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母が心穏やかにすごす方法とは?

回答数回答 2
有り難し有り難し 23

80歳近い実の母のことでご相談します。
私とは「スープの冷めない距離」
私の自宅のすぐそばに父と二人暮らししています。

母は愛情があり、やさしい、面倒見の良い一面もあるのですが
昔から厳しい人でした。
母のしつけもあって、私はまじめであると評価され
今まで生きてきました。

その母が、最近特に怒りっぽくなり、悩んでいます。
ちょっとした世間話をしていて
急に私のことを怒り出します。
今日も、ある公共事業に対して
裏方のスケジュールが超過密であること
工事も急な予定変更で突貫工事を行っているなど
私が見聞きした事実を話しただけで
「昔からそんなの日常茶飯事だ」
「それでもみんななんとかしてきたのだ」
「おまえは世間知らずだ、わからずやだ」と
私を急に非難し、ひどく怒り始めました。
私はただ、現状を話しただけで
私を怒ることでもない、どうでもいい話なのに
なぜ母がひどく怒るのか理解できません。
確かに昔から理不尽なことはあるでしょう。
そのくらいは私だってわかるし
母が言うことを否定するつもりもありません。
また、私の考えが甘い、私が世間知らずと言いたいならば
怒らなくても別の言い方があるのではないか?
と思うのです。

いつもこんな調子で
何かにつけて私が批判され、怒られます。

もうひとつ。
母は母の姑(私の祖母)、小姑(私の伯母、叔母)との過去を
何度も繰り返し話します。
それだけ悔しい思いをしたり、いじめられたのだな…と
母の気持ちもわかりますが
気の毒なのは父です。
父はそのたびに
「助けてくれなかった、味方になってくれなかった」と
母からひどく非難されます。
もうどうしよもない過去の話なのに
何度も、何度も
毎日のように。

まず、母。
私や父を責めたり、怒ることは
母にとっても不幸だと思うのですが
どうしたら気持ちを落ち着けてもらえるでしょう?

そして私と父。
すぐに怒り出す母を相手にしていると
とても切なく、悲しくなります。
こちらは何も母と言い争うつもりはないのに
母が一方的に言葉でののしってきます。
どうでもいい話題で。
どうしようもない過去の話で。

父と私が自分の心を守るために
どうしたらいいでしょう?

教えてください。
よろしくお願い致します。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

一家で精神性、人間性を向上させる。

①「怒るらないで聞いてくれるのなら話すけど…」
から始めることです。
人には執着の心がありますから、その執着を外してから話を始めるということをすることです。 
母親が怒りっぽいことを問題にして苦しんでいるのはあなたなので、ぶっちゃけこれはあなたの問題なのです。お母さんは怒ったり、当たり散らすことでさほど自分ではそれが困っていないから平気なのです。残念ながら。だから、その「言い方」を改めさせるためにも、前置きを丁寧にしながら話を進めて、怒ったりした時に「あ、ほら、怒らずに聞いてね♡」と柔らかくなだめながら話をしてください。数回続けていくと変化が生じます。

②会話をしていまだ抜けないとげを引っこ抜いてあげることです。
それはあなたが司会者としてのつとめ。
・お母さんはいつになったらお義父さんをゆるすの?赦す気がないの?
・だとしても、いつまでも過去のことを責め続けていくのは、周りとして聞いていてもとても不快で、イヤな気持ちがする。
・お母さんもつらかっただろうけど、そのことを口にするたびに周りもとっても嫌な思いをしているってことわかる?
・怒ったり、おとうさんを悪者にして責めて今まで心が本当に救われたことがある?
そこから始めるお母さんとあなた方の人間性向上大作戦です。
人間は大人になったからって大人とは限りません。
人間性はいくつになっても自ら向上をつとめるべきことです。
仏教ではそれを菩提心と言います。
お墓を立てる、位牌を持つということは各家庭で精神的な向上「菩提心」を持つということなのです。
仏教とは、人間が最高最上の人間になる道です。
それを求めず人間性が向上するわけがありませんから、向き合うべきことには向き合わなければいけないのです。
子供が親を導かなければいけないことは大いにあります。

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有り難し
おきもち

一度お伝えなさってみても良いと思います

拝読させて頂きました。
お母様はいつまでもその自分が受けた仕打ちに対して恨み憎しみお怒りなさっておられるのでしょうね。その仕打ちが余程酷かったことなのかとも思います。そして今でもお母様の心の底に深い傷を残しておられるのでしょうね。
とはいえあなたもお父様もそれを聞かされるのは大変辛いことでしょう。
あなたのお気持ちお察し申し上げます。
お母様の心の底に深く渦巻いているのは人の煩悩ですよね。怒りの炎や愚かな悪意が満ち溢れているのでしょう。
あなたがおっしゃる通り過ぎ去った過去を蒸し返してもそれは決して報われることでもありません。まして余計に己れの心をおとしめることになりますからね。そして逆に自分が周りに害悪を撒き散らしているのですから始末が悪いことになります。
恨みや憎しみの連鎖は決して人も自分も幸せにはしません。
本当ならばそのこともをお母様に理解なさって頂きたいと思います。いかに自分が愚かであるか、そのような毒を捨て去らないと自分も周りも幸せになれないことをわかって頂きたいですよね。
一度はしっかりと冷静にそうお伝えなさっても良いのではないでしょうか。
それはご本人の為でもありますし、周りの皆さんの為でもありますからね。
ただ現実的になかなか素直に聞いてくださるとは思えませんけれどもダメ元でもタイミングを合わせてお話なさってみても良いと思います。
人は本来ならいくつになっても勉強です、愚かな自分を理解することは本当に大切な人生の勉強ですからね。

お母様がそのように受け入れてくださり、あなたも皆さんも共にお互いを尊重なさってくださいますようにと心からお祈りさせて頂きます。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

一向寺 Kousyo Kuuyo Azuma 様

ご回答ありがとうございます。
お察しのとおり、祖母、伯母(伯母)たちは、母にひどいことをしました。
母がそれを話すことで、母の気持ちが軽くなれば…と
私も母の話をきいてきましたが
その話題になるたびに父が非難されるのは耐えられません。
父は穏やかで、まじめな人です。
過去のことで父を責めるのはやめてほしいです。
過去を思い出し、再び恨みや憎しみを爆発させるのは、母にとっても不幸なのだと
母に、やんわり話してみます。
両親ともに80歳近くなり、あと何年生きられるか…なんて話もしています。
これからは二人仲良く、心穏やかにすごしてほしいです。

私も今まで辛いことを経験しました。
でも母の姿を見て、自分はそうなるまい…と心に決めています。
たまに昔話で愚痴を言うこともあるでしょう。
でも、恨み、憎しみは言いたくありません。
幸いなことに、辛かったこともいくつか忘れかけています。
それほど今、抱えている問題が多いのです。
今に一生懸命で過去の嫌なことを忘れる…
それでいいのだと思います。

がんばってみますね。
ありがとうございます。

安穏寺 (天岑寺)   丹下覚元(たんげかくげん)様

ご回答ありがとうございます。

①について
今日も早速、母のパンチ(怒り)をくらってきました。(笑)
なんでもない会話が発端で。
そうですね、母の心は何も傷ついていません。
そして、自分の言動で娘である私がどれだけ傷ついているか、無頓着です。
ちなみに母は、他人には怒りをぶつけません。
相手が私だから「何を言ってもいい」という感じがします。
でも私だって、怒られる、怒りをぶつけられるのは辛いです。
「怒らないで、聞いてね」
これからは呪文のように話してみます。

②について
娘の私が母を導く。
そうですね、私の立場だからできることかもしれません。
それとなく、やんわりと。
「父のことは絶対赦さない」
母はいつもこう言います。
「でも赦さないかぎり、お母さんも地獄からは抜けられないのですよ」
そう話してわかってもらえるかどうか…。
普通の会話でも論点が食い違って
(なぜか、とんでもないところで母がムキになって怒り出すのです)
冷静にお話できないことも多いので、不安です。
なるべく母が穏やかなときに、静かにお話してみます。

母も、悪い人ではないです。
それどころか、正義感が強い、愛情深い人です。
私がピンチのとき、何度も助けてくれました。
そういう時はとてもやさしく、温かく、
母にとても感謝しています。
ただ、最近、歳のせいか、母は頑固に、怒りっぽくなり
特に過去についてはひどく怒りをぶちまけるのが悲しくて
ご相談しました。
一方的に母から非難されていた私ではありますが
一度冷静になって、母に語りかけてみます。
ありがとうございます。

一向寺   Kousyo Kuuyo Azuma 様

安穏寺 (天岑寺)   丹下覚元(たんげかくげん)様

すみません、お礼のコメントのレイアウトがよくわからなくて
お礼が2つつながったように表示されてしまいました。
読みにくくて申し訳ありません。

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