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身体の障害について

回答数回答 2
有り難し有り難し 18

お世話になりますm(  )m

生まれつきの障害や何かの

病気や不慮の事故によって

身体に大きな取り返しのつかないような

障害を持たれてしまった方の苦しみを

考えると気が遠くなってしまいます

自分に関しましては

身体こそ健康で五体満足ですが

生まれてから母親からの虐待

両親の不仲、学校での長年のイジメ

結婚でも( よくよく考えずに若い時に

結婚して大変な目にあいました )

離婚して子供を一人で20年

両親も頼らず一人で育てました

中々良縁に恵まれず

未だに一人です

子どもは五体満足の良い子で

成人して巣立っていきました

自分や子供は身体だけは健康に恵まれて

大きな病気もケガもせず

本当にそこだけは恵まれました

自分は職に関しましては仕事を転々としたこともあり

以前はとても苦しみましたが

今は落ち着いています

そこも恵まれていると思います

( ただ、そうなるまでは大変な思いをして

頑張って働いてきました )

簡単に言いますと

自分は環境には恵まれませんでしたが

身体だけは健康でした

この世の中には色々な方がおられて

今日は、まだ小学生なのに

交通事故で車いす生活になってしまった

男の子の話を読んでしまい

とても泣きました

とても可哀相で辛いです

もし自分がそうなったらと気が狂いそうです

生まれつき大きな障害を持って

生まれて来られる方も( 例えば乙武さん )

おられて

もし自分だったらとても耐えられません

自分はどうゆう心構えでいるべきでしょうか?

これからはボランティア活動なども

していきたいと思うようになりました

よろしくお願い致しますm(  )m


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ボランティアをぜひおすすめします

 ご苦労されましたね。
 障がいについては仕事柄様々な方と出会ってきました。
 ALS(筋萎縮性側索硬化症)の方は40歳代で発病し、徐々に筋力が低下し、最終的には自分の力で呼吸すらできなくなり、人工呼吸器で生活を続けられました。当然しゃべることはできませんからコンピュータによる意思伝達装置(ホーキング博士のと同じです)で文章を作り、コミニュケーションをとりました。彼はコップの水を見て「もう半分しかないと考えず、まだ半分もある」という前向き思考で行こうということが常でした。そんな彼は看護学生に自分の体で看護の仕方をメールで教えておられました。多くの関わりのある人たちにとってかけがえのない存在となりました。
 障がいは不便で不自由だけれど不幸ではないのです。ぜひボランティアをぜひお勧めします。感動的な出会いがたくさんあると思います。教わることや気づくことがたくさんあると思います。お互い様の関係を築くことが大切です。ただ、押しつけは関係を崩します。秘密を守ることも大切です。基本的なことは社会福祉協議会などのボランティアコーディネーターがご紹介できますから、お近くの社会福祉協議会でご相談下さい。

追記
 障がいのある人が明るいと感じるのは、ご自身の障がいを受容されているからです。途中から障がいを持つとその障がいをなかなか受け入れることができません。ショック→回復への期待→悲嘆→防衛→適応といったプロセスをたどってようやく受容できます。ALSの方も、最初は人工呼吸器を付けている自分自身が人に見られるのがいやで心を閉ざしていました。しかし、介護者である奥さんからの「外に出られないのは寂しいしつらい」という一言で気持ちを切り替えたのです。人は自分のことだけしか考えない思いから脱したときに強くなれると思います。

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有り難し
おきもち

35年ほど地域福祉の仕事をとおして様々な相談に応じてきました。浄土宗教師以...
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あなたは優しいお方ですね…

 あなたは優しいお方なのですね…本当にそう思います。
 そして、だからこそ障碍のあるお方のことを心配なさっているのですね。また逆に自分が障碍を負ったならと心配していらっしゃる…。
 これらは自分の意志ではどうにもならないことです。障碍だけでなく、老いも病も死も…自分でどうにか出来ることではありません。
 だからそれら身に起こることを素直に受け入れていく…受け入れることが出来たら苦悩は生じません。
 でも、なかなかそうは出来ませんよね…だから浄土真宗の阿弥陀仏は「それらを受け入れよ」とはおっしゃいません。そうではなく「私(仏)を依り処としてくれよ。任せてくれよ」とおっしゃいます。その言葉をそのまま頂いていくのが浄土真宗の御教えの根幹です。自分は障碍負いたくないという我が思い(執着)を離れさせる教えなのです。
 あなたは今後ボランティア活動に関わっていこうとお考えとのこと…本当に素晴らしいことだと思います。是非そうなさって下さい。
 障碍があっても不自由しないで、さらなる苦悩を背負うことなく生きていければ、別に障碍は問題にならないはずです。でも、実際は障碍があることで本当に生きるのがつらい社会になっています。そんな社会に誰がした…そしてそんな社会を構成しているのは誰だ…この私でした。
 どうか、ボランティアを人の為と思わず、御自身にとってより良い、住み良い社会を作るためと思って活動なさって下さい。
 私もなかなか上手くいっていませんが、ボランティアと名乗ることはおこがましいので、出来るだけのことは為していこうと思い、活動しています…共に頑張りましょう!

 

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

浄久寺
平井俊圭 様ご回答ありがとうございます!!

本当に仰る通りです
大きな障がいを持った方に限って
明るくてこちらが元気をもらったりすることが

何度もありました

その40代の方は本当に素晴らしい方ですね!!

自分はたまたま
最近馬と接する機会があり

そこで障がい者の方と
馬のセラピーの活動があることを知りました

自分がこれからそこで
ボランティアをしていきたいと
思いました

感動的な出会いがあると思うと
今からとても楽しみになりました

本当にありがとうございましたm(  )m

弘教寺
小林 覚城 様ご回答ありがとうございます!!

私は自分で言うのもなんですが(笑)

繊細で感受性が強いタイプで

優しい方なんだと思います

自分ではあんまりこの性格が好きではありません(笑)

疲れてしまう事が多いです

優しいと言って頂いて本当にありがとうございます

本当に生きていると何が起こるかわからないので

怖いです

しかし、不可抗力の事があるかもしれないのは

どこかで覚悟しておかないといけないと思います

しかし、本当に身体だけはどうか・・・という思いです

不思議なのですが

今まで私がお会いした重度の身体の障がいを

お持ちの方はとても明るい方ばかりでした

もし自分だったらと思うと気が狂いそうです

せめて自分にできることは

今人寂しいのもあって

ボランティアを通じて人とふれあっていきたいです

本当にありがとうございましたm(  )m

浄久寺
平井俊圭 様追記をありがとうございます!!

受容するという所までたどり着き
強く前向きに生きていくのに本当に尊敬しますし

私も身体の障がいはまだありませんが
自分の場合は心の問題なので
自分も同じように受容して自分なりに生きていきたいと思います

昨日思ったのですが
自分は身体こそ今までずっと健康でしたが
男性運が昔からどうしても恵まれません

自分の場合は「 これ 」なんなんだなあと
思いました( どんなに望んでも自分が真剣でもめぐり合いません )

もし仮に男性とうまく行っても
その方が亡くなったりした場合、自分は一生立ち直れないかもしれません

一番辛い別れは、お互い好き同士の死別なので
そこはまだ体験していません

自分を守るために
もう自分は1人でいて、後は友達を作ったり
趣味やボランティア活動に精を出して
精一杯楽しく充実した生活に

していくのが最善だと思うようになりました
本当にありがとうございましたm(  )m

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