本当の自分の見つけ方について
初めて質問をさせていただくものです。
わかりにくいかもしれませんが悪しからず。
自分は自分のことをよく分からなくなることがあります。
友達と話してるとき、自分が思っていないことを言ったり、面白くもないのに笑っていたり。
自分の体は他人のものなのではないかと思うことも最近は多くなりました。
自分のことを話してるはずなのに他人事になったりなど、自分が何なのか分からなくなることが多々あります。
やりたいことだってあるし、好きなことだってあるのに、急に孤独感、虚無感を感じる事も多くあります。
自分でやってるはずなのになぜそれをやっているのか分からないこともあります。
このような感覚がすごく嫌で、一説にある好きなアニメキャラは自分と似ていると知り、好きなキャラを整理してみても
どこか頭がおかしいキャラが多くて、自分もこんななのかと思うこともありました。
自分とは何なのか。自分がどんなことをどのようにしたいと思っているのか。
やはり自分は頭がおかしいのではないかと考えてとても居た堪れない気持ちになり、すごく心が締め付けられ、泣きそうになる時があります。
最後に、自分が自分であると証明したいです。自分を貫き通すためにどうすれば良いのか教えて欲しいです
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「本当の自分」とは
質問を拝見していますと,他人とは異なった確固たる「本当の自分」を求めたいという気持ちをお持ちになっているような印象を受けました.
「本当の自分とは何か」という疑問や「本当の自分を見つけたい」という気持ちは,多かれ少なかれ,誰しも心に浮んだことがあるでしょう.それは,他人からの評価が「自分の思っている自分」と違っていたり,「自分の思っていること」がうまく他人に表現できなかったりした時に浮かんでくる感情です.
さて,「本当の自分」とは何でしょうか.自分が思い描いている自分は「本当の自分」なのでしょうか.
もし「本当の自分」というものがあったとしたら,自分はその「本当の自分」になれるわけで,自分が自分を完全にコントロールできなければなりません.なぜなら,自分が思うようにコントロールできなければ,それは本当の自分ではないからです.
では,これまでに自分が自分を完全にコントロールできたことはあるでしょうか.半分くらいは自分の意志で自分が動いていると思います.しかし,もう半分くらいは自分の思いとは別に動いてしまうのではないでしょうか.眠ってはいけない時に眠くなったりしたことはありませんか.スポーツしている時にも自分の思い通りに身体が動いてくれたでしょうか.そう考えてみると,自分の思い通りにいかないことはかなりあったはずです.
しかし,「自分」というのが無いのかと言うと,そうとも言い切れません.自分が思っている自分は,確かに自分なのです.ただ,自分の思い描くもの全てが自分というわけではないというだけです.
これは「私とは名を与えただけのものにすぎない」ということとも深く関わっています.詳細については以下のリンクに書きましたので,お読みくださいませ.
https://hasunoha.jp/questions/26394
「私」という存在は,認識とは離れて,独立的に存在するものではありません.私の認識が私を作るのです.だから,自分というものはあるのです.ただ,先ほど申し上げたように,自分の思い描く自分全てが自分というわけではないのです.
したがって,本当の自分に近づきたければ,「本当の自分」を思い浮かべたり探し求めたりするのではなく,今ある自分を見つめ直すことが重要です.思い描いていない自分も含めて自分なのです.
自分なんてない
自分とは何かそこに疑問をもち追求していくことは、仏道の根本であります。
自分とは体のこと?自分って何?どれを自分というの?自分のこだわりを自分というのかな?考えていくと答えは出ません。
しかし、多くの人は、自分の考えとして様々な意見を発信する事があると思います。だからこそ、自分があるようにも感じると思います。
考え方や気持ちというものは自らの我の働きによるものです。自分というものがあるとして物事を考えると、好き嫌いがあったり、損得、善悪といったものが出てきます。これらは自我によるものです。しかしこれらは実体のない事実とは違う働きをします。
先日ラーメン屋さんでラーメンを食べていたらコバエのような小さな虫が入ってました。私はその虫をとり、続きを食べました。
虫が嫌いな人は、もしかしたら虫のエキスが出てるかも、キモーいもう食べれない。
となるでしょう。食べることがどうとかというより、味や見た目では問題ないことを、想像により自らを苦しめる働きがあります。これも我による働きでしょう。事実はただそこにラーメンがある。虫がいた。とりました。もう虫はいません。ラーメンがあるだけ。事実を優先して生きていると、ジブンというものは一切ないことに気づくでしょう。夢中で何かをしている時自分が今やっているなんて意識することなんてないでしょ。
そういうことです。本当に自分なんてないのです。
質問者からのお礼
お二人の回答を読んで共通していたのは
「本当の自分はない」
ということでした。
たしかに自分の意志と反することを
人間はやってしまうのかもしれませんね。
このようなことを思いモヤモヤしていたのが回答をもらえてスッキリしました!
ありがとうございました!