自分らしくあるために
1日150人が利用する学童クラブで勤務しています。
お陰様で毎日子どもたちに囲まれながら仕事をしております。
ですが、最近は日々の業務に追われるようになり、以前よりも子どもたちと関わる時間が減ったように感じます。自分でもできるだけその時間を作ろうとは考えていますがうまくいきません。
業務でのミスも以前より増えました。見えていたものが見えなくなってきたような感覚です。
「こんなはずじゃない」と後悔する毎日です。
最初は「楽しい場所にしよう」と思い、今の学童クラブで働くことを決めました。
でも月日が経つにつれ、周囲の目が気になるようになりました。気にしないつもりでも気になります。
それでも尚、寄ってきてくれる子どもたちもいます。彼らとできるだけ一緒にいるために、自分らしくあるためにどうすればいいのかわかりません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
楽しむことがあなたらしさ
毎日お疲れ様です。
ウーロンさんは、楽しい職場にしたいと志し、今の仕事を決められました。
しかし今、理想と違う現実に直面されているのですね。
日々の業務に忙殺され、やりたいことが出来ない。
それが原因で、集中力がなくなりミスが増えてきたのではないでしょうか。
あなたは本来、どうしたかったのでしょうか?
楽しい場所を築き上げたかったのではありませんか?
こんなはずじゃないと、しきりに後悔しておられますが、でもあなたを信頼している子供たちがいるのです。
なにもすべて、あなたの想いが実っていないわけではありません。
確かに日々の業務に追われ、やりたいことを発揮できないあなたがいます。
でもこれは、変えられません。
だからこそ、こだわりを捨てて下さい。
子供たちと関わる時間を増やさなければならない。
ミスをしてはいけない。
周囲の目が気になるせいで、理想の環境が作れない。
あなたが自分らしくあるために、こうしなければならないというような決まりはありません。
「自分らしく」
それを願うなら、あなた自身が楽しくなくてはいけません。
あなたを慕う子供たち。
本当は、時間をかけて、善き関わりを持ちたいですね。
だからこそ、時間が取れなければ充分に関われない、と悲観するのではなく、その時間内でどう関わるか、どう楽しむかを考えられてはいかがですか。
自分らしく何て理想かもよ
自分らしくという言葉、最近よくスポーツ選手が良く使うと思いますが、それはある程度知名度がある選手や成功した選手が使うから、我々凡人もついつい鵜呑みにしてしまう。しかし、彼らは努力の段階で自分を押し殺して努力をして苦しみに耐えたから、今成功しているのであって、自分らしく練習しただけではここまで勝ち上がってこれなかったかもしれません。良く解説者が「今のプレーは何だ、もっと自分らしくプレーしないと・・・。」などと過去の良かったプレーを観て言っている事がありますが、それは相手の選手には研究されており、違う方法をプレーしないといけないわけで、何とも人の気も知らない解説者だなと思います。
あなたの仕事ですが、確かに理想を持って仕事に打ち込むことは大切なことです。しかし、現実はそうも上手く行きません。時には割り切る気持ちも必要になります。同じことを何度も長く続けていくと必ず当たる壁のようなものです。これは仕事を変えても同じことは起きます。どんなに調子が悪くとも嫌われても続けていかなくてはならない。それが仕事であり、人間として生活する以上はそれなりに金銭も必要になります。それでも続けた先に見えてくるものがあるのです。ですから、理想は最終目標として設定して今は今出来ることをしなくてはならないのです。
これから、本人に良かれと思ってしたことが親御さんには不快に映ることもあるし、同僚から悪く見られることもあると思います。その時は時には反省をして、改善をして、自分の対応を変えなくてはならない時も来るでしょう。
道元禅師の『正法眼蔵』に「今の一当は百不当の一老なり・・・。」という言葉があります。
これは「今分からないことも何回もしている内にはっと気付くこともある。」という弓道を例にとった話しです。ですから的に外れている内に止めてしまうとそのままですが、当たるまで続けた時に見えてくるものがあるのです。それは何かは自分で見つけて下さい。
ことばの記録
すでにお礼コメントありますが、
1日150人利用の学童って、、、マジ大変な仕事をされていると思います。
いちおう学童の管理者もしているので、2ヶ月経ってちょっとは落ち着いてきた部分と地が出てきた部分がある時期ですね。
「すべてを、いちどに」は無理かもしれませんが
「できる範囲」の記録をとることが、日々に流されないコツのひとつになると思います。
児童との他愛のないやりとりも、後から振り返ればあなたらしさの証になるかと思います。
大変さはわかるので、頑張ってとはいえないです。
「おつかれさま・おかげさま」
質問者からのお礼
貴重なご回答ありがとうございます。
「自分らしくどうするか」を考えるより、今できることを精一杯やればそれが自分らしくということになるのでは、と思えてきました。
周りのことを気にしなければいけないし、気にしすぎてもいけないのですね。
この度、ご回答をくださった僧侶さんには感謝申し上げます。
ありがとうございました。