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サラリーマンから僧侶を目指したい

回答数回答 2
有り難し有り難し 29

 こんばんわ。現在41才サラリーマンです。身内の生き死にや、仕事の迷いなどから僧侶を目指したいという気持ちになっています。
 私は仏教系の大学を卒業し、基礎的な学びはしております。
 人生の転機としてそれが可能なのか、プロセスなどを知りたくメールしました。ただいまそういう志があるのです。
 どうか教えてください。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

困難な道だと思いますが…

日本ではお寺は世襲制です。
お寺のお子さんがお寺を継がれます。

ですから一般から僧侶になっても、運が良く無ければ住職に成れる訳ではありません。
(幸運に空いているお寺に入れる場合もありますが…稀です。また、自分でお寺を作る場合はそこの住職になれますが、お金もかかるし中年以降では凄く大変だと思います。)

ですので僧侶として食べて行こうと思ったら、
困難である事の方が多いかもしれません。

大きなお寺の役僧として、僧侶としての仕事につける場合もありますが、
その場合サラリーマンとほぼ同じ状況で
もっと人間関係やもろもろは複雑かつ回避不可能の難しいものになる可能性もあります。
多くの場合住む所が保証される訳でも決して無いのです。

なぜ僧侶になりたいのでしょうか?

在家でも仕事を続けながらでも、良い師匠に巡り会えば
その師匠について仏教の勉強を深めて行く事が可能であると思います。

いろいろな困難を承知の上でとことん僧侶になりたいのであれば、志を胸に頑張って頂きたいです。

どちらにしても、自分が信頼をおいて尊敬できる師匠をお探しになり
弟子にしてもらうことが重要です。

(私は真言宗ですが、修行や儀式や登録には結構お金がかかります。
修行にかかるお金は宗派により異なります。)

追記:私は在家出身ですが、仕事をしながら行者として(資格は僧侶ですが)祈り続けております。

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個別相談可能
仏道に入門して40年が経ちました。 死ぬまで修行を続けるのがお坊さんだと思っております。 法昌という法名で、和歌山県の高野山の西禅院が所属寺院ですが、 普段は東京都町田市のマンションで手作りの密壇でひたすら修行を続けている  はぐれ行者です。 伝法灌頂も中院流の一流伝授も授了させていただいております。 娘を持つ母であり、一家の主婦でもあり、親の介護もあったりします。 エッセイや文章、そして漫画家として漫画も描いております。 イーハトーブクリニック萩原医師の指導をいただきヒプノセラピスト(催眠療法士)でもあります。 基本的に隣のおばちゃん的な、でも変わった尼僧です。
ご相談可能な時間はその日ごとに違うので、いくつかご都合を書いてくださいね。 人生で悩んだ時に、最善の答えを与えてくださるご神仏と、あなたは心の奥で必ず繋がっています。ご自身の心の中からご神仏のお答えが受けられるようにアドバイスをさせて頂きます。 ◆著書:「神さま仏さまがこっそり教えてくれたこと」「迷いをすっきり消す方法」「幸せを呼ぶ仏像巡り」

まず、師僧をみつけること

日本では、大半の僧侶は、僧侶としての収入だけでは生計を維持できないでしょう。日本の社会では僧侶だって年金を払わないといけないから、現金収入が必要ですしね。
それでもかまわないのかどうかは、ご家族と話してください。

で、あなたが僧侶になるには、他の僧侶の弟子になる必要があります。師僧になってくれる方をみつけなければなりません。
ちなみに、亡くなった人が住職さんから戒名を授かるのは、その住職さんの弟子になったことを意味します。
弟子になったら得度(出家の作法)を受け、各宗派の僧籍に登録してもらいます。
そこから、住職となるための資格を取得する課程は、宗派ごとにさまざまでしょう。
どのような勉強と修行が必要なのか、そのための費用はいくらかかるのかは、師匠を通じて各宗派に確認してもらえばよいでしょう。
最初にして最大の関門は、あなたを弟子にしてくれる師僧をみつけることです。
まずは宗派選びから。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ