタシャ好きになれませんな。あくまで私個人の考えですが、もっと馴染む教会をお探しになって良いと思いますよ。それは悪いことではありません。人である以上は当然のことです。

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曹洞宗副住職。タイ系上座部仏教短期出家(捨戒済み)。仮面系お坊さんYouTuber「仏教・お寺ch 大慈」。 【現代日本仏教最大の課題のひとつはコミュニケーション不足】をミッションに10年以上、インターネット上で情報発信をしています。 YouTubeでは仏教の教えや読経だけでなく、お寺の真相やお坊さんの生活が分かる動画を配信しています。(リンクは↓のURL)

宗教なのか思想なのかを見極めましょう。
宗教は人を自由にさせるものです。
思想は人を拘束するものです。

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おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

信仰が大事です、適度に

拝読させて頂きました。
はい、すごくよくわかります。
今までの生活環境やバックグラウンドが違いますからなかなかな馴染めない雰囲気はありますね。
なんか目に見えないバリヤーが張ってあるように感じるところはありますね。
特に宗教団体はそういうのは多いです。
私もどっちかっていうと馴染めない方ですし、浮いている感ありますからね。
寺院や教会の中で特に大人数になると独特の盛り上がりやノリがありますから余計に顕著になって感じます。

ただ私はしょうがないかな、と割り切っています。

信仰の為にそこに行き修練していますからね。
お友達サークル活動ではありませんからね。
それは仲良く和気藹々と腹を割って話す事も必要ですが、余計なグループ意識や派閥のようなものは逆に信仰を阻害する場合もありえます。

ましてや今回の様に自分の悩みなどを打ち明けたにも関わらず勝手に言いふらされているのでは言語道断です。
信仰する個人の尊厳を無視した行為です。
言い方悪いかもしれませんが戒律を犯した罪です。
軽はずみな身口意によって他を傷つけている行いですからね。
ちょっと言い過ぎかもしれませんがそう思います。
ですから気にする必要はありません。

私達は教えの前に全て平等ですからね。

あなたが正しい信仰の元に心から安心して日々をお過ごしなさり、人として健やかに成長なさっていかれます様心から神仏にお祈り申し上げます。

まあ、適度な距離感でお付き合いなさってくださいね。

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個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

あなたが健全だから

どうも、あなたが健全だから、のような気がしますけど。

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僕はウイキペディアでは以下のように紹介されています。 「日本、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、オセアニア、中東、タイ、バングラデシュで活動する指圧師、作家、音楽家。タオサンガ・インターナショナル代表。京都浄土宗和田寺の僧侶。タオ療法、タオ指圧、気心道の創始者。著書は数カ国語に翻訳され世界各地で出版されている。」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A0%E8%97%A4%E5%96%A8%E5%8F%8A が実は、元家出少年です。ティーンエイジャーの頃は、徹底的に自己破壊的な行動を繰り返し、高校も2つ中退しています。現在は、浄土宗和田寺の住職で、一般の人が気軽に修行できる場として、京都と東京に道場を作りました。(道場はその他、世界各地にもあります) なので、修行したい方、人のために涙する方、楽しいことが好きな方はぜひ来て来てください。あなたを歓迎します。 ※毎週、法話を配信しています。書き起こされた法話は、下記でご覧いただくことができます。 http://taosangha.com

質問者からのお礼

心強い助言ありがとうございました。
適度に壁や距離を作って、もう少し関わって様子をみたいと思います。
それでももし肌に合わないなら、抜けようと思います。

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