自殺する前に親兄弟のためやっておくべきこと
中学生のときに遺伝的要因のある難病を発症し、学生時代にに何度か入退院を繰り返して、現在は公務員として働いています。
もともと、社会の役に立つ人間となれるよう努めて生きてきたつもりでしたが、自分の存在自体が社会にとっての損益なのだと気づきました。
そう確信したきっかけは二度あり、一度目は大学時に入院した際でした。自分と同じ病気で入院している女性が、娘さんの話をしていました。曰く、娘さんもやはり同じ病気で、ずっと引きこもりで寝たきりになっており、親である女性を恨んでいるようだと。その話を聞き、自分にも親を恨む浅ましい気持ちがあるのを自覚するとともに、遺伝的にも業の深い血が流れているのだと実感しました。そして何より、発症以来、健康で健全な友人たちと同じように、就職して、結婚するような未来が自分にも残っているものと疑わなかった自分の愚かさに絶望しました。その時も自殺を考えましたが、医療費の援助を受けて生きてきたこと、奨学金を借りて進学していたこともあり、働ける体のあるうちは自殺する資格もないと思って、死にませんでした。
しかし、その判断は誤りでした。そう悟ったきっかけは就職して間もなく、病気が悪化して2か月間入院したことです。受け持っている仕事が季節がら多忙で、毎日午前まで残業した上、通院する時間もなかったので、病気を押さえるための薬を切らしてしまったのが原因でした。きっと、自分が遺伝的に劣等種であるにも関わらず、人並み以上に仕事しようとした罰があたったのです。そして、自分は医療費をかけて生かしていただいたところで、人並み以下の働きでしか社会に貢献できないコスパの悪い人材であると確信し、はやく自殺すべきだったと後悔しました。
いまは職場に復帰していますが、職場に迷惑をかけないような時期に死のうとした結果、死に損なってしまいました。
ただし、今度の人事異動の際でしたら、上手いこと死ねるはずです(きっと私が異動する予定だったところに健康な人間が欠員補充されるでしょう)。
さて、遺書のつもりでなぜ自殺しようと考えたかくどくど書いてしまいましたが、死ぬにあたって親や兄弟に何を残していったら良いのでしょうか。お坊様でしたら、家族に死なれた方の話を聞いたことがあるかと存じます。その際に「○○がああしてくれてれば」ということをお聞きになった経験があれば、ぜひご教授ください。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
死ぬ前に、○○がああしてくれてればということを教えてほしいとのことです。
私の経験では
「もっとああしてあげれば良かった」
「どうして死んでしまったのだろうか?」
「死んだのは私のせいだろうか?」
「もっと生きてほしかった」
涙を流して後悔の念と深い悲しみは聞きますが、死んだ人間に対して、死ぬ前にああしてほしかったという声は聞いたことがありません。
周囲と自分を比べて、ご自身のことを役に立たない人間と卑下されておられます。しかし、あなたは本当につまらない人間でしょうか?
死ぬ前に周りが悲しまないように、なるべく迷惑をかけないようにと。そして、自分のハンデをしっかり分かっておられて、社会に対してなんとか恩返しをしたいと願っておられます。
苦しみの中、慎ましく生きておられる姿に勇気をもらいました。
あなたはとても慈悲深いお方に見えます。
恨みではなく感謝を書き遺す
私は自殺をすすめませんが、一応質問にはお応えします。
あなたが他人の痛みを思いやれる人間であるなら、遺される人々を苦しめないように配慮してください。
恨みや憎しみは書き遺さないで、感謝を書き遺してください。
遺された人々が、あなたを死なせてしまったことを後悔しないようにも、配慮してあげてください。
あなたは、公務員として就労もされたのだし、よく頑張ったと、ご家族はあなたを誇れるかもしれません。
しかし、もし可能なら、もう少し働いて、葬式費用とプラスアルファの小遣いくらいは貯金しましょう。
「このお金で旅行にでも行ってください。」とか言えたらカッコいいでしょう。
どうせ死ぬなら、誰も見たことないようなカッコいい自殺者になってみては?
ところで、ご存じかもしれませんが、自殺者の9割は「うつ」だと言う専門家もいます。
自殺願望が何日も続く場合、あなたも「うつ」の可能性があります。
「うつ」の症状で自殺したくなってる場合、死ななくても、「うつ」を治せれば自殺したくなくなります。
是非、医療機関に相談してみてください。
心は無常です。
今の感情が全てではないという、客観的なもう1人のあなたを呼び覚ましましょう。