hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

年金が貰えなかったらどうしよう。

回答数回答 1
有り難し有り難し 23

まだ起きてもいないことをアレコレ悩むのもどうかと思いますがこのような記事をネットで見かけたもので。

資産のある年金受給者にきっちりと課税したり、年金額を縮小したりするには、資産の把握が必要不可欠です。資産を多く持っている高齢者には年金は我慢してもらうしかありません。年金はあくまでも保険であって預貯金ではありません。老後の生活が大変な人にだけ年金を給付すべきです。

”俺様キャラ”のある元政治家の発言です。
この方のことは支持していたわけでも嫌いだったわけでもありません。財務省のホンネなのかなとも思いますがその言いなりになっての発言とも思いません。
話としてはよくわかるのですがその上で反対です。

これから益々人口比率で大きくなる高齢者が益々銭を使わなくなります。
これだと景気に重大な影響が出るではありませんか。

・・・いや、そういう理屈はよしましょう。
私のホンネは「貰える(はずの)ものが貰えなくなる」のが嫌なのです。

資産はそれなりに持っており、年金として貰える金額も決して多くないのですがそれでも「欲しい」のです。

私って強欲でしょうか。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

悪気はないですが「強欲」なのではなく無知で世間知らずで政治家の本音を読み取れないだけなのかもしれません。
国民の大半がそうなんじゃないでしょうか。
消えた年金問題だってごまかされっぱなしで、今の政治の不正だって逃げてばっかりで、みんな本当は知ってるし密告する人が少ないだけでしょう。密告すれば自分たちが政治家で甘い汁が吸えなくなるし、しがらみから離脱すればその後も村八分になるからです。
年金貰えないと嫌ですよねー。
政治家って悪い人ばっかりですよねー。
政治家ってマトモな人少ないですよねー。
政治家がちゃんと経済的にしっかりしてもらえるようにオシリを叩く人が大切なのではないでしょうか。
あなたが日本という家の息子さんだったら「うーん、うちのオヤジの金の使い方は荒すぎるなぁ」と感じたら子供でもできることがあるのではないでしょうか。
とにかく人任せにしていると政治家さんたちはうちの国民どもはバカばっかりでいい子ちゃんぶって悪いことしても何も言ってこな奴らだから大丈夫だAHAHAHA!とどんどん税金を使いこんじゃいます。
私たち国民全体の国政に対する意識やおバカちゃんレベルをどんどん高めて、政治家さんたちに「やべー、こいつらにはウソが通じねー」って思われるくらいにお金の行方の透明化を義務付けてウラオモテや不正のない政治システムを作っていくよりほかありません。

{{count}}
有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

はい。ご指摘の通りです。
だまされやすいですねぇ・・・
それはもう笑っちゃうくらいです。

政治家って悪い人ばっかりですよねー。
政治家ってマトモな人少ないですよねー。

これについてはそう思わないのですよ。悪い人、マトモじゃない人の割合は我々有権者の割合とそれほど変わらないのではないかと。勿論”選良”たるべき政治家がそんなことでは困るわけですが。
政治家に対する我々の要求が悪いものであったりまともじゃなかったりするのかもしれません。

”お金の行方の透明化を義務付けてウラオモテや不正のない政治システムを作っていくよりほかありません。” > これにつきましてはまったく同感です。
次代を担う若い人たちに少しでも良い国を残していきたいものです。

懇切な御回答ありがとうございました。

煩悩スッキリコラムまとめ