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知人がなくなりました。

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有り難し有り難し 23

カテゴリーが違っていたらすみません。
読みにくい文章ですが、よろしくお願いします。

先日、交通事故で知人が亡くなりました。
彼は学生時代の同級生でした。特別仲が良かったというわけではありませんが、たまに会話をする程度でした。
彼はとにかく明るい性格で、根暗な私なんかにも話しかけてくれました。私のクラスは面白おかしく悪口を言い合ったりする人ばかりでしたが、彼はそんなことはしてませんでした。(私が知らないだけかもしれませんが)
とにかく彼はとても良い人でした。恋愛感情ではありませんが、私は嫌いではありませんでした。

なのにまだ20代前半で彼は亡くなってしまいました。
意味が分かりませんでした。
何故彼が死ななければいけなかったのか分かりません。
夢とか色々あったと思うのに。

こんなこと言ったらいけないのですが、他に死んだ方が良い人間がいると思いました。
意地悪で、自己中心的な人は生きていて、彼のような良い人が死んだのでしょうか?

ずっとそのことばかり考えてしまいます。
私は彼に何かしてあげることはあるのでしょうか?
(お葬式には参加できませんでした)


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

覚悟を決めましょう

もすさんは、初めて友人との死別を経験なさったのでしょうか?

では、覚悟はしておいた方が良いです、この先、友人や家族など、あなたの身近に居る人たちは、いつかみんな死にます。
もちろんあなたも死にます、私も死にます。

それがこの世界の理(ことわり)です。

誰がいつ死ぬかは分かりません、まあ、前もって分かってしまうのもちょっと困りますが(笑)
死ねばいいと思える人間は他にもっといると言うことですが、どんな人間も、みんなそれぞれ自分の人生を精一杯生きています、だから命を粗末にするような発言は控えましょう、そんな考えを抱えて生きていると、いつかあなた自身がそういう風に言われるようになりますよ。

もすさんは今回、知人の死という事実に直面し、「命」について考える機会を得ました。
それだけでも、知人さんの死に意味はあったと思います。

あなたはこの先、何度も「死別」を経験することになります。
いたずらに嘆くのではなく、しっかりその事実を受けとめ、ご自分の人生をより充実させてゆくよう、努力なさって下さい。

それが遺された者にできる最大の供養です。

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有り難し
おきもち

様々なつらい別れや痛みを、私も経験しながら今日を生きています。 あなたの...
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現世で全てが決まるわけではない

質問読ませていただきました。

大切な方を亡くされた・・それがどんな関係でも、たとえ何歳になってもその別れは辛いものです。

さて、仏教では三世を説きます。
三世とは、過去世(前世)と、現世(この世の命)と、来世(亡くなった後に受ける新たな命)の3つです。
この三世は密接に関連しています。
過去世に行ったことが原因となり、現世でその結果を受ける。
現世で行ったことが原因となり、来世でその結果を受ける。

ですので、現世でどんな素晴らしいことをしても、過去世に行ったことの報いは必ず受けなければなりません。
しかし、過去世の行いで全てが決まるというわけではありません。過去世に行った原因と、現世で触れ合った縁によって、様々なことが現象となって現れるのです。

ですので、現世でどんな素晴らしい人であっても、どんな悪い人であっても、その現世の行いだけで命が決まるわけではありません。
それが、この世の命のあり方なのです。

しかし、「こんないい人が何故。他に悪い人はもっとたくさんいるのに・・・」というお気持ちは分かります。
感情とはそういうものですから。

人が亡くなったとき、その人の人生に意味を与えるのは残された者の意思だと、私は考えます。
その方の生き様や考え方から何かを学び取ることが出来れば、亡くなった方の人生は学び取った人にとっては意味あるものとなるのではないでしょうか。

もすさんは、亡くなった方から何か学び取るものはありませんでしたか?
悲しい気持ちは分かりますが、本当に大切な人であったなら、亡くなった方の人生をもすさんの中で意味あるものにしてあげて下さい。

あと、寺院にお願いしてその方を供養してあげることは大切なことです。
先ほどもお話ししましたが、亡くなられた方は次の命を受けておられます。
ひょっとしたら、次の命で苦しんでおられるかもしれません。
もすさんが供養してあげることで、少しでも苦しみを和らげることが出来ます。
繋がりのあるお寺があるなら、一度相談してみて下さい!

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有り難し
おきもち

京都府・大阪府・奈良県の県境に当たる、京都府京田辺市の天王院というお寺でお...
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質問者からのお礼

林 治道 様

お返事が遅くなってしまって本当にすみません。

あれから冷静に考えることができるようになりました。
確かに人が死ぬのは当たり前ですよね。突然いつ、誰が亡くなるのかは分からないのは怖いです。
ですが、今後も何度も経験することなんですよね。いい加減覚悟を決めることができました。

知人が亡くなったことをしっかり受け止めて、嘆くのはやめにしたいと思います。

ありがとうございました。

誠海 様

お返事が遅くなってしまってすみません。

「人が亡くなったとき、その人の人生に意味を与えるのは残された者の意思」というお言葉がとても心に残りました。
私は亡くなった知人から学んだことは忘れません。そして、彼の人生には間違いなく意味があったことを証明したいです。

あと知人の供養については、近くのお寺に相談したいと思います。

本当にありがとうございました。

「供養全般」問答一覧

深い懺悔と感謝

いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ