暖かい家庭に縁がない
私の実家は母親が冷たいというか…子どもに無関心で、小さいころからあまりかまわれた覚えがありません。主人に出会って、暖かい家庭があると知り目からウロコガ落ちる思いがしました。
私も幸せな家庭をつくりたい、母のようにはなるまい…と、必死で努力し暖かい家庭をつくってきたつもりです。
転機は主人の転職でした。お給料が安くなり単身赴任になるけれどもずっと希望していた仕事だったので承知しました。
しかし離れて暮らすことですれ違いが多くなりまた経済的にも厳しくなったため、主人といさかいが増えました。私も家計を支えるためにパートから正社員に変えてがんばることでストレスも増え、子どもたちにも苦労をかけて、主人のせいでこんなことに…と主人を恨む気持ちもありました。
そんななか長男が進学のために家をでました。それから気力がなくなりました。
周りの友だちはご主人やお子さんにかこまれ楽しくしているのに、あんなに暖かい家族を願った私には広い家ともうすぐ巣立つ娘しかいません。
でも主人の転職も長男の遠方への進学も私が最後の決断をしました。
私は選択する場面でいつも間違えたほうを選んでしまっているようです。
おたずねしたいのですが、暖かい家庭に縁がない人っているのでしょうか?
主人の実母は、娘二人が近所にすみ、お友だちもよく訪ねにきて心安らぐとても暖かい家庭をつくっています。それに比べて私の実家は夫婦二人だけでお客様もほとんどないさみしい家です。そんな家庭には絶対にしないと母を軽蔑しながら頑張ってきたつもりでしたが、結局同じことをしている自分がいます。つくづく暖かい家庭に縁がない自分がいやになります。
みんなが離れ離れになった今、とてもむなしい気持ちです。
暖かい家庭というのは必死で努力しないと得られないものなのでしょうか?私には暖かい家庭は縁がないのでしょうか?私の何がだめなのでしょうか?あれだけ嫌っていた母と結局同じことをしている自分のサガを呪いたくなります。
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隣の芝生は青いのです。
まるさん、こんにちは。
幸せな家庭を夢見たのに、他人の幸せな家庭のように作れなかったと感じているのですね。そんなにあなたの家庭以外全員が幸せな家庭になっているわけではありません。みんなそれぞれいろんな問題をかかえながら家庭を作っているのですよ。100%完璧な家庭って本当にわずかかも知れません。
そして幸せな家庭でも子どもは必ず巣立ちますから別れがあります。あんなに慕ってくれた息子も他の女性の元に行くのです。それは不幸ではなく生物の当然の宿命でもあります。今はその悲しみを慰めるためにペットをわが子として買う夫婦も増えました。あるいは趣味で第二の幸せを楽しんでいる年配者もいるでしょう。
みんな悲しみに負けないように努力しているのですよ。ほとんどの人が100%の幸せをもらっているわけではないのです。
是非、まるさんも家庭で感じる不幸せにとらわれるのではなく、自分自身で幸せを作ってください。ペットでもいいし、趣味でもスポーツでもいい。自分に打ち込めるものを作ると、幸せは家庭だけではないのです。
がんばって、幸せづくりを始めましょう。応援しています。合掌
本当に暖かい家庭が好きなのか?
頭の中で思い描いていた空想上の家族とは違う状態なのですね。
しかし、それで今の生活に支障はないのでは?
そもそも、あなたは本当に暖かい家庭が好きなのでしょうか?
また、来客をわずらわしいと思ったりはしないのでしょうか?
あなたが思い描くような家庭にするには、日々の積み重ねが重要だと思います。
しかし、それができる人というのは、別に意識的にそうやっているのではなく、それが楽しいからやってるだけでしょう。
結果的に、今の家庭は、あなたの性格に合っている、あなたにとって居心地良い、リラックスできる場所なのではないでしょうか?
質問者からのお礼
染川智勇様 不幸せにとらわれないで自分で幸せをつくる…という発想はなかったです。努力したいと思います。
願誉浄史様 その通りです。自分でもうすうす感じていましたが、ずばり当てられて大変びっくりしました。私は来客が少しわずらわしいですし、今の状態はさみしいですが、気楽です。
でも自分がそう感じるのは冷めた実家で育ったからで、自分の子どもに同じように育ってほしくない(もしかしたらもう遅いのかもしれませんが)…という気持ちがすてられません。
日々の積み重ねが必要とのこと…私には不釣り合いかもしれませんしあまり居心地のいいものではないかもしれませんが、もうしばらく悪戦苦闘したいと思います。
ありがとうございました。