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寺院の変化

回答数回答 3
有り難し有り難し 33

かつて寺院はどんな小さい地区にもあり住民の中心の存在であったと思います。
そしてそこでは信仰のほかに住民の学び、憩い、集い、経済そして避難の場所としてとても大切な場所であったと思います。
だからこそ寺院そして仏教が身近なものであったと思います。

しかし今の寺院の多くは葬式などの儀式だけの場所となってしまっていると思います。でも私はいまでもたくさんの人々が仏教の生きた言葉と働きを求めていると確信しています。だからこそ時代に即した形で寺院が変わり、再び人々が来やすくなる場所になる努力をしてもよいのではと思います。

僧侶の皆様も努力されていると思いますが、どうお考えでしょうか?


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

そのような志を持つお寺が結集しつつあります。

「未来の住職塾」という超宗派の僧侶の勉強会が、
数年前から発足しております。

下記のサイトをご覧頂ければ、
そのようなお寺が見つかります。

http://mytera.jp/

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おきもち

 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生まれ。山形大学理学部卒業後、証券会社で勤務。30歳で脱サラし、親戚筋の超覚寺に入寺、45歳で住職継職。  遺族の分かち合いやお悩み相談などグリーフサポート活動を続け、お寺の掲示板による法語伝道にも尽力している。カープ坊主の会会員。
こちらに法事が入っていなければ、ご希望の日時に相談させていただきます。 想いを吐き出しても、あなたの環境は変わりませんが、あなたの気持ちは変わっていきます。 どうぞ安心してお話しください。

社会の変化

おっしゃる通りと思います。

 私はこのhasunohaを通して、寺院や仏教が身近になって欲しいものと思っています。まただからこそhasunohaで回答を続けています。

 さて、かつては、会合をしたりイベントを開くことのできる広い場所はお寺しかありませんでした。ですからお寺が信仰と共に人の集まる場所になっていました。
 今はどうでしょう?会合をやるなら「あの店で一杯やりながらにしよう」とか、娯楽でも、映画館やコンサートホールなど立派な建物ができ、カラオケボックスができ、パチンコ店があり、人が集まることができてもっと楽しい場所が他にいっぱいできてしまいました。お寺の「人の集まる場所」という役割は終わったのかもしれないと考えています。また目新しい事をして人を集める事が果たして信仰につながっていくのか、と疑問を感じているのが私の考えです。

 でも悲観しちゃいけない。これからのお寺は、信仰の場としてお寺の人(僧侶など)が参拝者ひとりひとりに向き合う姿に変わっていくと考えています。例えば今、「ご朱印」がブームになっています。「スタンプラリーだ」と批判の声もありますが、様々な人がお寺に来て、ご本尊さまを拝み、境内の空気を吸って、心が安らいだ表情を見ると、現在のお寺のあるべき様子がここにあるのではないかと感じます。これからはもう一歩進んで、ご朱印やお参りに来た方ともっとお話をしたりできるようになるといいなぁと思っています。そういう意味では時代に即すような努力をしていると思います。

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おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoha回答僧登録。 好きな言葉は「和顔愛語」。和やかな顔と思いやりの言葉という意味です。曹洞宗開祖道元禅師は、愛語には世界を一変させる力があると仰っています。回答には厳しい言葉を入れることもありますが、相手を思いやる気持ちがあってこその言葉と捉え、受け止めていただきたいです。 ※質問の答えについて、話の大筋は変えませんが、投稿してから誤字脱字を直したり、内容をよりわかりやすくするため、若干加筆修正することがあります。ご了承ください。 ※「お礼」は必ず拝読していますが、それに対して回答の追記は原則しないことにしています。ご了承ください。 ・回答する件数は減っていますが、ほぼ全ての質問とつぶやきに目を通しています。
話すのが苦手なので、原則不可とさせていただいています。どうしても!という場合は運営さんに問い合わせてみてね。

ご意見ありがどうございます!

おっしゃる通りです。
二の句がでません。
お寺はだれのものでもありません。
みんなのお寺です。
育の場、学びの場、
信心を通じて僧侶を含めて、
関わる全ての人々に、
心の安寧を与える場だと思います。
しかしながら現実にはー、
儀式の場、葬儀中心にお寺に
なっているとのご指摘ごもっともです。
他方、お寺の維持管理には、
多額の費用を必要とします。
そうしたら費用を賄うためには、
どうしてもお布施にたよらなければ
ならない懐事情もご理解ください。
愚拙は、できる限り、
本来お寺が果たしてまいりました、
社会的機能であります、
寺子屋、フリースクール、勉強会
駆け込み寺、シェルター
の機能を果たすべく、
心を新たにしてまいりたいと
思いました。
ありがとうございました!
南無阿弥陀仏

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おきもち

個別相談可能
浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向きに楽しく愉快に生きていくためのヒントを自分自身も考え続けながら、また少しでも皆さんのお役に立てればと考えています。できるだけ、わかりやすく簡単にお答えしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。現在も整骨院をやっていますが、医療福祉関係の仕事に長年従事してきました。他に、知的障がい者施設の仕事に関わらせていただいています。また、イジメや引きこもりなど子どもたちのために何かできることがないか、現在模索中です。フリースクールをお寺で開講予定しています。仏教特に浄土学は死ぬまで研鑽だと思っていますが、居眠り専門なのが、課題です。

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