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迷惑をかけず、楽になる方法を教えてください

回答数回答 3
有り難し有り難し 163

30代後半男性です。人生に疲れました。
仕事もうまくいかず、妻にも結婚失敗だったといわれ、希望の光がまったく見えません。

一人になって、引きこもって生きて生きたいです。
私がいると迷惑がかかる、そう妻に言われました。自分でもそう思います。昔から友達ができなかったし、生きるということをきちんとできないようです。楽しいことが自分に起こると、してはいけないことをしているような感覚になりました。

人生、もっと明るく楽しく、生きていけることができたのに、全て自分で台無しにしてしまったようです。

もうやり直しもできないし、いるだけで他の人に迷惑がかかるならば、楽になりたいです。

迷惑をかけず、楽になる方法はないでしょうか。最近どうしたら楽に消えられるばかりを考えます。
飛び降りなのか、薬なのか、交通事故にでもあわないだろうか、そんなことばかりを考えます。失踪する方法はないか、など。

何一つまともにできなかった、友達もできなかった、生きていくすべを学べなかった、社会でやっていくことができなかった、家族を不幸にしてしまった、

迷惑をかけたことだけが残ります。妻からあなたは必要ない、私の人生はあなたと結婚して不幸になったといわれた時点で、いや、もっとその前から私の人生は終わっていたのだと思います。人並みに喜ぶこともなく、いつも不安を抱え、苦しい思いしかしませんでした。両親とも仲が悪いです。私の人生は常に否定されてきました。

これから収入が上がる見込みもなく、人生がよくなる気配もなく、人間として成長できる見込みもなく、成長できる自信もなく、きっと人を巻き込んでいやな思いをさせてなじられる人生ならば、楽になりたいのです。

アドバイスをください。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

迷惑かけて生きる生き方

僕も一番楽な方法を調べあげ、あとはきっかけを待つだけというところまでいきました。

あなたはまるで僕のようです。
ただ、あなたと違うのは、ワルなんです。
僕は非常に悪い人間なので、あなたにはまだ希望があるように思えます。 

人生を楽しむことが出来ない、苦手という人がいることを世間は認めません。
しかし、静かに生きることは出来ます。
迷惑かけても構わない。所詮、この世は迷惑をかけずに生きることなどできないのだから。
なぜなら、人間はみな不完全に生まれいるからです。不完全な人間の思考は不完全に決まっている。迷惑がかからないわけがない。
一緒に迷惑かけながら静かに生きませんか。

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「平等」という嘘を信じるな。 仏はこの世が不平等であり辛苦から絶対に逃れることの出来ない世界であるという。絶対に逃れることが出来ないにも関わらず、「平等」によって或いは「楽」によって人間が救われるというのは矛盾である。 不平等で辛苦極まりないこの世をあきらめ死後に救いを求めるのも人間否定そのものでお話にならない。 平等というのは自分が助かりたいという思いから生まれた自己優先の魔界の教えである。仏教はそうではない。 人を助けることを優先にすれば自分も救われるという考えだ。 人のために活きることで不平等が不平等でなくなり、辛苦が辛苦とも感じなくなるのである。 世のため人のために働いてみる。 「有り難う」 その言葉で、人はそれまでの苦労が苦でなくなるのである。 これが仏教の真の教えである。 生温い癒やしなどまったく意味がない。 積極的に人生を切り開くための教えに耳を傾けるべきである。 お寺やこのようなサイトの利用は一回にとどめなければならない。何度も相談するということは、まったく良くない傾向である。 お坊さんから聴く「仏の教え」によって生きる力を得て、二度とお寺に相談する必要がない幸せな人生を手に入れて欲しい。 本来ならば実際にお寺に足を運び相談すべきである。ここでご縁のあったお寺さんに必ず足を運ぶべき。それが億劫ならばその程度の悩みだということ。本当に切羽詰まっている人は必ずお寺に足を運ぶ。 その観点からご自身の悩みがどの程度のものなのかを推し量ってみることも有効であろう。 それと仏の教えが必要のない質問は無視する。なんでも応えてくれると思ったら大間違いだ。

対話の方が良さそう。

こんばんは。「問い」、読ませていただきました。今の所「一人になって引きこもりはできないでしょう」というくらいしか、私には思いつきません。ただ、「私の人生は常に否定されてきました」と感じておられるので、そのあたりに(幼少期に)何かあるのだろうなぁ、と感じます。
ですので、hasunohaの回答として趣旨にあっているか分かりませんが、一問一答よりも対話で進める方が良いと感じます。具体的には、仏教情報センターの電話相談とか、お手紙往復書簡の会とか(そういえば、明日護国寺で、往復書簡のお坊さん方による追悼法要があると思います)。誰かと一緒に並走してもらってゆく道を模索するのがよろしいかと。
hasunohaで行くならば…ここのシステムは、お一人が複数の問いをされると、その履歴を作ってくれます。いただいた「答え」から、何度かのやり取りを重ねてゆくのがよろしいと思います。

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一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊さんに限らず、二足のわらじを履くことで、話に幅が出るはずだと考えて、はき続けています。子育てとか家族論とか考えつつ、でも仏教って個人のものだなぁと感じたりします。

マイナス言葉の使い過ぎで脳が死にたいと言ってるだけです

あなたの脳波本当はあなたを愛したいのです。
ところがあなたの脳内画面に表れている言葉がネガティブワードばかり、マイナスワードばかりだから自分が落ち込むのです。
自分の脳内をポジティブに出来るのは自分しかいません。
本当はもともとネガティブもポジティブもないのです。
人間は思ったことになります。
暗い事を思えば心が暗くなるに決まっているじゃないですか(。-`ω-)
だから、暗い、ネガティブなダークワードを仮に言われたにせよ、脳内に長くとどまらせてはいけないのです。
「結婚失敗だった」と言われて傷ついたでしょう。
それを何度も反芻しているから苦しのです。
アンタより収入少ない人もワンサカいるでしょう。
それでも楽しく過ごしているのはどうしてでしょうか?
そうです。あなたが自分でツマラナくしてしまっているのです。
本当は奧さんだって、その言葉だけをぶつけている訳ではなく、あなたにしっかりしてほしいからこそ、時には厳しい言葉(たしかにキッツいよね)で目を覚まして頂戴と言っているだけでしょう。
夫婦間をよくしたければウチのお寺に奥さん連れて埼玉にデートがてらに予約とって夕方相談にお越しください。二人だけではこじれます。どっちにも味方しない第三者を交えて話し合うのが一番です。

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お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

回答ありがとうございます。

誰かに併走してもらいながら、何とか生きて生きたいです。
客観的に見て自分の人生は失敗だったと思っています。
何とかしたいと思うのです。

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