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イライラを鎮める言葉を教えてほしいです。

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有り難し有り難し 25

初めて書き込みさせていただきます。長文になります。
現在、悩みというか、自分で抑えられない苛立ちがあり、悩みの解決策よりも心を鎮める方法が教えてもらいたく質問いたします。

①主人の両親の面倒はどこまですべき?
現在、80歳前の主人の両親と2世帯で住んでいます。昨年私の実家の土地に新築し、呼び寄せました。主人が大変に親離れできないため、近くにいたほうがお互いのためだと思い、決断しました。
なぜか嫁いだはずの主人の姉が同居することとなり、一緒に住んでいます。もちろん家賃は誰からもいただいていません。

以上前提ですが、同居の義理の姉は、無職ですが、家事炊事など家のことはほとんど手をつけません。義父母の病院の送り迎えはやってもらっています。そこで、私はイライラしてしまうのです。

厳しい状況の会社を経営していますので、ひたすら働いています。そのことは苦ではありません。ただ、一日中自由に趣味に没頭している義姉を尻目に、あくせくすることに苛立ってしまうのです。じっとはできないたちなので、家事や給仕することが嫌いなのではないのですが、自分でも原因がわからないほどイライラします。

②主人の発言にどうすれば我慢できる?
①状況のなか、主人が帰宅するのですが、ほぼ毎日、主人の発言に発狂しそうになります。本人はまったく意識していないはずですが、私には、食事が足らない、両親の面倒見が悪い、掃除に不備があると意図しているように聞こえます。被害妄想かと思いますが、言い方に我慢できなく怒ってしまいます。
また、主人は子供がほしいといいます。しかし、現在主人の娘の養育費を支払い中です。私は以前より子供はできにくいらしく、授かったことはありません。仕事、これからもっと手間が増える義両親、養育費、そんななかで子供がほしいと呑気な風貌に腹が立ちます。

私は、すでに身内はいなく、主人が唯一の家族です。だから、無碍にしたくはありません。義両親のことも、自分が親孝行できなかったぶん、この人たちに孝行しようと思っています。

私自身が、心穏やかに①②を受け入れることのアドバイスがいただけると幸いです。

乱文失礼いたしましたが、よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたが大人になるほかありません

あなたはとてもよく頑張っておられます。
あなたが救われるためには、ご「自分」という部分を捨ててください。
自分と義姉を比べることをやめてください。義姉さまがやったことについては感謝してください。
義姉さまのことも病院の送り迎えをやってくれてありがとう。という気持ちで接してみてください。
「自分はこんなにやっているのに」という思いはそっとしておきましょう。取り扱わないようにしてみましょう。

旦那様についても、やっている事実に感謝のみを伝えてみてください。「お仕事ご苦労様。」とか、ちょっと手伝ってくれたときに、「ホント助かるありがとう。」と事実のみを捉えてください。ご自分がたつと、事実がねじ曲がって見えてきます。本当は嫌みは言っていないのに、あなたにはそう聞こえてしまう。そこに「あなた」という自我がたってしまっているのです。「あなた」ごしに見ないでください。そこからは苦しみしか生まれません。

笑顔や温かい言葉は、温かい人間関係を作ります。
感情的な言葉や行動からは、マイナス以外生み出しません。

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有り難し
おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す...
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オッケー如来を呼び出して、鼻歌混じりに作業

その状況では怒りたくなるのも仕方ないでしょう。
子育てについては、児童手当もあるし、子供の生活費くらいはなんとかなりますよ。

怒らないのは難しいですが、たとえば、もしもあなたが仏様のような慈悲と智慧(能力)を持っていたら、とイメージしてはどうでしょうか?
仏様があなたの立場だったら、怒らずに、しかも能力が高いから仕事も家事も平気でやってしまうでしょう。
仏様の心は軽安なのです。まぁ、モデルのローラさんが「オッケー!」という感じで、仏様はなんでも頼まれたら軽々と、平安な気持ちのままで、さっさとやってのける心があるのです。
心の中で、仏様が「オッケー!」と軽く引きうけるイメージで、そして、何かをやるときは鼻歌を唄いながらやる感じで臨んでみてください。
実際には、怒りが出てくるほうが素早いですが、怒りに気づいたら心に「オッケー如来さん」を呼び出しましょう。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。今日帰宅後に、深呼吸して試してみます。お話を聞いて頂けて、少し肩が軽くなりました。

邦元様
ご回答ありがとうございます。どうやら私は「こんなにやっている、だから良い見返りがあるはずだ」と勝手に思い込んでいるのではないかと、気づかされました。常に自我が先にたつことは、幼少期から指摘されていましたが、なかなか拭い去るのは難しいものです。また改めて、「私が、私が」にならないアドバイスを質問させていただきたいです。
質問にたくさんのお言葉で答えてくださり、ありがたいかぎりです。

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