生きている理由がわかりません
どうせ死ぬのになんで生まれるのでしょうか?
私の人生は苦しみと悲しみと絶望ばかりです。
生きるのがつらく自殺をしょっちゅう考えます。実際、手首を切ったり薬を大量摂取したりしました。でも死ねませんでした。
まぁ、社会的には私は死んでいます。仕事もできず友達も一人もいません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
成仏のビッグチャンス!!
地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道、これらを【六道】といい、
この六道をグルグル回る、行ったり来たりする事を【輪廻】といいます。
この果てしない堂々巡りから一抜けたする事を【解脱】といい、
解脱した人の事を【仏陀】呼びます。
”どうせ死ぬのになんで生まれるのでしょうか?”
素晴らしい疑問ですね。若き日のお釈迦様と同じ疑問です。
もう二度と生まれ変わってきたくないから【成仏】を目指し修行します。
仏陀になれば、二度と生まれ変わっては来ません。
ただ、厄介な事に六道の中で成仏できるチャンスがあるのは【人道】にいる時だけらしいんですよ。上のランクの【天道】では逆にダメなんです。しかもこのタイミングを逃すと、次はいつまた人道に生まれ変わってこられるかわかりません。また果てしない天文学的数字の年数を生まれ変わり死に変わりせねばなりません。そもそも人の身として生まれてくる事自体が超々稀な事で、ましてや人道に生まれたからといって、成仏の仕方すなわち【仏教】に遭遇するのはそれこそ滅多にないとの事です。
この身今生において度せずんば、
さらにいずれの生においてかこの身を度せん
今のうちに成仏しないと、次はいつになることやら…(汗)
とお経にはありますね。
仏教的な理屈で申しますと、まぁザッとこんなところです。
ところで、あなたはどうしますか?
ちなみに、キリスト教なんかはもっと手厳しいみたいで、まちがって地獄に堕ちようものなら、もう二度と這い上がるチャンスはないそうです。
あなた自身が生まれたかったから
仏教では輪廻転生を前提に考えます。
たなたが前世で死んだとき、生への執着が残っていたから、再び生きものに生まれ変わってしまったのでしょうね。
死にたいという人の多くは、「もっと素晴らしい人生だったら」やっぱり生きたいのです。
私も含め、みんな、「どんなに恵まれた人生であっても生きたくない」という完全な無執着にはなっていないので、死んだらまた生まれ変わってしまうのです。
今はたまたま不幸だから死にたいけど、もしも幸せだったら生きていたいという場合は、本気の「死にたい」ではないのです。
では、どうやったら幸せになれるか?
是非、仏教を学んでみてください。
質問者からのお礼
淨流寺/転落院様、願誉浄史様ご回答ありがとうございました。昔から哲学や宗教に興味があったのですが全く手付かずでした。これをきっかけにいろいろ学んでみようと思います。ありがとうございました。