仕事のことで毎日つらい…どうすれば心が軽くなりますか
初めて質問させていただきます。
今年の4月から新人看護師として病棟で働いています。
人の心に関わる仕事がしたい、とこの仕事を選んで、日々楽しいこともあります。
でも大半はつらいこと、苦しいことの連続です。患者さんとの関わり、というよりは仕事場の状況が怖くて仕方ありません。
毎日朝7時過ぎには病棟に行って仕事が終わるのは21時ごろ。新人ですがすでにひとり立ちし、先輩たちと同じように業務をこなしています。毎日責任感とプレッシャーに押しつぶされそうです。
また覚悟はしていたのですが女社会、縦社会に心が折れそうです。医師に必要以上に気を遣ったり、先輩ナースの陰口に怯えたりして、なかなか気が休まりません。
ミスを連発している訳でもなく、時間はかかりますが仕事はこなせています。先輩方も優しくて熱心に指導してくださり、プライベートは楽しく会話してくださる方が多いので、職場環境的にはすごく恵まれてるんだと思います。
でもなぜだか精神的にいっぱいいっぱいで、睡眠薬がなければ眠れない、食欲がわかない、頭が働かないなど思うように毎日を送れていません。
最近はこの苦しさから逃れるためには死ぬしかないんじゃないか…と思うことが多くなりました。
実家の家族は優しいですが、優しすぎて負担をかけたくなくて相談できずにいます。それにつらいのは私だけじゃないし…と思うと周りにも言えず、抱え込んでいる状況です。
新人なんだしまだ半年も経ってないしつらいのは当たり前、とは思うのですが、正直もう限界です。ここで辞めるのは甘えだしこの先うまくいく保証もないし、と思って毎日仕事に向かいます。
精神科もかかりましたが新人なんだしよくあること、と片付けられ睡眠薬の処方で終わりました。もう本当に逃げ道なんてないんじゃないか…と、最近は泣くこともできず、毎日ぼーっと頭の中で考えています。せっかくの休みも、遊びに行くことなんてできずベッドの上から動けずにいます。
文章がまとまらず長くなりすみません。
この状況から抜け出すことって可能なのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
先輩方に甘えましょう…
尊いお仕事ですね…、仕事に貴賤はありませんが、本当に尊敬します…。
実は私の娘もあなたの後輩になろうと頑張っています。看護学校の2年生です。「いんせん」なんて言葉、私には意味も分からなかったのですが、今はちゃんと(多分?)こなしているようです。
人の命に直接関わる仕事ですものね…プレッシャーが掛からないわけはなく、むしろ軽々に片付けて頂いては患者の立場になる私には困ります。
といっても、ご相談内容からあなたは本当に真面目でいらっしゃるように感じます。
完璧を求めていませんか? そのことで御自身を苦しめていませんか?
出来ないことは出来ないのです…なら、助けてもらいましょう。スタッフも皆お忙しいでしょうから、直接に手助け頂くことは無理でも、具体的に尋ね、具体的なアドバイス頂きましょう。
相手にとって迷惑…かどうかはわかりませんよ。少なからずそういう顔をされる先輩もいるでしょうが、笑顔で「よく聞いてくれたね」と喜んで下さるお方の方が多いのではありませんか。
周りの方は、皆「人をすくいたい」という尊い志を持ったお方だと思います。そうでないと勉強して、実習積んで、国家試験に合格出来ないでしょう。あなたもそのお一人ですよね…。
あなたはまだ新人です。後輩が来るまでは「甘えて良い」んですよ。
もちろん、皆忙しいし、ご自分のお仕事で精一杯でしょう。
でも、そんな素敵な尊敬出来る先輩方も、皆 最初は新人だったのです。
どうか、御自身で完璧にしようと思わず、先輩を頼って下さい、教えを請うて下さい。
先輩の「もう仕方ないなあ」…そんな言葉を悪い方でなく、良い方に受け取って、甘えて、いっぱい学んで下さい。
そして、その感謝の思いをすべて患者さんに還元して下さい。
間違いなくあなたは必要とされています…辞めるなんて言わないで下さい…私からもお願いします。
御仏様、そしてハスノハ僧侶方があなたを支え下さいますよ。
最初は言い知れぬ不安を感じるもの
こっこさん、はじめまして。質問を拝読いたしました。
こっこさんは、今年の4月から看護師として病棟勤務をしているのですね。 人の心に関わる仕事がしたい、と看護師の仕事を選んだものの、大半はつらいこと、苦しいことの連続であり、仕事場の状況が怖くて仕方ないのですね。
私も医療職(薬剤師)を10年させてもらいました。病院で勤務したこともあります。
こっこさんは病院の雰囲気に飲まれてしまっているのですね。こっこさんが感じる「怖くて仕方がない状況」は体感としてよく分かります。病院は一種独特の場所ですね。
病院で医療職として勤務することは、最初は言い知れぬ不安を感じるものです。不安に飲まれてしまうのです。
ひとつ、こっこさんに試してもらいたいことがあります。
看護師の自分と、こっこさんとしての自分の、役割を明確に分けるのです。
勤務を終えて病院を一歩出たら、「看護師はおしまい」といいながら(口に出して)ひとつ手を打ってください。逆に勤務に入るときは、「これから看護師です」と言って(口に出して)手を打ってください。
こっこさんに自己暗示をかけるのです。いつまでも看護師を引きずらないよう、雰囲気に飲まれてしまわないようにしていきましょう。
質問者からのお礼
お二人とも、親身になってご回答いただきありがとうございました。