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人を傷つけてしまい、過去を引きずっています

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私は、SNSの青い鳥で、趣味のアカウントがあるのですがそちらの方で仲良くさせていただいていた方々から縁を切られてしまいました。

原因は私にあり、急に機嫌が悪くなったりしてTLの雰囲気を乱したり、チケットが外れ心に余裕が持てず暴言を吐いてしまったり、その方々からの優しさを無下にしてしまったりと、今考えるだけでも最低な行為をしたと思います。

この方々とはとても親しい関係にあり、LINEでも繋がっていて、このような行為をしたことを後悔しました。

このことを全てひとりひとりに謝罪し、(メールで)ひと段落つき、縁を切られました。

このことは、全て自分が悪いことです。

私が悩んでいるのは共通の友人がいて、その友人たちがTLでその方々と仲良さそうにしているのを見るとつらくなってしまいます。

その時の自分の過ちがフラッシュバックしてきて、とてもつらいです。

自分のしたことの代償はそれほど大きいということなんだ、と理解はしています。

その共通の友人達とはしばらく疎遠しようか考えていますが、彼らは何もしていない(でも私が何をしたかは知っています)ので、それはどうなのか
と思うところもあります。

表でも仲良くしていてくれても、裏で「実は…」と私のことを良くないように言っているのを見てしまってからこの人はもう私と関わりたくないのかな、など思ってしまいます。
しかし、表では本当に普通なのでこのまま友人を続けていいのか、迷っています。

全ての関係を終わりにして、その過去をなるべく思い出さないようにすべきなのか、それは自分勝手でこのまま背負って生きるべきなのか、迷っています。

長文失礼しました。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

❝不妄語戒(ふもうごかい)❞を守りましょう。

SNSでは本音が出てしまい、悪口を言ったり、冷やかしたりして、つい調子に乗りがちです。後で「しまった」と思っても、消し去ることはできません。仮に書き込みを消去しても、相手の心の中に入った「言葉」までは消せません。ですから、冷静によく考えながら応対しなければ、自分も相手も傷つき、取返しの利かない状況にもなります。
仏教では❝不妄語戒❞と言って《①妄語(もうご);ありもしない言葉、うそ、いつわり ②綺語(きご);飾り言葉、お世辞、おべんちゃら ③両舌(りょうぜつ);二枚舌、相手を仲たがいさせる言葉 ④悪口(あっく);わるくち、他人を貶(おとし)めたり傷付けたりする言葉》を止めなさい、と教えています。恐らくこれらが複雑にからんで、縁を切られたのでしょう。
しかし起きたことを後悔してもしょうがありません。
〈全ての関係を終わりにする〉必要もないですし、〈このまま背負って生きるべき〉というほど深刻な気持ちになる必要もありません。あなたが一回り成長して、本当の友達は誰なのか、を見極める力が備わってくれば自ずから答えは出てくるはずです。
「不妄語戒」を考えながら、相手を思いやる気持ちを育んで下さい。合掌

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

大塚 芳明様

お早い回答ありがとうございます。
「不妄語戒」という言葉を人生で初めて知りました。
まさに、今の私にぴったりな言葉で、知ることが出来て良かったと思いました。
極端な考えではなく、時間をかけて、自分の見極める力を育てていこうと思います。
気持ちが焦っていて、極端な考えになっていましたが、大塚様の回答を見て心が落ち着いてきました。
「不妄語戒」の教えを胸に刻んで、相手を思いやる気持ちを育て、自分の成長へ繋げようと思います。
本当にありがとうございました。

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