日蓮聖人御遺文について
現代語訳してある書を探しておりますが、偽書もあると知り、どれを選んだらよいか迷っています。
おすすめの書がありましたら、宜しくお願い致します。
覚りを開くべく学んでおります。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
三大部をまずは
『行学の二道をはげみ候べし。行学たえなば佛法はあるべからず。我も致し人をも教化候え。行学は信心より起こるべく候
〜諸法實相抄〜』
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『立正安国論』
『開目抄』
『如来滅後五五百歳始観心本尊抄』
まずは三大部を丁寧に味わっていただけると有り難いなぁと思います。
それには、一般向書物は大切な事が抜けている可能性がありますので僧と同じ書物をご拝読いただくことをオススメします。
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菩提寺にその旨お話ください。ご住職が歓喜されること間違いありません。いろんな書物を借りることが出来ます。
行学二道を歩まれる尊きお姿に
南無妙法蓮華経
内なる妙法蓮華心
日蓮上人が学ばれたものの方を学ばれることでさらにまた観点が広がることでしょう。
とある新興宗教の中でも日蓮上人はお釈迦様よりも偉大な人とされています。それによって、日蓮上人以外の学ぶことがタブーとなってしまっている不自由な新興宗教団体もあります。
私は曹洞宗ですが、曹洞宗しか学んではいけないという事はありませんし、曹洞宗の宗祖の道元禅師様は、宗派に縛られる事を案じられ、曹洞宗とも禅宗とも呼んではいけないという事を示された方でもあります。
日蓮上人も素晴らしいですが、日蓮上人が何によって、そういうお人柄になられていったのか、日蓮上人が歩まれたところを探求される事も大切であろうと思います。
法華経ももちろん学ばれると良いでしょう。
様々な宗派はありますが、原点、ルーツはお釈迦様、仏教です。
仏教のルーツはお釈迦さま。
お釈迦さまは、自己を明らめられた人です。
この自己を明確にしていった世界が法華経の世界です。
故に、お経本、経典の前に、自己を明らかにするという事があります。
それが自己本有の妙法蓮華なる最上無為の心です。
私も昔、法華経や様々の仏典を学問的に読んで学んでいたことがありましたが、自分に目を向けた上で法華経を学ばないと、法華経というものを外のこととして学問的に学んでしまうだけで、自分の事にならないのです。
誰もが蓮の華の様な妙なる心を持っているのです。
そこか行じられた心こそ、妙法蓮華なる心であり、妙法蓮華の行なのです。
質問者からのお礼
三大部、具体的なご教授ありがとうございます。菩提寺は遠くですが、すぐ近所に日蓮宗のお寺さんがあるので、早速伺ってみます。