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いじめをしていました

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私はいじめをしていました。

皆が嫌っている先生の授業で、「汚いからマスクをつけよう」と言われて、マスクをつけました。
それで、先生が泣いていて謝って許してもらえたけど、
最近もその事でからかったりしてしまいました。
それと、学校で嫌われている二人と部活が同じで、
その二人の内一人とペアを組んでいて
、その人が下手すぎて練習にならなかったり
、もう一人の方に怒られたりしてストレスが溜まり、
影で悪口を言ったり強く当たったりしてしまいました。
今も一緒に部活をしていますが、最近はやらないように気をつけています
親にも言うべきでしょうか。
将来幸せになってはいけないのでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自業自得で苦しみ、自業自得で救われる

ご相談拝読しました。話すだけでも勇気がいる事でしょうが、こうして正直に話してくださりありがとうございます。

こうしたことを仏教では「自業自得(じごうじとく)」と言います。自分がした行い(業-ごう-)の報い(影響)は自分が受けるということです。

自分で自分のことを「将来幸せになってはいけないのでしょうか?」と思うまでに苦しめてしまうその報いは自分のした「いじめ」が原因です。

誰もあなたに「幸せになってはいけない」などと言わなくてもそのように罪の意識が思わせてしまうのですよね。

さて、今回のお話は「自業自得だからしょうがない」ということだけではありません。「自業自得だからこそ救われ得る」という話しです。

あなたのこれからの行い(業)によって、あなたが救われる報いを受けることもできるのです。

してしまったことは反省する事。可能ならば相手に誠実に謝る事。謝っても相手に許すことを強要しない事。これからは同じ過ちを繰り返さない事。

そうした行い、心がけによってあなた自身が救われることでしょう。

もちろん、どうしても誰かにしてしまったことの告白をしたい、その相手が親だ、というならば話してもよいでしょう。
ただし問題の解決や、あなた自身のゆるしについて親を頼るのではありません。

あくまでもあなたを救うのはこれからのあなた自身の行動・心がけです。

これから幸せになってくださいね。

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はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

質問者からのお礼

ありがとうございます。これからは謝って、反省してもしいじめをみたら助けたりします。

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