どうしたら絶望感から抜け出せますか?
こちらで、過去に3度ほど助言を頂いております。
ありがとうございます。
シングルで育ててきた一人娘が、突然の事故で亡くして2年が経ちました。
三回忌を終えて、今もまだ気持ちが落ち着かない日々を送っています。
毎日眠れない日を送って、仕事もできなくなりました。
気分を変えて外へ出るも、目に飛び込んでくるのは娘と同じくらいの仲の良い親子ばかり見えてきます。うちも親子以上に仲の良かったから、もういないんだと思うと歩いていても涙が出てきます。
仲の良かった友達も、だんだんと離れていき孤独さえ覚えます。
身内は頼りなく、一緒に寄り添う事もしてくれません。
時に身を投げてしまったら、どんなに楽か…と考えてしまいます。
生き甲斐もなく、趣味も仕事も持てません。
この先、自分の老後も心配です。
この悲しみを引きずったまま、生きていかないといけないのでしょうか?
これまでも、たくさん辛い思いをしてきています。
今度、生まれ変わったとしても またこんな悲しい人生を歩くのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
仏道
さおり様
川口英俊でございます。
誠におつらいことでございます・・
絶望感を無くすことは、そうは簡単なことでないのも仕方がないことであるかと存じます。
しかし、絶望感も、あるいは幸福感なども、実体としては成り立っておらず、色々な因縁(原因と条件)に依存して成り立っているものとなります。
つまり、因縁次第によって変わってゆく、あるいは変えられるものなのであります。
もちろん、今は、まだ絶望感の因縁が強くあるのでしょう。
でも、その因縁を変えられれば、結果も変わってくることは間違いありません。
そして、変えるための善い因縁を調える教えが、まさに仏教となります。
是非、仏教を学び修されていかれますことをお勧め申し上げたくに存じます。
供養は、供(とも)に仏教を養うということであると考えております。
貴女様も、また、娘様も、そして、一切の全ての者たちも、悟り・涅槃へと至れるために、清らかな善き流れに皆が乗れるようにとして供養に努めて参りたいものでございます。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
柳原貫道先生へ…
2年も経つのに受け入れられなくて、気持ちが弱くなっています。
娘の姿が見えなくなっても、供養をして故人を死者として存在させているのですね。
なんとなく、頭では理解していても、辛くて暗く先の見えない長いトンネルから抜け出せません。
時間がかかりそうですが、またつまづきかかったら、ここへ来たいと思います。
ありがとうございました。
川口英俊先生へ…
因縁とは、、先祖の代からずっと続くものなのでしょうか…
うちは、ずっと悪い事ばかり続いています。
現代にきても、その因縁から抜け出せないのは、変えようとする先祖がいなかったからでしょうか?
道に反れず、一生懸命に生きてきたのに なぜこんな苦しく悲しい事ばかり起きるのか…
仏教の学びを自分の人生に取り入れて、この先をゆっくり歩いてみようと思います。
ありがとうございました。