仕事への気力が出ない
仕事がうまくいきません。
ありがたいことに、みなさん期待して任せていただいていたのですが、ある先様では力が足りず、ある先様ではタイミングが合わず、しまいには信用を無くしていく始末です。
自分はこんなに仕事ができなかったのかと、気力をなくし嘆いているばかりの毎日です。
声をかけていただいたお客さんや周りの人にも顔向けできず、時間ばかりが過ぎていきます。
どうすればよいのか、なんでも結構ですのでアドバイスいただければありがたいです。
よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
失敗し尽くさないからいけないのです
変なタイトルですが、あなたは今回の失敗を完全に失敗していません。
失敗し尽くしていないのが問題です。
一つのミスは一つのミス。完全に認めて、きっちり詫びて、気持ちよく再スタートするべきです。言い訳ゼロでミスを完全に認めてしまうことです。惜しいと感じるでしょう、期待に応えられなくて悪かったと感じるでしょう。全部、ごめんなさい、として荷下ろしをしてください。「あの失敗は現時点では完全な失敗だった、申し訳なかった、次にきちんと成果を出します」とスイッチの切り替えをする必要があります。
○上手に怒られ叱られる人は、完全にそこで終わらせる。⇔根に持つ
○上手に失恋する人は、完全にフラれ未練を残さない。⇔ストーカー
○上手に失敗する人は、即座に次を行動する。⇔執着
クレーム対応に追われる事務員さんに、電話を切る間際に一言声をかけたことがあります。
「あなたのせいではないのに、会社の為に謝り続けるというのは大変なことですよね。どうか 毎回毎回、受話器を切る度に、終わりますから残さないでくださいね。」
電話越しに泣く泣く感謝されてびっくりしました。
ですが、一つ一つを残していたら、必ず精神が病みます。現に同年代の友人がそれが原因かは分かりませんが、ガンにかかってしまいました。心身の為です。思いきりましょう。
失敗の時は完全敗北、そこで完全燃焼すべきなのです。変に何か自分を残そうとするから執着になるのです。大丈夫、いつかプライドの高いアナタを切り崩すためにあえて笑いのネタにすれば良いのです。
上手に仕事のデキる接客人は、失敗しても、その後のお客さんの対応の時点には、前のことを残しません。失敗はもちろん失敗です。でもそれをいつまでも問い続けても、ひょっとするとそれは単なる未練かもしれません。バッサリ、切り捨てて新しく始めましょう。
それが精神衛生のためでもあります。
小さなことをなし遂げてみては?
ばりやんさん、はじめまして。
お仕事のことで悩まれているとのことで、アドバイスになるかどうかわかりませんが、よろしくおねがいします。
ばりやんさんのご質問の文章を読みますと、随分、心が後ろ向きになっているような気がします。
心が後ろ向きになると、当然、普段うまくいくことも失敗しますし、そもそも、まず、やる気がおきません。
きっと、仕事となると、「みんなに期待されているような成果が出せないのでは?」などと、不安にのではないですか?
そこで、仕事と関係のないところで心を前向きにしてはどうでしょうか?
お寺では、良く掃除をします。
掃除は、始めさえすれば、だいたいなんの問題もなく、綺麗になって終わります。
そして、心も綺麗になりますし、みんなも喜んでくれます。
掃除が大変そうなら、ポットや炊飯器、あるいは、ゴミ箱を綺麗にしてみるのがお勧めです。
すぐに終わる、小さなことが良いです。
綺麗にすることは、自分のためでもありますが、人のためでもあります。
お仕事でも、すぐに終わる事を探して、小さな事から成し遂げるといいと思います。
ありきたりな答えで、すみません。
チャンス
ばりやんさま、なごみ庵の浦上哲也と申します、よろしくお願いします。
周囲から期待をかけて頂いただけに、それに応えられず残念なお気持ちが深いものと思います。
それを嘆き、気力が出ないということは、それだけ一所懸命に仕事に打ち込んでこられたことの裏返しでもありますね。
お辛いでしょうが、失った信用を取り戻すため地道に積み重ねをしていくしかないのだと思います。
私の好きな仏教の言葉で「心塞意閉 今得値仏(しんそくいへい こんとくちぶつ)」というものがあります。
誰もが自分の思いが叶うように願いますが、しかし願いが叶っている時の状態を「心塞意閉」すなわち「心が閉ざされ、肩ひじを張った状態」と表現されます。
逆に思いが叶わぬ時を「今得値仏」すなわち「仏さまのはたらきが届き、真実に目が開かれた状態」と表現されます。
欲求が思うままに叶う時、人は他者の意見を聞けず傲慢になるかもしれません。しかし逆境に置かれた時、自分を支えてくれていたご縁、ご恩など大切なことに目が向くチャンスを与えられるのではないでしょうか。
今の苦しみの時が、将来のばりやんさんにとって必要な時だった、と思える明日が来るよう、念じております。
成功できる人だから期待されたのです
仕事がうまくいかないのは、社会人として脂がのっている40代の男性として本当につらいことだと思います。
ただ、何度も再生ボタンを自分で押してしまって、それを繰り返し味わう必要は全くありません。日々の業務もあることですから、今は失敗を糧として昇華させていくのが取るべき道ではないでしょうか。
ベーブルースは714本ホームランを打ちましたが、1330回、三振しているそうです。失敗と成功なんてそんなものかもしれません。
ばりやんさんは確かに失敗はしたのかもしれませんが、それよりも過去のたくさんの成功の方があったからこそ、周囲から期待されたのではないですか?
今、どうすればよいのか?と前向きに歩まれることを決めた、ばりやんさんは、確実に辛かったあの日から一歩前進しています。やがてまた周囲から期待される日がやってくるはずです。その日の為に、今日良い種をまいていきましょう。
質問者からのお礼
みなさまありがとうございました。
失敗しつくしていなかった、というお話を得て、失敗しつくすようにと考え直してみたところ、きっちりと話し合いができるちょっとしたきっかけをいただくことができました。ご縁というものは、自らが向こうを向いていては見えないものなのですね。必要な時、だということなのかなと思ったりもしています。
また、何か仕事と関係のないところで心を前向きにしては、というお話のこと、ちょうど別のことでお役に立てることがあり、そこで「ありがとう」と言ってもらえたことが大きな励みになりました。そういえば、自分には失敗したこともばかりではない、ありがとうと言ってもらえたこともたくさんあるじゃないかと思いなおすことができました。
まだまだうまく行っていないこともあり、これから何とかしていかなければいけないことが多いのですが、みなさまにお言葉をいただいて、なるほどと思ったすぐのちに、また新たなご縁もいただきました。いろいろと前向きに進んで行けているように思います。本当にありがとうございました。