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心の成長

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高2の娘が、心の成長出来ない事に対し どうしたら良いのか分からず 落ち込む日々が続いています。
話を素直に受け止めて、自分が何をすべきなのか、将来を真剣に考えて欲しいのですが 、同級生のように大人になりきれていません。

先程も 意見の食い違いから、娘は怒って お友達との約束を破り、部屋にこもってしまいました。
相手を思いやれない娘に 、涙が出ました。
考え方が甘く、人のせいにして逃げる娘にしてしまい、自分の力のなさが 悔しく情けないです。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたがちゃんとしたコミュニケーションのできる人になればよい

ささ、これで涙拭いてください。(鼻セレブ)
ちょいと娘さんに代わってママに耳に痛いことを申し上げます。
実はぶっちゃけ、部屋に籠られるというのは、あなたのコミュニケーションの仕方に問題があるのです。
「心の成長出来ない事に対し どうしたら良いのか分からず 落ち込む日々が続いています。」
とありますが、最初から娘さんがペケ、娘さんだけが悪い図式ですね。
一方的に言ってばっかりなのではないでしょうか。
「話を素直に受け止めて、自分が何をすべきなのか、将来を真剣に考えて欲しいのですが 、同級生のように大人になりきれていません。」
これも、最初から娘さんペケ、アウト目線です。
「あなたのマイルール」「ママルール」の強要にうんざりされて、話にならないから逃げられている部分もあるのではないでしょうか。
娘さんだけに変化を求めちゃっていませんか?
親子でコミュニケーションのスクールなど通いつつ、お茶でも重ねてみてください。
学校の教育なんかよりももっと効果があります。
コミュニケーションこそ、親子間においても、人生においてもとっても大切なことなのです。
人生今後は、学校で習う、国語、英語、社会、化学科学なんて、ぶっちゃけ一生使いませんし、教わっている内容なんもぶっちゃけ実戦では❝使え❞ません。
「話す、聞く」という単純なことこそ、疎かにしてはいけない事なのです。
「話す、聞く」ということができていなかったが為に起こった問題ならばこそ。
ここまで辛口で申し上げましたのは、ここをも冷静にあなたが受け止めるコミュニケーション能力があるかどうかを試しているのです。
聞く力、聴く力、聴きとる力、くみ取る力、受け止める力、共感する力、理解する力、心を開く力、相手に溶け込む力。
あなたが黙する、ということもコミュニケーションなのです。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

娘さんのSOSのサイン

娘さんはきっと自分で自分のことがわからず、困っているのでしょう。思った通りにいかずどうしたらいいかわからなくて、お母さんにそういった態度で助けを求めている。

お母様も、娘さんの困りを一緒に解決してあげる気持ちで寄り添ってあげてください。他の子と比べて違うこともあるでしょう。もしかすると、先天的なものからくることで、うまくいかず悩んでいるのかもしれません。

感情的ではなく、今の娘さんを温かく受け入れるスタンスで、いてあげてください。時には医療機関の助けも必要かもしれません。そんな時ほど支えてあげてください。どうか、誰を責めることなく、比べることなく、そのままを受け入れてあげてください。

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おきもち

個別相談可能
禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

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