亡くなったおじいちゃんに見せたかったものがあった
先月、おじいちゃんが亡くなってしまいました。最後に手を振って、歌を苦しみながらも歌ってくれたこと(おじいちゃんがどうしても私に聞かせたかった歌)を思い出すと涙が出てきますおじいちゃんは今、どこにいるのでしょうか?見えないけど近くにいるのでしょうか?
私は見せたいものがあったのですが、亡くなる前に見せ損ねてしまいました。おじいちゃんは画家で、私は絵を描くのが好きで最後の最後までおじいちゃんはボケなかったので私が描いた犬の絵を見せたのですが、もう一つ見せたかったものがあったのを最近思い出しました。それをどうやったら伝えることができるでしょうか?とても後悔してます。
家ではたくさん話すけど外では全然話さない癖がついてしまいました。(とても人見知りです)
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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お祖父さんは側に居て、作品を見てくれていますよ
大丈夫ですよ。お祖父さんはちゃんと見て下さってますよ。
お祖父さんはお葬式で菩提寺のお寺さんから御戒名を戴いてお見送りされたと思います。御戒名をいただくというのは、仏様のお弟子さんとなったということです。仏様のお仲間になったということです。
仏壇に本尊の仏様をお招きする儀式をする時に下記のような意味の言葉を唱えます。
「仏様というのは、この世界に満ち満ちており、すべての人たちの目の前に現れています。(我々が先祖のことを思い出したり悩み事で心がくじけそうになったりして)何かに神仏に頼ろうとして手を合わせようとする時があります。また(見えざる大きな力によって守られ支えられていることに思わず「お陰様」と言うように)感謝や供養の心を抱く時があります。このように仏様はいつも我々の側に居て下さり、あらわれないということはない。」
お祖父さんの御遺骨はお墓の中に納められ、更に極楽浄土に居る、という説明される場合も多いと思います。でもね、本当はいつでもあなたの側に居ます。あなたがお祖父様を思い出す時、いつもあなたの側に居ますよ。日本人の民俗的霊魂観的にみても、このように受け止めることが一番妥当だと思います。
敢えて作品を実際に見せる場所を具体的に示すとしたら、お仏壇が一番良いと思います。