大人になれず、生きにくいです。
こちらのサイトをよく拝見させていただき、勉強させていただいております。
私は、自分がどうしても子供っぽいところが多くて、周りにいる大人のように気遣いや心配りができず、生きずらさを感じてしまいます。
いい年齢の人間が、こんな事を考えることは恥ずかしいのですが、周りの大人は話し方も上手で、相手を立てたり話しやすい話題をふってきてくれたりします。
また、年下や周りの人達にも頼りにされたり、仕事もスマートにそつなくこなしているように見受けられます。
それに比べ、私は話し方や考え方が子供で、話の話題も殆どなく(インドア派で、あまり外にでることがなく、テレビやゲームばかりしています。)どんな話をすればいいのか全然分かりません。
また、他人の目がすごく気になってしまい、自分の事で頭がいっぱいになってしまうことで、他人を気遣うことができません。
他の大人の人の対応を見ていると、どんどん自分が子供っぽく、ダメな人間なんだなと落ち込み、人と関わることに疲れてしまいます。
周りの大人のように、気遣い上手で頼りにされるような立派な大人になるためには、どのように過ごせばよいでしょうか?是非、知恵をお貸しください。宜しくお願いします。
最後に、ハスノハのお坊様へ。厳しい暑さが続きますが、お体に気を付けてお過ごしくださいね。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
観察眼を鍛えたら如何でしょうか。
仏教って、すごく昔からあって、で今でもすごく通用するものです。それこそテレビもゲームもなかった時代から。
お釈迦様は座禅をして瞑想してお覚りをひらかれたのですが、それはつまり、「それまで自分が経験してきたこと、見てきたことを改めてじっくり見直し、考え直し、探求する」ことによったのだと思います。現代の便利なものは何もなかったけれど、2600年前に既にあったものから考えることで、現代まで通用する「おしえ」ができている。古いように見えても、人類史は200万年と言われますから、それに比べれば人間って殆ど変化ないのでしょうね。
相談文を拝見して、貴女には「世の中を観察すること」をお勧めします。自分の足で歩いて目に映る物をちゃんと認識する。画面を通じてではなくね。特にゲームを減らしてみてはいかがですか?
最近「ゲームの弊害って何だろう」と考えていて、「ゲーム自体が褒めてくれる」ところにあるんじゃないかと思うようになりました。昔からある遊びは「他人が褒めてくれる」ことで他人が好きになったり繋がったりしますけれど、ゲームに褒められてゲームが好きになっても、益々はまるだけ。そんな狭いやり取りじゃなく、自然を観察して自ら発見する楽しみを味わっては如何でしょうか。
自分が楽しかったこと、見つけたことを他人と話す。他人が面白かったことを聞く。ゲームの「やったね!○○達成!」とかプログラムされた言葉で白々しく褒められるよりも、他人とのリアルなやり取りの方が、きっと楽しいと思いますよ。
これから頑張ってください
拝読させて頂きました。
あなたはご自身を大人になり切れないとお感じなさっておられるでしょうが、人はそんなにすぐに成長できるものではないと思います。
とはいえ自分が他者と比較してあなたはそう痛感なさっておられるのであれば、どうかこれから前向きに頑張って頂きたいと思います。
先ずは自分自身を見つめなおす事とそして人を良く観察することですよね。
自らのできることできないことや得意不得意なことをすこしずつ整理していき、どのようなことを心掛けていけばいいのか考えてみてください。
また他者の思いや立ち振る舞いや人に対する姿勢をじっくりと観察して良きところは真似することです。まねしてもすぐできませんが試行錯誤考えながら改善してみてください。
大人になる事は自分も周りの方も等しく尊重すること、そして共に助け合い思いやる心が基本ですよね。
自分だけでは生きてはいけませんから自らの役割を考え、他者とのつながりを大切に協力して生きていく気持ちが大切ですからね。
あなたならこれからどんどん成長していけると私は思います。人は一生かけて大人に成長していくのですからどうか焦らずに頑張ってくださいね。
あなたを沢山の方が応援しているでしょうし、あなたの力を多くの方々が必要としていますからね。
質問者からのお礼
>kousyo Kuuyo Azuma様
ご回答くださりありがとうございました!私は人と助け合うという基本的なこともできていなかったと気づきました。
自分だけではいきていけないという言葉にも、とても考えさせられることがあり、今から試行錯誤しながら実践してみようと思いました!ありがとうございました!
>佐藤良文様
ご回答くださりありがとうございました!自分の足で歩いて目に映るものを認識するというお言葉に納得してしまいました。
私は確かに、自分でも気付かないうちに目の前の映るものを見ずに、妄想の世界に入ってしまう癖が強い方だと思います。
そのせいで仕事でもミスが多く、失敗することがあるのですが、なかなか改善できず落ち込んでいました。
まずは、認識する力を身につけていけるよう、焦らずに続けてみます!