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老いてきた母と、どう接したらいいのでしょう

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母は50代半ばで、私は結婚して家を出ています。
私と母とは非常に仲が良いのですが、ここ最近、どう接したら良いのかよくわからなくなってきました。

・同じことを2回も3回も話す。
・笑いのツボがあまりにも私とズレている。
・一方的に自分の話ばかりする。私の話をしても話題を奪う。
↑このようなことが非常に多く、母と話していてもあまり楽しくなく、イライラすることも度々。
その度に指摘もしているのですが、同じ話を何回も話すことは減りませんし、他の二つも全く自覚がないようなので、どうしようもなさそうです。

年寄りというには若すぎる年齢ですが、きっと老いも始まる時期です。しょうがない、と思って気にしないようにしてはいるのですが、このままこれらが増えていくと考えると、私が耐えられる自信がありません。
近い将来連絡を断ってしまいそうです。

どのように考えたら、私はこれからの母を受け止められるのでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お母様も幸せに生きて欲しい

私は今、96歳の祖母といますが、同じ話を繰り返ししています。さっきも昨日も聞いた話。否定もツッコミも入れず只々うんうんと聞いています。
記憶の上では、”また”となる。しかし、耳は生まれて初めて聞いたこと。耳の働きのままに聞くのです。すると、イライラはしません。
まだ若いのに、昔はそうではなかった、色々な記憶が、苦しみを作ります。

記憶はマボロシ。今あなたの前にいるお母様の姿が事実。一秒前の様子も今はない。そのように新しい今の様子に生きることで、ありのままを受け入れることができます。否定せず受け入れることができます。

お母様も否定されたら辛いですよね。イライラされるより笑顔でいて欲しいですよね。そのように生きていくためにも、現実を見極める必要がありますね。

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禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

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