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恋愛と障害

回答数回答 1
有り難し有り難し 12

何度かお世話になっています、いつもありがとうございます。
私は今、自分の中で大きな壁にぶち当たってしまいました。私は身体障害者です。歩いて生活していますが、足が不自由です。
今まで周りに恵まれていたおかげで、明るい性格を持つことができ、家族や友達と共に元気に過ごしてきました。
ですが最近、誰にも相談できない悩みがあります。
人の優しさを感じることができたり、強さを持つことができたり、障害を持つことで良いこともたくさんありましたが、やはり悔しくて辛いこともたくさんありました。
特に今、悩んでいるのは恋愛です。
自分がもし、健常者だったら叶っていた恋もあったのかなぁ…と。
好きな人がいたのですが、片思いして1年半が経った頃、私は想いを告げれないまま 彼に彼女ができました。
その彼が幸せならそれでいいか、と思っていたのですがやはり、その彼女が羨ましいなぁとゆう気持ちと、もし私に障害がなかったらうまくいっていたのかな…と思ってしまいます。その彼は、優しいので私からの好意を感じながらも、"友達"としてだから私を受け入れてくれて仲良くしてくれているのかな、とも思います。ちなみに今も彼女がいるのに仲良くしてくれています。(少し複雑です(;_;)) 私が彼に想いを告げていれば何か変わったのかもしれないのですが、今まで何度か失恋をしているのでなかなか自信をもてませんでした。障害を持っていることが気になってしまいます。それを理由に消極的にはなりたくないのですが…泣
一人で考えていると苦しくて…何か一言頂けると幸いです。長々と失礼いたしました。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人生に「もし」って本当に無いんです

わたしも、「もし」という言葉で自分で自分を苦しめることがありました。わたしの娘がもし障害児ではなかったら。わたしがもしお金持ちだったら、イケメンだったら、背が高かったら、、、
全て妄想でした。現実から目を背けていただけでした。現実を否定していただけでした。現実を「悪いもの」と決めつけ、そこから逃れようともがいていました。

禅により気づいたのは、悪いものと決めたのも自分。もしと考えたのも自分。現実は悪いものではなく、ただこのようであったというだけ。今の環境が満たされている事実に目を向けようとせず、自我を中心にご都合ばかりで妄想していたことに気づきました。

そして、今の様子で満足できることを知りました。

あなたにはあなたの魅力がある。足が不自由というけれど、それは誰かと比べての話。ありのままでいて、幸せであることに気づけた時に、本当に救われるのだと、わたしは感じています。

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有り難し
おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。
そうですね、たしかに自分で決めつけてしまっていました。これからも頑張ります。

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