離婚すべきか
再婚者です。再婚者との間にも子供がいます。
家庭では業務連絡のような上辺だけの会話はありますが、夜の夫婦生活のような緊密な関係はありません。
結婚は2度目です。仕事が医師ですので、それなりの収入とステータスはあります。妻たちは二人とも、経済的なことと世間体だけをみて結婚生活をしてきたように感じています。
愛情とか思いやりを感じる人間関係ではないのです。優しくスキンシップだけでもと思ったのですが、完全拒否です。まるでATMのような存在です。自分を嫌っている妻と一緒に暮らすのは苦痛です。
ただ、離婚にしても別居にしても子供には罪がないので不憫でなりません。
子への慈悲を優先させるか、愛別離苦の妄執を捨て去るべきか悩んでいます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「離婚しなさい」というのは簡単なので
精神的にしんどい仕事をして、帰ってもそれじゃ辛いですね。
離婚しなさいと言うのは簡単ですので、ここでは言いません。
さて、今の家庭内に笑顔はありますでしょうか。
…NOでしょうかね。
完全拒否、自分を嫌っている妻。
なぜ、嫌っているのでしょうか?
きちんと対話はされましたか?
私がある上人から言われた台詞があります。
「坊さんは人を救う仕事だ。でも、まず自分の家族すら救えないようじゃ他人を救うなんてできん。まずは家族を幸せにしろ」
家族って、当たり前すぎる存在がゆえに、ついつい蔑ろにしがちです。
当たり前の対義語は「有り難し」です。
お医者さまなので「ありがとう」と言われることは多いでしょう。
でも、意外と言うことは多くなかったりします。
どうでしょうか。最近奥さんに「ありがとう」と言ったことを思い出せますか?
別れるのは簡単ですが、今もしそのまま別れても
ただ冷えた家族関係と可哀想な子を残すだけになってしまいます。
これはまたある方のアドバイスですが
「家族にはありがとうを1日10回は言え」
言い続けることによりどうなるか?
家族がだんだんありがたくなっていくんです。
ちなみに、私もこれを実践しました(笑)
効果を感じるまで1年はかかりましたが、確実に自分が変わった気がしました。
人生は修行の場といいます。
自分に冷たい妻なんかに「ありがとう」を言うのは、最初は苦痛かもしれません。
でも冷えた家庭を温める言葉はこれです。
最大の修行かもしれませんね。
質問者からのお礼
日顕さま、ご回答いただきありがとうございます。
日々、人生は修行の連続ととらえて生きてきました。でもまだ、自分が甘かったのかもしれません。過去には家族がいるだけで幸せという時もありましたが、今ではそれも苦痛でしかたありません。
妻への「ありがとう」の言葉は、自分でも心がけてきたつもりでしたが、まだ足りないのかもしれません。朝はまだ妻子が寝ている暗いうちから出勤し、夜、帰宅後に発する言葉は「ただいま」、「いただきます」、「ごちそうさま」だけでした。家族との時間は睡眠時間を除くと毎日2時間程度でしょうか。妻は家では私をさけていて、すぐに他の部屋に行ってしまいます。ですから会話はめったにないのです。「ありがとう」の言葉を言うタイミングさえみつかりません。
今は、自分を見つめ直すという意味でも、別居にふみきりました。
金や物や子、そして自分の虚栄心に執着している妻と暮らすよりも賢明と判断いたしました。
財産はすべて妻子に渡す予定です。元妻との子供たちへも、養育費として10年以上にわたり仕送りもしてきたのです。私には物欲は消滅しています。
日顕さま、私はこれからも世俗の中で修行を続けたいと思っています。
そして、少しでもお釈迦様の教えに近づきたいと願っています。
本当にありがとうございました。