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親鸞聖人の直筆の「南无阿弥陀」について

偉大な僧侶 親鸞聖人の直筆について質問させて頂きたいと思います。

親鸞聖人はとても達筆であると、小説や文献で読んだことがあります。

この前 知り合いの仏壇の中央にかけてある「南无阿弥陀」の掛け軸を知り合い宅で拝見しました。
下記のURLの掛け軸でした。

http://www.kouyu.info/SHOP/SS168000.html

誠に誠に失礼ながら あまり達筆でないような気がしました。
しかし向かって左側の「愚禿親鸞」の筆はとてもお上手です。

この書体にされたのには何か意味があるのではないかと思い 何かご存知の方がいらっしゃれば お教え頂きたいと存じます。

また なぜ「南無阿弥陀」ではなく「南无阿弥陀」なのでしょうか、なぜ「无」の字をお使いになったのでしょうか?

合わせてお教え頂ければ幸いです。
よろしくお願いします。

その他
有り難し 9
回答 2

質問投稿日: 2017年9月10日 23:55

回答は各僧侶の個人的な意見であり仏教教義や宗派見解と異なることがあります。答えは一つとは限りません。多くの回答(法施)からあなたの人生を探してみてください。
回答僧

鳳林寺

光禪

 「南無」は、昔のインドの言葉で、帰依を意味する「ナマス」「ナモー」の音写なので、「南無」の他にも「那謨」などいろいろな書き方があります。
 私は宗派が違うので、詳しくはわかりませんが、親鸞聖人は「南无」を使っていたよ、という事だと思います。またこれも推測ですが、当時は「ナム」ではなく「ナモ」と読んでいたかもしれません。

 「相田みつを」さんという方をご存じでしょうか?「にんげんだもの」なんて詩を味のある書で書いています。相田みつをさんの肩書きは「詩人」ではなく「書家」です。相田さんは独特のあの書体が有名ですが、書家ですので当然いろいろな書体を書く事ができます。その中で、あえて、心に響くようにあの書体を選んで書いていたとの事です。

 ですので、ご質問の書も、様々な書体から考えて考えて選んで書いたものと思います。
 「南无」が大きく書かれているのは「帰依します」の気持ちの大きさではないのでしょうか。
 「无」と「陀」の右ハネが力強く大きく取られており、アンバランスのようでバランスの取れた絶妙な書だと思います。

 ところで、匕デックス さんの「匕」は、カタカナの「ヒ」ではないですね?何か意味はありますか?

1年11ヶ月前

専門ではありませんが・・・。

まず、お名号ですが、確かにいわゆる「お掛け軸」の文字は小生もあまり達筆とは思えません。恐らく「書きなれていなかった」のでしょうか、バランスが悪いです。但し、上が大きくだんだん小さくなっているのを「下から見上げた時」字の大きさが同じように見えるように・・・、と説明する方がいました。一理あるかとも・・・。もう一つは、お木像の阿弥陀仏立像が少し「前かがみ」に作られているように、上を大きく書いて「前かがみ」に見せた、という説もあります。
なお『教行信証』の文字は、書道家によると、当時の流儀の一つにある書体で達筆だそうです。つまり、小さな字は書き慣れているためか、バランスも良く達筆で、大きな文字は不慣れで、あまり達筆ではなかった・・・という事かと(但し、ご真筆でない可能性もあるかと・・・)。
次に「无」ですが、親鸞聖人は「無」の文字は使っておられません。つまり、理由は解りませんが、一貫して「南无阿弥陀仏」です。なお晩年は「无」から「旡」に代わっております(点が着いています)。若い時か晩年かの筆跡鑑定の「目安」にもなっています。ちなみに「お掛け軸」のお名号は「南旡阿弥陀仏」ですので晩年のものだと考えられます。合掌

1年11ヶ月前

質問者からの有り難し - お礼

ご回答を頂き、本当にありがとうございます。
とても勉強になると同時に、それぞれの味わいがあり 心に感動として響きました。
「南無するという気持ちが南無を大きくさせた」、「あの書体で阿弥陀様を表している」お寺で法話を聴かせていただいた様な、ありがたい気持ちでいっぱいです。
 
光禪さま
私の「匕デックス」についてお答えさせて頂きます。
おそらく変換ミスかと思います。特に意味はなくミスなのですが、これを記に「匕」について調べてみましたら「匕」には「さじ、小刀、矢じり」などの意味がありました。
かっこいいような気がしましたので、このまま「匕デックス」を使わせて頂こうと思います。
鋭いご指摘で恐縮です。
光禪さまのご回答は秀逸で感動しました。
きっと素晴らしい鋭い洞察力を持たれた僧侶様だと思いました。
ありがとうございます。素晴らしいご縁を頂きました。感謝します。

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