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自分を責めすぎて苦しいです

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有り難し有り難し 21

自分の失敗が許せません。また、失敗しそうなことに対して極端な恐怖を抱いてしまいます。

例えば、仕事で些細なことが気になり、探さなくてもよいのに自分の仕事の粗を調べ、失敗していないかどうかを確認してしまいます。どんなに小さくてもミスを見つけると、それが気になって他のことが手につかない状態になってしまいます。

そして、そんなミスや失敗をしてしまう自分が許せず、死んだ方がいい、というところまで気分が落ち込んでしまいます。
(そもそも自分の経験や知識が足りないのがいけないのですけどね…。)

自分でもこの思考回路がおかしいとは思っているのですが抜け出せず、毎日自責と恐怖を感じながら生きています。

心療内科を受診することも考えています。このような考え方や行動に対して、どのような心の持ち方をすると少しでも楽になれるのか、と思って質問をさせていただきました。

乱文申し訳ないです。

2023年10月11日 1:27

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

建設的に心配すべしっ

失敗してOKっす。学びにすればいい。
自分を責めるのはアウトっす。そこから建設的に自分をすぐに立て直すべし。
そういうストイックな思考回路、更新、アップデートするか、アンインストールしたほうがいいです。
そんな考えでだれが幸せになれているんだっつーの♡(*'▽')騙されちゃいけません。
そういう思考回路を植え付けた人は、自分が真に成功していない人です。
本当にちゃんとした人格者はあなたが心理的に苦しくなるようには教導しない。

そもそも反省や懺悔というものはそこから自分の心をよりよく豊かな心理へと導くためのものであって、昨今この世の中に蔓延するハラスメント心理、いじめ、マウント行為、批判だけオンリー、きつい言葉言い放って終わりという態度だけを取る人は、ある種、人間世界における人間の多種多様性の中のド底辺、ボトムズさんたちの態度なので、そういう悪質なハラスメントアクションには感染しないこと。影響を受けないことです。
世界には歴史の中で貧困、スラム、奴隷、拷問、虐待、ハラスメント、いじめ、劣悪な環境で育った人たちはそのダメージから、同じようなことを人にもするようになるという現実があります。よって、その心理的ばいきんまん、おに、悪魔キャラ、人の道に外れちゃったかわいそうな過去をお持ちの方々の言葉やアクションというものは必ずしもあなたを幸せにするものではありません。あなたが知らない間にそういう人たちの病んだアクションに触れて、感染して、ダメージを受けてしまったということであれば、カルト洗脳だぁと思うぐらいの勢いで、今後はそういう自分を厳しく律し過ぎる心理から脱却しましょう。なぜか。なぜかって?
結果的にそういう失敗を恐れる心理があるからあなたは些細なことを気にしたり、幸せになれないわけでしょう?全部、自分ルール、マイルール、不要なお飾り、自分を不自由にさせる要らん要素なのです。
あなたが恐れているのはミスではない。ミスした自分がかっこ悪いとかいけないとかああ、やってしまったとか、自分で自分をDISる自分いじめの活動。だって、そうでしょう。だれもそんなことやってないのに、ああ、やってしまった、また失敗したぁとか自分をぺちぺちしているのは誰っスか?(*'▽')犯人、そいつっスよ。
そう。犯人は貴女の完璧主義的な自己防衛過剰反応です。
次回から失敗するたびに学びにすればOKです。

2023年10月11日 6:56
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有り難し
おきもち

自責を止めるために必要なのは「他力」を識ること

やまさん、こんにちは。お悩み拝読致しました。拙僧からは一点、「自責」ということに的を絞ってご回答させて頂ければと思います。

わたくしも以前は随分心(頭、mind)の中で自分を責めてしまうタイプの人間でしたので、あなたのお気持ちはよく分かります。きっと、これまで努力なさってきたことと思います。自分でも自分の考え方はおかしいと思いつつも止められない、いろいろ考えを巡らせてみてもどうしても結局は自分を責めてしまうのだと思います。そんな自分を変えることも抜け出すことも出来ず、やまさんのお辛さお察し致します。
至らぬ所を良くすれば(直せば)、自責も止むだろうと言う人もあるかもしれませんけれども、実際にはどれほど人間的に良くなっても(成長しても)自責は止みませんでしょう。ではどうすれば止むか。日に数回、数分間ずつで構いませんのでね。リラックスした姿勢で座って、目を瞑って、静かにしてみる、ということをなさってみてください。その数分間は、何も考えなくていいですし、深い呼吸をしよう、リラックスしようとか集中しようとする必要もありません。ただ、目を閉じて、静かにしていればよいのです。一日のなかで唯一、「何かをしようとしなくていい時間」です。その中でご自身の心(mind)がどう動き、どんなふうに働いているのか眺めてみてください。きっと、勝手に動いて、勝手にあれこれ想像して、脈絡なくさまざまな事柄を発想していたりするはずです。それをコントロールしようとせず、空を流れる雲を眺めるように、あるいは愛する者の寝顔を眺めているときのように、ただやさしく見守ってください。自分のやっている事は、自分だけでやっているのではなく、勝手自然ないのちの働きでもって“起こっている”事なのだということにも少しずつ気が付くはずでしょう。すると、「物事は、なるようにしかならない(なるべくしてなるばかりである)」とか「今、出来る事しか出来ない(出来る事は必ずさせてもらえる)」というような事実が腹落ちしてくる。それが「他力を識る」ということなのです。自責を止めよう止めようとしているうちは、自責は止みません。止めよう、止めようと「自力」にしがみついているためです。ですが、他力を識ることで「自力」という概念から心が解放された瞬間、自責という心の働きはおのずから止み始めるのでございます。

そわか合掌

2023年10月11日 8:57
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有り難し
おきもち

入山文章(Bunshō)
苦しみに負けず、安心して前を向いて力を出して頂けるよう、微力ながら誠心誠意...
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質問者からのお礼

お返事ありがとうございます。
丹下覚元さま
確かに、自分で自分を不幸にするマイルールに縛られて自滅してますね…。難しいかもしれないですけど、次にこのような心理に陥った時には、これは自己防衛過剰反応だぞ!と思って立て直せるように思考をもっていけるようにしてみます。

文章さま
自分自分に意識が向きすぎていることも原因の一つなのかもしれないですね。日に数回心の流れを眺めてみる、試してみたいと思います。

しばらくはまだ、この考え方から抜け出せないかもしれないですが、少しずつでも変えていけたらと思います。ありがとうございました。

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