孤独の中に生きる意味とは
わけあって、家族と距離を置いている者です。
小学生の頃からあまり良い思い出がなく、精神的にも身体的にも傷付き、現在は逃げるように上京して働いております。(自分の中で過去の記憶がトラウマっぽくなっており、親族とはもうほぼ連絡を絶ってしまっています。)
今までは何となく毎日を過ごしていましたが、家族のように頼れる人を作っていない自分に、この先待っている孤独のことを思うと、考え込んでしまう日が増えてきました。
私がもし病気になったり死んだりしたら(幸せなことに)きっと泣いてくれる友人達はいます。
でも、彼らは勿論、自分の足で自分の人生を生きていく力を持っていて、それぞれに愛する家族がいて、居場所があって、彼らの側に私がいなければいけない理由はありません。
自分としても、大切な人ほど、その人の人生を邪魔したくないから、あんまり寄りかかりたくないと思っています。
矛盾していますが…そうやって自分から周りと距離を置きつつも、周りの人の人生に必要とされないまま、孤独と闘いながら生きていくのってメチャクチャ不安だし大変じゃない?何でそんなに苦しんでまで生きていく必要があるのだろう?と、ふと思ってしまうのです。
人に寄りかかることはしたくない、でもやっぱり一人で生きていくのはキツイ。といった感覚でしょうか。
孤独の中に身を置いても、人が生きていく理由があるとすればご教示ください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
振り返って考えてみると。
ゆるめさん、こんばんは。
よく考えると、基本的に、人は生まれるときも死ぬときも、1人です。
たとえ、双子だったとしても、1人ずつ、この世に生まれて来ます。
1人の寂しさを埋めるために、なんとか家族を作ろうと、結婚して家庭を持ったとしても、旦那さんと、気持ちがすれ違い、心が離れてしまっては、2人でいたとしても、1人でいるのと同じこと。むしろその方がより、寂しさを感じるでしょう。
人は元来、愛されることで愛する事を知り、人から大切にされる事で、喜びや嬉しさを実感していくもの。
子供の頃に、ご家族との関わりの中でトラウマになっていることがお有りとの事ですが、家族との関わりを立たなければならないほどの出来事がおありというのは、よほどのことだと思います。
まずはそこに向き合うこと。そこから始まると思います。
孤独を感じなくてもいいように生きるには、人を愛すること、大切にすることが出来るかどうかにかかって来ます。
自分自身が人から愛されるには、まず自分を愛することが出来るかどうか。
自分が自分に自信を持てるかどうか。
ここが大きなポイントになります。
自分に自信をつけるために、一つの方法として、是非
「よかった探し」をしてみて下さい。
1日の終わりに、今日あった出来事の中で10個書き出して、最後に「ありがとうございます」とつける事をやってみて欲しいのです。
「ありがとう」という言葉の意味は、「滅多にない」という意味です。
「朝起きて、天気がよかった。ありがとうございます。」と書いていく事で、どんなことが起きても、なんに対しても滅多にない事だと感謝出来るようになります。
まずはそれを三日間試して欲しいのです。
そうしてみるもの聞くもの全て、有難いと捉えるようになると、今度は3週間をメドに、また更に続けてみる。
それを繰り返しているうちに、自分自身の変化に気が付きます。
自分を認め、自分の過去も認めてあげる事から始めていくと、いいと思います。
何のために生きているか?というと、愛された喜びを知ったら、今度は自分が人を愛し、その喜びを伝えていくためだと思います。
それが、お互い様だと思います。
人が生きていく理由
家族を頼れないのはさみしいですが、その分新しい家庭を作る
生きる意味というのは、正直誰にもわからないでしょう。人間の考え方の及ばないところで、なぜだか生まれて生きているのです。
家族がいても頼れない。そういう状況なら、これからあなたがその環境を変えていくことでしょう。あなたが作る家族は、温かく居心地のいい家庭にするということでしょう。
人は一人で生きていくことはできない。
一人暮らしでも、かかわりあいながら生きている。
家族があっても一人一人で生きている。それがかかわりあっている。壁を作らず信頼しあいながらかかわりあえる仲間であるのです。生まれてから死ぬまで一生、人は一人である。しかし、それでいて孤独を感じる人と感じない人がいるのは、環境と信頼できる仲間の存在でしょう。近所付き合いが家族のように近いものであったりすればさみしさもないでしょう。
今までの負の流れをあなたが断ち切って、温かい居場所を作りましょう。信頼できるパートナーと温かい家庭を作りましょう。
質問者からのお礼
邦元様、三浦錬浄様
ご回答いただき、ありがとうございました。
過去の記憶と向き合うこと、
今の出来事に感謝し、自分に自信をつけること、
これから温かい居場所を作れるよう心掛けること。
頂いたどのアドバイスも身に沁みました。
背中を押されるように、
古い友人に連絡をしてみたところです。
これから少しずつ変わっていけるように、
まずは日頃の考え方から見直してみます。
ありがとうございました。