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お墓について

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有り難し有り難し 16

親のお墓について質問させていただきます。
7年前、父が亡くなりました。父が病気になる少し前に、土建業を営んでいた父の会社の資金繰りがうまくいかず、自己破産せざるを得なくなり、何もわからないという両親にかわり、弁護士等の交渉や手続きを私と私の主人でおこないました。結果的に自己破産が完了する前に父は亡くなりました。そんな中、両親がなんの相談もなく、墓石屋に勤める母の妹のすすめでお墓を購入していました。そのお墓は母の実家の近くの公営墓地で墓地の名義は母の兄となっていました。当時、自己破産の手続きの最中で、自分達では購入できないため、兄の名義としたようです(今現在は兄は亡くなり、兄の息子名義になっています)。
私は一人娘で、娘がいますが、そのお墓に入る予定の者は母以外いません。母の兄の息子名義ですが、管理料は7年ごとに母が支払いをしているようです。母亡き後、私が生きてできる限りはその管理料の支払いをするつもりでいますが、私の娘にまでそのような負担を強いることはできません。
母の兄の息子名義であること、管理料を支払わなければならないこと、私の住む場所から少し遠いことから、母の元気なうちに2人用の簡易的な墓への移転を提案しました。父が生前気に入って買った墓なのに親不孝だというようなことを親戚から言われました。母は名義の変更(本来その名義人が亡くなったときしかできない)は親戚の人に頼んでするし(いつになるかわかりません)、移転するようなお金はないといいます。
母や母方の親戚とは考えがあわず、私は父が亡くなって以降、距離を置いています。母も76歳なのでもしなにかあった場合、手続きの面で親戚と関わらなければならず、名義が親でないことがすごく不安に思っています。
父が生前見て購入したお墓であるので、守ってあげたい気持ちもありますが、後先考えず、勝手に購入し、次世代に負担を強いる考えがあまり理解できません。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お母さんにとって、どのような気持ちで死を迎えるか、来世浄土を望むか、そういうことが経済的な負担よりもずっと大切なのではないでしょうか。
もしそう思うのなら、お母さんが生きている間はお母さんとお父さんの望むようにさせてあげてはどうでしょうか。
お母さんがこの世を旅立った後は、あなたやあなたの子の好きなようにされたらいいと思います。
経済的に負担が大きければ、管理料を払わないという選択肢もあります。その場合はご遺骨が合祀墓に移されて、墓地は更地になりますが、合祀墓にお墓参りに行くことはできます。
浄土に往生することは決定されたことですから、お墓が個人のお墓であっても合祀墓であっても構わないのです。
ただし、合祀墓に移すと後から個別に取り出せませんのでご注意ください。
なにより大切な事は、家族や親戚で助け合うことです。それが一番の供養だと思いますよ。
南無阿弥陀仏

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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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そこ(お墓)に仏教魂(こころ)があるかないか

多くの人はお墓を人の骨をおさめる箱のようなものであると考えておられます。
お墓をもって故人を敬い、供養をする。
そういうことは仏教ではなく、神道さんでもキリスト教でも新興宗教でも無宗教でもやるものです。
それでは仏教でも何でもないと思いませんか。
では、仏教として「お墓」とは何か。
お墓とはなにをするものであり、どういうものであるのでしょう。
本来は「仏舎利塔」がルーツです。
お墓、仏舎利塔とはただの箱ではなく、それを拝む方々が世の中に善玉菌を広める「菩提心」の塔なのです。
平たく言えば「供養塔を兼ねた善玉菌を世に広める誓願の塔」なのです。
日本人の仏教者にはその意識が少ないと思います。
世の中をよくしようという宗教心がなく、ただ単に自分の家の骨をおさめる供養塔という程度にしか思っていないことこそがお墓をお墓ではなくしている最大の悲しさであるように思います。
正直なところ、霊園業者には仏教心や菩提心はあるでしょうか。
実質が供養ビジネスの一環としてやっていることであって、そこに仏教的精神がなければ仏教のようなものであるようでも、似て非なるもの。
仏教精神そのものをこわしてしまうのです。
だからと言ってお寺でお墓を持てばよいということでもないと私は思います。

仏教行事であるのに、仏教心も宗教心も無くなった供養は死んでいます。
昨今、供養ビジネスが横行して日本仏教も仏教精神が破壊されてしまったという大きな弊害をこうむっています。
商業ベースに流されず、高額な管理料を要求してくる業者やお寺では結果的に生活に負担がかかるばかりです。本来守るべきはあなた方の生活や幸せであるはずです。そのための個人を敬い、仏教的精神のシンボルであるのがお墓というものです。
あくまでもお墓を持つということは仏教精神を各家庭で護持することであり、自分たちの事ばかりではなく、周りの人も心の苦しみを刺抜きする精神でもつべきものであるということを念頭においていただけることで、おのずからなすべき道がはっきりと見えてくると思います。
お金よりも生活。生きていくこと。ただ生きていくことより、人間性を大事にしたいと思う生き方。それが縁のある人たちとのかかわりが良い形で見いだされる供養塔というものです。
生活が大変であれば今の形を変えてお寺で手の届く形でご供養をお願いするとよいと思います。

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おきもち

「お墓」問答一覧

お墓参りについて

お墓について悩んでいます。 父が亡くなり、その後の相続が原因で家族関係が壊滅してしまいました。 相続の際、長男が「墓守をする、母の面倒を見る」と大口を叩き、強引に母や兄弟たちの相続分を奪い取りました。 しかし、一周忌を終えましたが、これまで長男はお墓のことも母のことも法事のことも一切何にもしていません。 母は長男に関わろうとしません。 なぜなら、少し何かを頼もうものなら「俺がこんなにやってやった!」といつまでもねちねちと偉そうに言われ、感謝を強要され続けるからです。 いわゆる俺様気質よりももっともっとタチの悪い性格なのです。 そのため母は長男と一緒に墓参りに行くのは嫌だと言います。 お墓は少し遠く、車で行かなければならないところにあるため、現在は私が母と一緒に月命日のお墓参りに行っています。 しかし、父は生前、墓守は長男がするものだと私に言っていました。 その言葉が引っかかっています。 父やご先祖様が安らかにいられるようにお墓参りをして綺麗に掃除して手を合わせたいと思う反面、 結婚して家を出て、相続もせず、しかも墓守を望まれていない私がやる事なのかと考えてしまいます。 他の兄弟は相続で揉めた後、実家と絶縁状態になってしまいました。 そのため私しかお墓参りをする者がいません。 相続で揉めなければこんなことにならなかったし、私がお墓参りをすれば長男が得するばっかりではないかと腹が立ちます。 もう私も放っておきたいとすら思っています。 純粋に父のためにお墓参りをすることができません。 しかし、父は祖父母の月命日にお墓参りを欠かさない人でしたので、父が寂しい思いをしているのではないかと感じたり、お墓が荒れていくのは辛いのです。 今後、お墓をどのようにしていったら良いのかわからず気持ちが落ち込んでしまいます。 本来お墓はどうしておくのが正解なのでしょうか 誰も手を合わせに来ないと可哀想に感じるのは私の考えすぎなのでしょうか

有り難し有り難し 2
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縁を切ったらお墓等は無縁仏になりますか?

母が癌になりました。 母が自分が亡くなったら夫と同じ墓に入れないでくれと言います。 とてもややこしい話なのですが相談させて下さい。 母は養子なのですが、叔母夫婦の養子として迎えられ育てられました。 既に叔母夫婦は他界しており、近所の寺の納骨堂に納めてあります。 実の親とは昔はたまに会ったりしていましたが、実の妹に嫌われており親戚の集まりなどはあまり積極的に参加しておりませんでした。 父は(私からしたら祖父)他界してますが母(祖母)はまだ健在しております。 多分、自分が癌である事やそちらの墓に入りたい事は伝えてません。 もし、断られたら骨を何処に納めたら良いのか分かりません。 出来れば自分の骨と叔母の骨も納骨堂から持ってきて、実の親の墓に入れてくれと言いますがそんな事は可能なのでしょうか? 私は納骨堂にある義理の祖父のお参りは、しないですし管理する気はないよと言ったら、無縁仏にしていいと言います。 納骨堂に入れてある義理の祖母の骨だけ取って祖父の骨を引き取らないと言う選択は出来るのでしょうか? また、他のお墓に移すことは可能なのでしょうか? 仏壇も今現在父方の父母と母方の義理の父母の為に置いてますが、仏壇もまた何か移すとか廃棄するとかできるのでしょうか? よろしくお願いします。

有り難し有り難し 20
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間違えて人様のお墓を掃除してしまいました

この日は朝から何故かソワソワがとまらず、気がついたら父の命日でした。 ここのところ気分が落ち込みやすく、鬱気味で、仕事以外は外に出る事がなかったのですが、何故かいつもの自分のようではなくハイテンションで躊躇すること無くソワソワしたまま導かれるようにお墓参りに行きました。 なんの疑いもなく、枯れていたお供えのお花を買っていったお花に差し替え、お墓の周りの雑草を抜いたり掃除をしていたのですが、ふと視線を上げたら、お隣の人様のお墓でした。 なんて失礼な事をしてしまったのかと震えてしまいました。 お線香をあげ、仏様にお詫びして、持って行ったお花はさげてきました。 その時は出来ることは、パニックでこれしか思いつかなかったのです。 後から考えたら、仏様に失礼な事をてしまった事はもちろん。 勝手にお花を処分したりお線香あげてきた事で御家族がお墓参りに来た時に、不審に思われるのではないかと、怖くて怖くて眠れません。 お寺の方にお話すれば良かったのかと思うのですが、お墓を継いでいる親戚の家族に苦情が行ってしまうのは、避けたいのでそれも出来ませんでした。 情けないのと不安とで動悸が止まりません。消えてしまいたいです。 父の命日を忘れていたり、普段の行が悪かったり、お墓参りも怠っていたのでバチが当たったのかも知れません。 どうか心を鎮めたいです。

有り難し有り難し 19
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お墓(納骨)について少し悩んでいます。

実は先に妻が気を使って相談をさせていただいた案件についてなので 内容がかぶってしまいますが、相談させていただきたいです。 30年ほど前、父は弟(叔父)と姉(伯母)の3人出資で祖父母の墓を立てました。 その後叔父はその墓に入りたいと親戚が集まる度に父や私(長男)にお願いを してきましたので、父は断らず了解しておりました。その叔父が数年前に病気で なくなり、その墓に入ることになりました。今年叔父の息子と法事の際話す機会があり、叔父の納骨時に叔父がかわいがっていた犬の遺骨も一緒に納骨して いたことを聞かされました。私の父はその時不在でしたので、母と私だけが その事実を知ることになり、母はショックを受けたようで「父にこんな事 絶対に話せない」と言っています。 叔父の妻が病気で叔父より先に亡くなって既に墓に入っており、その時も母は 叔父の妻が墓に入ることを(事情で)あまり快く思っていなかった事もあり 今回の犬の遺骨も入ってしまっていた事がショックだったようです。 母はお墓で祖父母が嫌がっているのではないか、こんな事になって 祖父母に申し訳ない、もう墓には入りたくないとまで言い出しています。 私としては、納骨してしまっている犬の遺骨を出すわけにもいかない でしょうし、なんとか母が安心できるように上手く話して上げたいと 思っています。つまり、遺骨は入ってしまいましたが、魂は別のところに いるよ、的な。両親は安心して墓に入ってほしいと思いますので、 どのように母に言い聞かせればいいのか、アドバイスをよろしく お願いいたします。

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ペットの骨を勝手に墓に納骨されました

主人の実家の墓について相談させていただきます。主人の父は姉と弟の3人兄弟の長男です。約30年前に3人で両親の墓を建てられました。5年前に弟、4年前に姉を亡くされました。 弟さんは連れ子のいる女性と結婚し自分の子はいませんでした。奥さんが先に亡くなり、自分で墓を建てずに両親の墓に奥さんを、将来は自分もと主人達に懇願しました。先日の弟の七回忌で、弟のペットの骨を弟の長男が勝手に納骨していた事が分かりました。骨壷に直接混ぜ入れたのか骨壷が2つなのかは分かりませんが、納骨式の時は気づきませんでした。 七回忌には義父は高齢の為か行きませんでした。主人と義母が大変ショックを受けていて、義母はとても義父には言えないと言います。義母は元々長男の墓に次男、次男の嫁を入れるのは大反対でしたが、最終的に優しさが勝ったようでした。それなのにペットの骨を無断で納骨し、悪びれもせずにそんな事を今になって言われて可哀想です。 私的には、ペットと墓に入るのは個人の自由ですが、ひとの墓に無断で勝手に納骨したのが許せません。 将来的には義父、義母、主人、私と墓に入り、娘が墓じまいということになるかと思います。その際、娘が困らないようにしておきたいのです。 義母と主人と娘の為に、今のうちに弟さんと弟の奥さんのお骨を今の墓から出す準備をした方がいいのではと思います。 弟さんの長男はこの墓に入るつもりはないとは思うのですが、、、。弟さんの長男の子も娘です。娘達の時代になると、一人暮らしや結婚などで土地を離れ墓参りしにくくなり、どちらの近くの霊園に移すなど揉めないかと心配です。 普段は現実的な主人が、仏教的に墓とは、、と色々調べて悩んでおります。どうすれば義母と主人の気持ちが救われるのでしょうか。よろしくお願いいたします。

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夫の家族と一緒の墓に入りたくありません

こんばんは。よろしくお願いします。 私は夫の家族が大嫌いです。付き合っていた頃からひどいことを言われ、それでも夫は別だと思って結婚に至りました。 結婚してから、私なりに関係性を良好に保とうと努力してきました。その甲斐あって結婚してから少しずつ関係性は良くなっていきました。 しかし先日、新年の挨拶を兼ねて会いたいと言われ、(コロナ禍でご家族や親戚とはリモートでしか面識がありませんでした)県を跨ぐ移動でしたが、行く機会がありました。 初めてお会いするし、いろいろな話ができるだろうと思ったのですが、終始家族だけの内輪ネタ、義兄夫婦の子供にべったりで誰も私に話しかけてくれる人は1人もいませんでした。やっと話しかけてくれたと思ったおじさんも聞いて欲しくないデリケートな話題を振ってきて誰もフォローすることなくゲラゲラみんなで笑っていました。 ましてや親戚や家族からは嫌味の数々。私のせいで旦那が変わったなどと、私にとってはトラウマになるくらいの最悪の一日になりました。 そこで受けた仕打ちが忘れられず、今でも思い出すと泣けてくるし、怒りが湧いてきます。 一番腹立つのは横にいて何にも言わない助けてくれなかった夫です。正直離婚もちらつきましたが、夫は本当に極度の人見知り+自分の母親の機嫌を損ねさせたらとんでもないことになるという恐怖もあり、何もできなかったのでしょうが、そこはやはり守って欲しかったし、どうしても気持ちを切り替えることができず帰ってきてから悶々としています。 結婚式の時も参加してくれる予定だったのに突然参加をやめる、もしこのまま結婚式をやるなら縁を切るなどと突拍子もないことを言われて台無しにされても目を瞑ってきたのにもう我慢の限界に感じました。 私はもう向こうの家族と関わらないし、たとえ誰かが亡くなっても葬儀に出席する気もありません。 前置きが長くなってしまったのですが、今一番気がかりなのは死んだ後に夫の家族と同じ墓に入りたくない、自分たちの墓を建てるにもお金がまたかかる。そうなる前に離婚して苗字を変える?でもいつ死ぬなんてわからないし、夫のことは嫌いにはなれないし。 仏教の世界では、死んだら嫁いだ先の人たちとやはり一緒になるんでしょうか? もしそうなら解決策はありますか?

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ