老猫の死を迎えて
以前質問させて頂いた老猫が今朝旅立ちました。
日曜日から今日の臨終の時まで馬鹿みたいに泣きました。
ですが、今は恐ろしく冷静です。
愛猫が亡くなった事を知った方から連絡がきたり、お世話になった動物病院の先日に連絡したりすると気持ちが溢れるのですが、それ以外は冷静なんです。
愛猫が飲まず喰わずでいた時は、私だけ食べるのが申し訳ない、可哀想だと言う気持ちが強く食べれなかったのが、亡くなった今日は食べたい欲が急に出てきて…罪悪感を感じながら食べてしまいました。
確かに20年一緒に生きてきたあの子を愛していたはずなのに何故こうも冷静なのか。
友人などが愛猫の事を泣きながら悲しんでくれるのを見ると本当におかしな話ですがもらい泣きしているような感覚です。
悲しい気持ちはあるのに涙も出ない自分に、数時間しかたっていないのにこんな質問が出来る自分に、どこか他人事のような自分にとまどっています。
私はやはり悲しんでる自分に酔っているだけなのでしょうか…?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お悔やみ申し上げます。
前回の質問も拝読いたしました。
今、冷静になられているとのことですが、悲しい気持ちはまた必ず襲ってきます。
私が思うに、ねこちゃんを知った人に報告することで、当事者として冷静に対応しなければならなりません。
その感情にどこか違和感を覚えておられるのでしょう。
だから決して自分に酔っている訳ではありません。
私の場合わんこですが、30年経った今でも思い出すと悲しくてなりません。
「頼むから死なないで」と、今でもあの時の感情がよみがえります。
黒猫太郎さんも、愛するものを自分の意志とは無関係に引き離される、逃れようのない苦「愛別離苦」と、これから先幾年も、向き合っていかねばなりません。
今、冷静にいることで罪悪感を感じているあなたを想うと胸がつかえます。
今朝、亡くされたばかりです。
様々な感情が次々と現れては消えていくでしょう。
あなたは、ねこちゃんに20年の恩を受けた分、今の苦しみと向かい合わねばならないと、私は強く思います。
食事はしっかりと摂って下さい。
悪い事ではなく、今必要な事です。
この喪失感は、しばらくは消えません。
それは、当たり前のことです。
そして、その当たり前の感情と付き合いつつ、普段の生活へと徐々に戻すよう努力してください。
ねこちゃんはきっと、黒猫太郎さん夫妻のことを見守ってくれています。
絆を築いてこられたのですから。
猫ちゃんのお悔やみ申し上げます。
黒猫太郎さん、こんにちは。
たくさん悩んだ分、心の緊張が切れたのかも知れませんね。ペットロスにならないように。前回話した通り、20年間一緒に暮らせた幸せを思い出してください。それが一番の供養です。おちついているのであれば、お仏壇で念仏をあげても良いでしょう。冷静な心が猫ちゃんの愛情を思い出し、心が暖かくなると思います。
そしご縁があればあらたな猫ちゃんを家族に迎えても良いと思います。その場合はペットショップで買うのではなく、保健所で殺処分を待つ猫ちゃんを一匹救ってあげてください。よろしく、お願いします。合掌
質問者からのお礼
海老原様、染川様ありがとうございます。
あれから一晩たち今でもモヤモヤする部分もありますが、いつ死んでもおかしく無い中4日も頑張ってくれたのは、泣き虫の私を心配して心の準備をさせてくれていたのでは無いかと思い始めました。
私がこの子の寿命を短くしてしまったのでは無いか、もっとこうしてやれば良かったのでは無いかと後悔して謝るばかりの毎日でした。
ですが、今どんなに過去を悔やんでもやり直せるはずも無いし、この子が命をかけて教えてくれた事を胸に頑張って行こうと思います。
子供のいない私にとってはかけがえの無い子供であり妹でした。