吃音を受け入れられません。
こんにちは。
先日自分のメンタルの弱さについてご相談させていただいた者です。
その時、hasunohaを活用してほしいとのアドバイスをいただきましたので、お言葉に甘えてもう一つ悩み事を相談させてもらいます。
私には吃音症という言葉が出にくくなる病気があります。
それも重度でほとんど会話ができない状態です。
私はもう何年も吃音で苦労してきましたが、未だに吃音という事実を受け入れられません。
医者には一生治らない病気だといわれています。
なのでこれから生きていくには吃音を受け入れないといけません。
しかし他の人が普通に話しているのを見ると嫉妬してしまうし、周りの人に自分の気持ちを伝えられないのは本当に悔しいです。
そしてなんと言っても、孤独を感じてしまうのが辛いです。
友達もできないし、小さなことですが、いつも親切にしてくれる病院の先生やたまに行く喫茶店の店員さんにお礼を言うことができません。なので毎日孤独感を感じてしまいます。
私はどのように吃音を受け入れればいいでしょうか?
よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
もしかして…治るんじゃないですか?
前のご相談も拝見させていだきました…御家族とは普通に会話が出来るそうですね。あなたの吃音は心因性のものなんですね。ならば、その心因性の原因を取り除けば、治る可能性があるんじゃないでしょうか。私は医師でもないですし、お医者さんの見立ての正反対を申しておりますので説得力に欠けるかも知れませんが…。
一番大切なことは吃音があろうと無かろうと、自分は自分だと思いを定めることです。自分を受け入れることです…これは口で言うのは簡単で、でも実際には難しいことですが。
自分を受け入れるためには、自分で自分を「肯定」出来た方がよいのは、まず間違いありません。
肯定出来る自分になるのに…近道はありません。自分を一番よく知っている、「うそをついてだますことなど全く不可能な自分」を納得させ、肯定させなくてはならないのですから、それは大変なことです。
その為に、何かこれだけはということに熱中しましょう。なんだって良いのです。得意になりましょう。もしかしてこれで食べていける? いや食べていく!というところまで、自分のその能力を高めていきましょう。
そのことには多分、御自身お一人で挑まれた方が良いと思います。
そして、その間に必ず御自身の変化を感じ取ることが出来ると思います。
目指す自分になるまでは基本、人と話さなくて良いじゃないですか。忙しいときは人と口きくヒマの無いことなんかよくあることですから。
そして、普段にはマスクをされては如何でしょうか。今は夏だってマスクしている人を見かけます…別におかしなことではありません。そして御礼を言いたいときには「咳払い」と一緒に小さな声でおっしゃれば良いのです。あなたが御礼を言いたいようなお方は、あなたに御礼を強制するとか、御礼をしないと不機嫌になるようなことはまず無いでしょう…心配要りませんよ。
吃音のお方は世の中にたくさんいらっしゃいます。気にされていらっしゃるお方も多いとは思いますが、世の中で深刻な、すぐに何とかしなくてはならないような問題とはされていません。皆さんが一生懸命に話して、皆さんが一生懸命に聴こうとするからだと思います。
完璧な人間なんていませんよ…皆、実は欠点だらけです。
でもだからこそ、仏様は私達のことを可愛がり、慈しんで下さるのです…。
さあ、一歩踏み出しましょう…。
桂文福さん、ご存知ですか?
瀬尾さん
桂文福という落語家をご存知ですか?
3歳の時から吃音があり、今でも普通の会話では症状が出るそうです。
やはり10代は、人との会話を避けるようにしていたそうです。
でも高校卒業後、「自分も人前で話せるようになりたい」という思いで、生の落語を聞き衝撃を受け、落語家を志したとか!
今では、もともと好きだった相撲の「相撲甚句」をネタにした落語を十八番に、活躍されています。
当然高座の上で落語を話す時は、ほとんど吃音症状は出ません。
詳しくは、こんな所にも書いてあります。
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/summary/program/?id=38801
瀬尾さん、吃音を受け入れることより、あなたが好きな事や方法で、自分を表現し、発信してみてはどうでしょう?
実は私自身昨年掛かった病の後遺症で、若干脳に障害が残ったのか、舌が上手く動かず吃音に近い発音しかできない部分があります。瀬尾さんのもどかしい思い、少しは解るかな。
伝えたい!
という思い、そして努力が、吃音でも人と交わるチカラを、あなたに与えてくれますよ。
桂文福のHP
http://www.katsurabunbuku.com/
一度、生で文福師匠の落語を聞いてみてください。(*^^)v
文字に託してみるのも
瀬尾さん、はじめまして。質問を拝読しました。
瀬尾さんは吃音があり受け入れられないのですね。
言葉でお礼を言ったり、気持ちを伝えたりすることが苦手であれば、文字に書くのはどうでしょうか。
達筆でなくても、楽しく字を書くこともできます。心書や遊書、笑い文字などたくさんあります。
気に入った字で気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。
質問者からのお礼
小林覚城様、大熊範隆様、温かいお言葉ありがとうございます。
私の中で、これからどう生きていくか決心がつきました。
今まで私は、吃音だということにこだわりすぎていたような気がします。
私は小説を書くのが好きなので、それを極めていこうと思います。そのために勉学に励み、沢山の作品に触れ感性を磨いていこうと思います。
そして2つの相談で頂いたお言葉を大切にさせてもらいます。
今回は本当にありがとうございました。