出る杭は打たれちゃう?
こんにちは
友達と話すときに自分の言いたいことを言う(言葉に刺がないかよく考えない)時、他の人がいつもよりつまらなさそうにしている気がして、後で「自分の言いたいことをそのまま言って人間関係続くのかなー」と不安になってしまいます。
今まで隠してきた本音(割とブラック)を気にせずまわりに発していくこと、杭を出すことは本当にし続けてもこの先大丈夫でしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
上手にバランスをとってみてくださいね!
質問読ませていただきました!
本音を出すことは悪いことだとは思いません。
しかし、出し方に気をつける必要があるでしょう。
何の配慮も無しに、ただ自分の言いたいことを言っていると、知らず知らずのうちに誰かを傷つけているかもしれません。そのことが周りの人をしらけさせているかもしれません。
同じ内容のことを言うとしても、言い方によって相手の受け取り方は全く違います。
特に大勢の中では気をつける必要がありますし、自分のことばかりではなく相手の話もしっかり聞いてあげることも大切ですよ。
何事もバランスが大切なので、意識をしてみて下さい。
ただ、本当に気心が知れて、何でも率直に言い合えるような親友に出会えたときは、その方には気を遣わなくても大丈夫でしょう。しかし、相手を思いやる気持ちだけは忘れないで下さいね!
出し方次第、見せ方次第で評価は変わります
こんばんは。何だか若さが伝わってくるような質問です。うちの息子と同じ年くらいかしら。自分の思っていること、感じていることを出す場を持っているなんて、出すことができるなんて、羨ましいほどです。
さて、そうは言っても「言いたいことを100%表現」していたら、多分私もお縄になります。人間関係において、一番大切なのは「社会の中で自分を維持する」ことですので…。道すがら、ぱっと「わぁ、綺麗な人ですね」とか言って回ったら、多分社会的に抹殺されますね、まず家庭内で妻から。
さて誠海師が仰っていますが、「言う内容」と「言い方」では、後者の方が大きく印象を左右するのです。内容は同じであっても、「言い方」次第なのですよ。あなたが「ブラック」と言っているのは「言い方」でしょう?それは内容を見る「見方・視線の置き方」なのです。
今は学生さんなのかも知れないけれど、世の中に出た時、この「言い方がうまい」ことは非常に役に立ちます。むしろ、こういった事を学校で教えるべきと思いますね。
日本仏教では「明るく・正しく・仲良く」という明治時代に作られたキャッチフレーズがあります。「明るく」という「やり方」が、「正しく」という内容よりも先に来ているのですよ。あなたが「本音はブラック」という時、それは「そういう表現をした方が、周りにウケるから」という学習をしてきた結果ではないかと推測します。つまり、わざわざブラックな表現を選んでいるのでは?ということ。
どうですか?人の欠点とかを見る時、ブラックでない見方ができたらいいと思うんですよ?人を励まし、自分を認めるというのは、実際のところ、見方次第だからです。