ものがあることと豊かさとはイコールではないようです。
いくらものがあっても、考え方や心にとらわれると不自由になる。逆に物がなくても、生きることに精一杯の人の中にはもしかしたら、自由な人がいるかもしれません。

その違いはどこに目を向けて生きているかということです。
今の日本は、これはダメあれはダメ、こうすべき、人にこう思われる、失敗は悪いこと、こうした考え方の中でガチガチに固められているように思います。

本来人は生まれながらに自由な存在。子供の頃の天真爛漫さはとても大切なことです。それに触れているだけで心が休まる癒される、そんな力があります。人には、そうした自由に生きられる力があります。それなのに常識とかモラルというような目に見えない考え方で自分自身を痛めつけるようになってしまう。

だからこそ、それをやめるのです。本来の自分を取り戻す必要があります。
そのためには、考え方や思い、気持ち優先の生き方をやめ、事実に生きることを優先するのです。事実優先は、本来の様子です。今の様子に生きているということです。
物があってもなくても、今に目を向けている人と、思いに目を向けている人では大きく生き方が変わります。思いに振り回されたく無ければ事実にめをむけるのです。目、耳、鼻、舌、身体の感覚にめをむけ、環境と一体となっている自分に目を向けてほしいと思います。

子供や自分自身に学んでください。そこに我が挟まっていないことに気づくはずです。

邦元

円通寺

禅宗　曹洞宗　僧侶。神奈川県西部円通寺副住職。 悩みを吐き出す事で、ちょ...

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おはようございます。
ご質問文が目に留まり、私もひとことお伝えしたいなと思いました。

平和を願う。
自分の幸せと周囲の幸せが必ずしも一致しない。
自分の平和は誰かにお膳立てされたものであるならば、なおさら自身の平和と他者の平和が一致しない場合が多いです。

お金が多くのものと交換可能な価値なので、お金は信頼できると考えてしまいがちになります。
ですが、お金が自分のもとに運ばれる仕組みはだれが作ったのか、だれのお金が自分のもとに運ばれるのかと考えると、そこには人の存在が必ずあります。

お金が人を裏切らない貨幣としての価値を保っているのは、人が手間をかけているからです。
そのことにどこかで気づいてもらえると、お金に振り回されるのではなくお金を活かす側に生きる世界の幅を見いだせるかと思います。

自分の平和と周囲の平和のバランスが保てない時、「頭の中で」死を「思う」傾向にありますが、脳の命令を身体がすぐに実行するかというとそうでもありません。
心臓や肺が本気で死を想うと、hasunohaへの投稿も難しくなります。
頭の思考と関係なく、首から下の身体は生きるための鼓動を続けてくれています。
死を望む望まないに関係なく、人が生きられるのは長くて１００年余り。

役に立つ人しか存在を認めない世は修羅の世界になってしまう。
なので仏の世界への道をおすすめしたい。

自分が報われなきゃ、他者への慈悲ややさしさが価値を生まない。
生きてる時間を大切にしていただけると、ありがたいです。

泰庵

圓鏡山　長慶寺

自分のことはあまり好きじゃない。 でも、だから、せめて自分だけは 自分...

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