hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

モヤモヤする気持ちとの向き合い方

回答数回答 2
有り難し有り難し 37

新しいことや、流行りのもので、楽しめないものがたくさんあります。

楽しめるのを羨ましくも思います。

そんな状況だからか、否定されることにとにかくひどく傷つくしイライラモヤモヤしてしまいます。

理解できないのやこだわるのは老害などという言葉をネットで見て、自分はそうなのだろうかと考えると不安になります。

ただ、理不尽だったり、納得できなかったり辛いのに、言われるままになるのも流すのも、モヤモヤします。

人に害を与えたくはない。
けれど、自分を常にないがしろにするのもよくないと思います。

でも、全て言われるがまま。
自分以外の全ての人の言葉にあわせる。

そうすれば揉めないし罪悪感も悩むこともないのかとも思います。

ただ、そうしたら自分は?とも思います。

どう生きるのがいいのでしょうか?

辛いことが多いし、どうあればいいのかと考えるたび、生きていくのは辛いのではないかと思います。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

温故知新、ですかね。

こんにちは。私も以前は、新しいものが好きでした。パソコンとかカメラとか。けれども、今は熱が冷めてしまって、ワクワクしません。そんな自分は、ちょっと寂しくもあります。
けれども、今は物事を違う目線で見るようになりました。「何を見ているのか」よりも、「どう見ているか」の方がリアルで面白い、ということです。
何となれば、私たちがお伝えしている仏教は、みな昔にできたもの。私のいる浄土宗の成り立ちは、約800年も昔です。
面白いのは、このhasunohaに参加するようになって、「ああ、あのテキストのあれは、今のこの問題のヒントになるな」という「使い方の問題」「応用問題」として捉えているということです。
温故知新という言葉がありますが、これはまさしく「昔からあるものを今の目で見る」ことを指しています。見ているのは…いま。「知る」ことはとてもリアルな楽しみがあります。
「どう見るか。どんな見方をするか」は、できるようになってくると「売り手の思惑」に振り回されなくなっていきますよ。

{{count}}
有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
このお坊さんを応援する

ネットに惑わされないでくださいね。
自分の意見を否定されることを恐れないでくださいね。
大切なことは、自分の意見をちゃんと言うことです。
場合によっては自分の意見が通らないこともあるでしょう。その時は、言うべきことは言った、やるべきことはやった、と納得しましょう。
頼りになるのは自分ですからね。
時にはもめることもあるでしょう。でもそれが正常な状態だと思いますよ。
フェラーリの自動車のデザイナーの人が以前NHKの番組に出て話をしていました。
フェラーリで働く前はアメリカの自動車メーカーで働いていました。職場は和気あいあいとして、意見がぶつかったり揉めたりすることもない働きやすい職場でした。しかし、車は全く評価されませんでした。良い車が作れませんでした。
しかし、その後フェラーリで働くようになると職場の環境は一変しました。お互いの意見をぶつけ合っていました。お互いに譲らずに揉めてばかり。しかし、その結果できた車はとても評価が高く、多くの人に認められるようになりました。
その人はこう言いました。
「(意見の)衝突が本物(の車)を生む。」
あなたが自分の意見を言うことは、あなたの為でもあり、相手の為でもあり、場合によっては第三者の為でもあるのです。
否定されること、揉めることを、恐れないでくださいね。
自分の意見を、思いを大切にして、言うべき時は言ってくださいね。

{{count}}
有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

とてもとても参考になりました。
あれこれ悩んで生きにくいと感じていたのですが、回答をいただけで本当に助かりました、ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ