仏壇の上の屋根
仏壇の件でお尋ねします。
父が11年前に亡くなり、母を1年前に亡くしました。
仏壇ですが、父が亡くなった当時、家紋の彫られた白木製の小さなものが家(実家のマンション)の収納庫にあったため、わからないながらも見様見真似で塗装・装飾しました。母が一年前に亡くなったときからは、中に段を設け三段にし、御魂入れいただいた阿弥陀三尊像と脇侍(善導大師・法然上人)の掛け軸をお祀りし、仏壇内に灯りを付け、両親のお位牌と入り口両側に金剛力士像を入れて、稚拙な知識ながらも一応自分なりの仏壇にしました。
仏壇自体が高さ60センチ奥行40センチほどのとても小さなものなので、仏壇前の仏具(りん・ろうそく・花立)と比べてバランスが悪く見劣りしていると感じ、最近、塗装したスチロール板と丸木・一部金属を使って仏壇の天井に合うような寸法の高さ15センチほどの柱付きの寄棟屋根を作り仏壇の上に置きました。
私としては見た目がやや立派になったので満足しておりましたが、ごく最近になって妻が、「仏壇の上にモノをおいてはいけないのよ」と言い出しました。屋根は置いているだけで仏壇に取り付けているわけではないので取り除くのは簡単ですが、苦労して作ってなんとも残念な気持ちです。「仏壇そのものの屋根なのだから、置いていることにはならない」と反論して妻は納得しないながらも何も言わなくなりましたが、正直なところ、私の話は「詭弁」であって、やはり妻の言う通り、やってはいけないことをしてしまっているような気もします。仏壇の中は一杯いっぱいで、到底、屋根や柱を入れるスペースなど全くありません。
取るに足らないような質問で大変恐縮しますが、ご判断ご教示いただければ幸いです。よろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
覆堂(おおいどう)、鞘堂(さやどう)というお堂が有ります
世界文化遺産「中尊寺金色堂」は現在ガラスで覆われ、更に鉄筋コンクリートの建物で保護されています。かっては、木造の鞘堂が建立され、金色堂を覆って保護しておりました。現在は鞘堂も国宝に指定されております。
覆堂、鞘堂については、下記のwikipedia記事を参照下さい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%86%E5%A0%82
文化財でなくても、仏壇を保護したり荘厳したりするために屋根を付けたわけですから、決して仏壇に対して失礼ということは無いと思います。
こんばんは。
手作りの仏壇、良いですね!
その屋根は、仏壇の屋根として作ったものなので、もう仏壇の一部です。問題ないと思います。
仏壇の上にモノを置いてはいけない、の「モノ」とは仏壇に関係のないものの事です。例えば「そのうち使おうと取ってある菓子折りの箱」とか「収納に困った冬物の服」とか「置き場所に困った土産の人形」とか、そういうモノの事をいいます。
質問者からのお礼
洞林寺さま、鳳林さま、大変ありがとうございます。
お仏壇に向かうに当たっての「迷い」の気持ちが払しょくされました。
妻にも伝え、夫婦ともども日々、ご本尊さま・ご先祖さま・両親へ感謝の気持ちをもって、お参りさせていただきたいと思います。
ありがとうございました。
鳳林寺さま。
お礼の「寺」の字が抜けていました。申し訳ございません。
ありがとうございました。