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生きるのも死ぬのも怖い。

回答数回答 1
有り難し有り難し 31

最近早く楽になりたいと思っています。
高齢者を見ていると歯も無くなって食べることもままならず認知者が進んで介護され、自分もいつかそうなるのかと思うと怖くて早く人生終わってしまいたいと。

しかし死ぬことも怖くて、不安感が日に日に増していきおかしくなりそうです。
生きることも辛いですし死ぬことも辛い
起きていることがしんどくて、最近は長時間に寝るようになりました。

若くして事故や病気で亡くなった人を見ても不謹慎なことは分かっているのですが羨ましいと思ってしまいます。

長く生きている人はどうやって今まで発狂せず生きてきたのか不思議です。
考えすぎているのは分かっているのですが不安感が消えず辛いです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人間には忘れるという能力があります。その能力によって楽しい時や何かに専念している時は、歳をとることや死ぬことを忘れることができるのです。
ですから、今あなたがやるべきこと、やりたいことを見つけ、それに専念するのです。楽しむのです。そうすれば、専念している時、あるいは楽しんでいる時は忘れることができるでしょう。
また、実際に歳をとった時も、若いときにやるべきことはやった、やりたいことはやった、と思うことができたなら、認知症だろうと介護だろうと受け入れることができるのではないでしょうか。
また、死ぬということについては、死は眠ることではありませんし、無に帰ることでもありません。浄土宗的解釈では、死後は極楽浄土に行って阿弥陀様の元で修行して仏様になるのです。
ですから、死が頭をよぎり怖くなった時は、阿弥陀様の名前を呼んでください。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏と小さな声でいいです。阿弥陀様は名を呼ぶ人全てを救うと誓われたのです。
あなたが死の憂いから解放され、今をしっかり生きることを願っています。

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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。
忘れることができるほど没頭する趣味を見つければいいのですね。
漠然とした不安感は毎日のようにありますが、
それを克服できるほどの何かを見つけられるよういろいろとやってみようと思います。

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