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身体と心の限界

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私は2歳と5歳の男の子が2人います。
二人とも程度のそれぞれ違う発達障害があります。

上の子はまだ言えば分かるのですが、下の子は年齢的に仕方の無いところもありますが、発達障害も加わり非常に育てにくいです。

今回相談したい問題はそこではなく、子供たち2人を、今流行りの…ではないですがワンオペ育児でみていてツラい事です。
転勤族のため頼る所はありません。

夫は朝7時半~夜は21時頃帰宅の毎日です。
休みの日は自分のことばかり(テレビ、読書、外出)で、子どもたちと遊ぶ姿がありません。

夫も休みなので体を休めたいだろうな…とか色々としたい事があるんだろうというのは解ります。

ですが、私も朝から晩まで毎日子どもたちと一緒で息付く暇もありません。子どもたちの遊び相手をすれば洗濯物の山だし、洗い物も溜まります。

私の要領が悪いのもあると思います。
家事をして欲しいとは思いませんが、せめて子どもたちの相手をしてくれたら、その間に家事が出来るのに…と毎日思います。

これまでにも何度となく夫には言いました。でもその場限りで、しばらくするとまたいつものように戻ります。
ストレスが溜まるせいか身体の不調も出てきて、現在通院もしています。

イライラする自分にも疲れるし
言っても分かってもらえない夫にも疲れます。
毎日どうすれば楽になれるのか…と悪い事まで考えてしまいます。

心が楽になれば体も楽になる気がします。
何か前向きになれる考え方は無いでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

思い切って最初から期待しない

人間、覚悟ができるとその状態で何とかやろうと思っちゃえるものです。
どこかに旦那さんがこれやってくれたらなぁという気持ちがありませんか?
実は💀その期待や気持ちが起爆剤になっているのです。
はい。
これからも、やってくれません。
絶対に絶対に手伝ってくれません。
まず、そう思っていることです。
もう、いっそシングルマザーになったと思いましょう。
もしくはご主人が自衛隊に入って2か月ぐらい帰ってこない人だと思いましょう。
そうでないと、期待が外れて毎回毎回凹みます。
万が一、やってくれたらご主人が聖人に見えます。雪が降るかもしれません。
人生って、他人には期待できないものです。
私も仏教業界で他人に期待してきていつもがっかりしてきました。
自分でやるよりほかにないのです。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

ありがとうございます。
夫がいない人だとする所の文章を読みながら
思わずフッと吹き出してしまいました。

実はこれまでにも
何度か「期待しないでおこう」と思った事はありました。

でも私の覚悟が足りなかったのか
同じ空間にいて視界にいる人を
いないと思う事が出来ず度々挫折していました。

今日から気持ち新たに
期待しない生活を始めてみたいと思います。
お忙しい中コメント下さりありがとうございました。

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