お釈迦様について教えてください。
お釈迦様が生きていらっしゃった頃、お釈迦様の教えや、行動に対して否定的な人々はお釈迦様に嫌がらせ等をしたのでしょうか?
またそのような時、お釈迦様はどのように考え、対処なさったのでしょうか?
どうぞ教えてくださいませ。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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忍辱行をもって耐えました。
一人ぼっちさん、こんにちは。
素晴らしい質問ですね。
お釈迦様のような素晴らしい人格であっても、みんなが帰依したわけではありません。多くの人が嫌がらせをし、あるいは邪魔をし、あるいは殺そうとして、お釈迦さまに、攻撃をしました。釈尊を殺そうとした従兄弟の提婆達多は御釈迦様に傷を負わせました。お経の物語では、悪魔も総動員してお釈迦様を倒そうと攻撃することも書かれています。
しかし、それにも負けずお釈迦様は忍辱行を持って耐えました。忍辱行とは耐え忍ぶ。しかも殺そうとする相手に対しても慈愛の心で許すことを勧めます。憎しみに憎しみをもって戦っても更に憎しみが増えるからです。でもそれで上手くいくとは限りません。お釈迦様はたまたま寿命を全うしましたが、一番弟子の舎利弗はお釈迦様が亡くなる前に、撲殺されて亡くなりました。不殺生戒の教えを守るとは命がけの修行なのです。
どのように信仰の邪魔をする敵と対応して修行をするのかは、私たちに求められる大切な修行のポイントです。
お釈迦様の伝記を読むとそのような物語はたくさんあります。面白く学びたいと思えば、手塚治虫先生の漫画『ブッダ』も良いです。是非学んで見てください。合掌
質問者からのお礼
金剛座寺 染川智勇様
早速のご回答、どうもありがとうございます。
手塚治虫さんの「ブッダ」を読んでお釈迦様の事を学びたいと思います。
どうもありがとうございます。