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フェイスブックやブログで自慢話&画像に腹が立つ

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だったら見なきゃいいだけじゃないと思うのですが、ついつい見てしまいます。同級生や近所の人や身近な人のブログやfbに腹を立ててます。カウンターで寿司、からすみのパスタ、ケーキ、画像載ってました。私は基本自炊であまり外食にいけません。年に数えるほどしかいけません。お金ないので寿司とか無理。他にも新車、旅行、インテリアなど自慢の数々。貯金を使い切れば私にも買えますが、将来のため貯金がないと不安です。子供を私立の学校にやってるとかコネで公務員になったとか。
正社員で私は働いているのになんでこんな地味な貧乏な生活しているのかとわびしくなります。特に外食の画像がイライラします。わざわざ食べ物の写真撮ってなんでUPするんでしょうか。
結局は、そんなブログ巡回しなければいいだけなんです。分かっているんですけど。


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分の生き方を大切になさってください。

 亀山純史と申します。
 FBやブログにそのような画像や書き込みをする人は、それに楽しみを見い出しているわけです。それにあなたが乗ることは全くありませんよね。でも、そうはわかっていても、なぜ気になって見てしまうのでしょうか。私が思うには、人は他人との関わりの中で、自分の立ち位置(自分はどう振る舞えば良いか)を確認するからではないでしょうか。
 お釈迦様は自らの死を目前にして、「自らを灯明とし、自らをたよりとして、他人をたよりとせず、真理(法)を灯明とし、真理をよりどころとして、他のものをよりどころとせずにあれ」と説かれたと言われています。(この教えは一般に「自灯明・法灯明」と言われています。)ここでの「自灯明」とは、「自立した自己であれ。他人に振り回されない自己であれ。」ということだと思っています。あなたは同級生や近所の人とは違う人生の価値観を持っているわけです。それは素晴らしいことではありませんか。是非、自分の生き方を大切にしてほしいと思います。

 満足のいく回答ではなかったかもしれませんが、少しでもお気持ちが和らげばと思い、回答させていただきました。

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おきもち

hasunohaを訪れてくれた皆さん、こんにちは。私は浄土真宗本願寺派の僧...
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まず自分と「友達」になりましょう

フェイスブックは洋服の一種です。
自分を飾る服です。
衣服がビジュアル的なファッションであるなら、フェイスブックは精神のファッション。
だからファッションセンスが問われているのです。
だからしょうもない記事ばかり登校する人はファッションセンスがないだけです。
自分をより良く見せることに必死な人が、そういうアップをする。
すべて自分の分身です。人間性も丸出しです。
友達とは、そういうところで選別されるべきです。
ぶっちゃけ「友達」と言いますが、実質、本当に「友達」ですか?
あなたも実質「友達」に「なっていない」」からうらやむのでしょう。
「いいね!」せずとも、どんな事も「学び」にするべきではないでしょうか。
自分の幸せアピールばかりしている人は天上界という心理に居ます。
天上界は地獄と隣り合わせなのです。
幸せである自分をアピールすることで、自己暗示をして脳内ハッピー状態を保とうとしている状態なのでしょう。
だから、本当は幸せではないのです。
そういうアップで他人に「みせつける」ことで幸せになろうとしている悲しい心理なのですから。
あなたはまず自分と「友達」になるべきです。
自分と友達になれない人は人のことを悪く言います。
本当に自分と友達になる努力をしてください。
坐禅会の参加をお待ちしています。
「いいね!」は本心が問われます。
本当に「いいね!」でなければ、しないほうが「いいね!」

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有り難し
おきもち

消費社会のたくらみです

 フェイスブック、私も使っていますが、基本的に「全面広告」です。バナーとかだけじゃありません。大抵の記事は「広告」です。あなたの欲望を刺激して、お金を使わせたいために表示されています。
 利用者は、「広告を見てもいいよ」というのと引き替えに、「無料で利用」する仕組みなのですよ。「無料」とうたいながら、相当膨大な「時間」と「健康」と「欲望」をコントロールされています。
 ごく稀に、自身のポリシーとか考えを表明されている方、ボランティア活動の報告をされる方がいますが、本当にごく稀。その人達も「自分の活動に賛同して欲しい、誉めて欲しい」と「あなたから何かを巻き上げようとしている」面もあるかも知れません(私も含めて)。
 だから私は、「いいね」は押します。「新車、良かったね」「外食、良かったね」「旅行、良かったね」…でおしまい。画面を閉じたら、何個「いいね」を押したか、全く覚えていません。この「スルーする力」は、「今後身に付けていないと身ぐるみはがれちゃう」程に危険だなぁと感じています。

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おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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嫉妬は自分に近い人に対して起きやすい

嫉妬は怒りの一種です。
つまり、煩悩(悩み苦しみの原因)です。
悩み苦しみの原因は、他人ではなく、あなた自身の怒りの煩悩なのです。
あなたが他人に抱く「なんでアップするんでしょうか」という疑問について回答する私は、あなたの悩み苦しみの解消になるような回答をせねばならないわけですが…。難しっっ!
もしも、「なんでアップするのか」の理由を考えることで、あなたのその人達への怒りが緩和するのなら、それはあなたの悩み苦しみの解決になりますね。
しかし、実は私も「なんでアップするのか」と思ってしまう派なので、困りましたね。
さて、嫉妬は、自分に近い人に対して起きやすいそうです。遠い外国の王族が豪遊してるのより、同級生のプチ贅沢のほうがいらつく。
自分の興味ない世界で大成功してる人には嫉妬しないが、自分がやってたスポーツで大活躍している同年代の選手には嫉妬してしまう。
つまり、あなたが嫉妬している相手は、あなたに共通した部分がある相手であり、あなたが親しみを抱ける要素がある相手なのです。
外食の記事に嫉妬するあなたは、実はグルメ好きであり、アップしている人もグルメ好きだからアップしている。実はあなたと趣味が合う相手かもしれません。
嫉妬の裏は親しみだと思って、親しみを増やして、怒りのストレスを制御してみては?……回答が強引すぎるか。

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おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

丹下様 仲の良い友達のブログにイライラすることはないんですよね。そもそも寿司や家具の画像はないですし、ペットの画像ばかりで微笑ましいです。知り合い程度の人たちの自慢のブログが腹が立つのです。贅沢に使うお金どこからでてきてるんだろうかと。私(若菜)の作った夕食やカステラだって栄養たっぷりで「いいね!」と自分のこと認めてあげたいです。自分に「いいね!」できるよう自分の友達になります。

佐藤様 新聞もテレビもスポンサー企業に広告もらってるわけで、やっぱりネットも広告媒体ですか。私もかなり前にブログを熱心にやっていたのですが、事情があって消しました。結局は時間の無駄でした。ブログ通してできた友達も消滅しました。自分にとってブログは有害でした。ブログするぐらいなら散歩したり、お菓子作っていた方がいいですね。分かりました。

亀山様 バブル時期のように贅沢をする知り合いのブログを見て腹を立ててました。FXもやっているようで、そんなお金どこから??と。もしかして貯金とかしていないのかもしれませんし、憂さ晴らしに食べ歩ているのかもしれませんし。人それぞれのお金の運用の仕方なので私が勝手に腹立てる資格はないですね。私は銀行員なので堅実に貯金して贅沢はたまにしかしないで、それでいいです。

願誉浄史様 私も1万円以上する寿司や豪華イタリアン食べたいのでイラつくのだと思います。夜はカウンター寿司は予算的に無理なので、お昼のランチタイムセットで食べられれば、それでよいと思うことにします。味なんて忘れてしまうのに、写真撮ってネットにわざわざアップして自慢。ヤダナと感じてしまうのです。文章の書き方がいやだ、その人の家族がさもしいとかどんどん憎しみが広がっていくようで。結局は私はその人達が嫌いなんだと思います。所詮、友達でもない人たちなのでスルーします。イラついている自分も嫌いになってしまいそうですので。

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