人に対する尊敬・謙虚さを忘れずに働くには
悩んでいます。助言をよろしくお願いします。
私は入社4年目の社会人です。
今の部署に異動してからは2年経ちました。仕事内容は伏せますが、現在職場では私の他には10年以上のキャリアの先輩が10人弱、私の1年後輩が1人一緒に働いています。
最初に異動してから半年程は部署の仕事のやり方やルール等を覚えるために先輩に言われたことは何でも素直に聞いて一生懸命仕事してきました。
ですが、段々と慣れてきて自分のやり方もしながら仕事するようになってきて、経験とともに色々なことも任されるようになりました。
仕事に対する慣れなのか、先輩との関係性も出来てきたのか、尊敬できる先輩に対しても少し反抗心ができてきて、先輩を尊敬する態度とか謙虚さが足りず初心に戻ることが出来ず仕事をする毎日です。
どうしたら人に対する尊敬や仕事に対する謙虚さを忘れずにいられることが出来るでしょうか?
人や物事に対する意識を変えていきたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「欲・怒り・怠け・プライド」と毎日念じる
私のお勧めの方法は、暇な時間に、頭の中で「欲・怒り・怠け・プライド」と念じることです。
欲・怒り・怠け・プライドなどの煩悩は、悩み苦しみストレスの原因になります。
欲・怒り・怠け・プライドは、心の中で悪さをするコンピューターウイルスみたいなもの。
ウイルスに悪さをさせないためには、ウイルスを発見しなくてはなりません。
なので、「欲・怒り・怠け・プライド」と念じて煩悩をスキャンするのです。
先輩より自分の方が優れていることもあると思います。
それでも、「プライドの煩悩は悩み苦しみの原因」と冷静に自分を客観視した方が安全です。
有名タレントが一次的な「欲の煩悩」に流されて犯罪行為をしてしまったのも、あのとき「欲」をスキャンしなかったからです。
あとは、他人を可愛い存在だと慈しむ心(慈)、他人の苦しみを抜いてあげたいと憐れむ心(悲)、他人の成功を喜ぶ心(喜)、執着を断捨離した落ち着いた心(捨)という、
慈悲喜捨(じひきしゃ)の四無量心(しむりょうしん)を意識的に育てましょう。
その方が人生が楽しくなります。