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戒名と一緒に「御朱印帳」を頂きました

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有り難し有り難し 12

いつも有難うございます。

本日、御住職様から、私の戒名を頂きました。
真言宗なので、一番上に梵字が入り
『・〇〇〇〇信女位 』
を授けて頂きました。
とろろで、
最後は位号の「信女」で終わると思っていたのですが、
その下の「位」という文字は、何なのでしょうか?

また、御住職様が四国のお遍路回りに行ってこられたとの
ことで、
戒名と一緒に立派な「御朱印帳」を頂き、開いてみたら、
最初のページに、
私の名前と、御朱印・御寺様の御名前・御住職様の御名前など
が書かれていました。
そして、この朱印帳を持って、宗派に拘らず、いろいろな御寺様を
まわってみなさいと言われました。

私は「御朱印帳」を見たのも初めてでしたので、
ただ御礼を言って帰ってきてしまいましたが、
これは戒名料とは別に「お布施」みたいなものを
置いてくるべきだったのでしょうか?
世間知らずなので教えてください。

よろしくお願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

功徳巡り

拝読させていただきました。

生前ご戒名を授かったんですね。
「位」というのは「位号」というものです。いわゆる役職みたいなものです。

例えば
「清雲秋岳信女位」
と、なれば
「清雲」→ 道号
「秋岳」→ 戒名
「信女」→ 位号
の位となります。

戒名にも宗派によって授けかたは様々です。私たち僧侶は出家した際に、師僧より「僧名」をもらいます。いわゆるこれが戒名(法号)になります。

位には
・院殿大姉 ・院大姉 ・信女の三つに分かれます。生前、寺院に多くの寄進や建立に際し、大きな力を貸され、貢献したことにより、「位」が変わってきます。現在では、多額の金銭を支払えば良い戒名を授かる時代にもなっていますね。

ご位牌をお作り(建之)される際は、生前では逆修となりますので、赤文字でお作り忘れないようにしてください。お伺いされたと思いますが。
赤い字は「血が通っている」いわゆる生きているという証でもあります。

御朱印帳をいただいたんですね。その場ではお支払らなくて結構と存じます。ご住職さんが、生前戒名までお付けされるのであれば、仏教の功徳を積むことの大切さをお教えくださったのでしょう。また、寺院にご参拝の際にでも、違う形でお気持ち御礼をされても良いとも思います。

御朱印は本来「納経帳」といいます。寺院を参拝されたときに写経を一巻書いたのち、平均千円を納めた証とし、御朱印をいただきます。
今、多くの遍路があったり時間の関係で、参拝されただけで御朱印をもらう方が増えましたが、それも間違ってはないのです。

私たちは亡くなると棺桶に入ります。棺桶の中に御朱印帳を柩の中にお入れする人は多いです。色々な御朱印があり、すべてを回り結願されることで、達成感を得られます。また仏さまの功徳もです。仏さまの功徳をもらえることで、棺桶の中に「ご朱印帳・おいずる」を入れて、仏の世界へ迷わず行けるという風習から来ております。
是非とも、これを機に御朱印巡りをオススメいたします。

合掌

※追伸
茶菓子等でしたら二千円くらいが妥当と思います。ご住職も戒名を授けることで仏教信徒が一人増える喜びから、ご朱印帳をプレゼントされましたことと思いますので。ご朱印帳がいっぱいになることが住職の喜びになると存じます。いっぱいになればご報告が最高の御礼と存じ上げます。

合掌

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祈るこころに佛心が宿る。 変化多き時代を生きる私たちにできること、それは...
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質問者からのお礼

法源様

有難うございます。

一番下の文字は必ず「位」になるのですね。
例えば「〇〇〇〇院大姉位」のように。

また、「御朱印帳」の御礼ですが、
おいくら位が適当でしょうか?
また、菓子折り等でも良いのでしょうか?
世間知らずなもので、御住職様には、どのような御礼を
すれば良いのか分からずに おります。

法源様

ご追記、有難うございました。
御朱印帳が、いっぱいなるか体力に自信はありませんが、
様々な御縁に、感謝の気持ちで、いっぱいにしていこうと思います。
空白のページがあっても自分の気持ちを刷り込んでいこうと思います。

「戒名」問答一覧

戒名料と魂入れのお布施について

お世話になります。 お布施の相場感について教えて頂きたいです。 この度母が亡くなり、葬儀屋さんの紹介頂いたお寺さんに四十九日法要と新しい仏壇への魂入れをお願いすることになりました。葬儀屋さんから四十九日だけであれば、3万円と案内がありましたが、今回仏壇への魂入れもあるので、お布施の相場を葬儀屋さん経由で聞いたところ、5~10万円とのことでした。 そして、後日、お寺さんとのやり取りの中で、古いお仏壇の供養と、子供の頃に亡くなった父の位牌の件でどうするか?というご提案を頂きました。 古いお仏壇は仏具店にて魂抜きお焚き上げをお願いできますが、父は宗教上の理由から、亡くなった当時戒名をいただかず、位牌もない状態です。 お寺さんと相談し、古い仏壇は仏具店にお任せすることになりましたが、父の件は、夫婦位牌にして、父にも戒名を授けていただけるという流れになりました。 お寺さんには無知な私に色々と教えていただき、大変有難く、お布施でも礼を尽くしたいのですが、今回母の葬儀でまとまったお金が出ていき、経済的に厳しい状況です。 今回父の分の戒名と夫婦位牌へ母と合わせて魂入れとなると、もともとの5〜10万円に加えて、いくらほどお布施を追加したらよろしいでしょうか。 お寺さんに聞きましたが、冗談ぽく「たくさん笑」と言われました。気持ちの問題なのでそうとしかお答えできないかと思いますし、ご配慮をして頂いた上で、ユーモアあるご回答だったと思います。 ただやはり、失礼のない相場感を教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。

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戒を授かることについて

お世話になります。 私の実家(祖父母)は、父方・母方ともに西本願寺派の檀家ですが、父母の代から別に家を構え、私自身も結婚して独立し、父母の家・私の家ともに仏壇はなく、檀那寺との付き合いもありません。 今後、父母逝去の際にどうするかという問題もあるのですが、今回ご相談したいのは、私自身の授戒についてです。 生前に戒を授かることはとても尊いことと聞き、死後授かるよりも素晴らしく、破戒があっても、輪廻の果てに必ずや解脱に導くと聞いたことがあります。 仏弟子となりたいという思いのほか、子どもをもうけるつもりがないため、死後の葬送が不明瞭ということもあり、生きているうちに戒を授かりたいと考えているのですが、どのように手続きしてよいか分かりません。 高野山、善光寺では授戒会をしているときがあるとか、本願寺ではお剃刀があるという断片的な情報しか知り得ないのですが、 1 授戒とお剃刀は仏弟子になるという意味で同様のものですか?(浄土真宗には戒がないのでお剃刀とは聞いています。) 2 授戒と戒名の授与は別なのでしょうか? 3 どのように授戒やお剃刀にアクセスすればよいでしょうか?(いきなり近隣の お寺に行って、「授戒してください。」でOKなのか?) 4 複数のお寺で、何回も授戒を受けてもよいのでしょうか?その場合戒名は複数持てることになるのでしょうか? 5 生前戒名を授かっていた場合、授戒したお寺さん以外で死後、葬儀や法要をしてくれない場合もあると聞いたのですが、肌感覚としていかがでしょうか? 6 また、祖父母の檀那寺を含め、もし授戒をしてくれるお寺様と巡り合えた場合、その授戒・戒名(又は法名)を持ちながら、他宗派の信仰や勤行をしても差し支えないものなのでしょうか?(例えば、檀那寺又は檀那寺経由で浄土真宗の法名をもらいながら、一方で、他宗派の信仰や勤行をする等) 以上、とりとめのない質問で恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ