子供のカトリック洗礼について
来年生まれてくる子の、カトリック洗礼についてご意見を伺いたいです。
私は田舎の平凡な家庭で育ちました。家には仏壇と神棚があり、節目には神社仏閣を訪れたりする程度ですが、幼い頃から法事や葬式は仏式でしたし、近くに大きな神宮があることもあり、仏教や神道の考えは身近なものでした。
フランスでパティシエとして働いている中で、敬虔なカトリック一家で育った夫と出会いました。夫は日本に住んでいたこともあり、お互いの宗教を尊重し、日本の神社とフランスのカトリックの教会両方で式を挙げました。
その際、非カトリックの私は一年ほど神父様たちと結婚に向けての対話や勉強会をしていただきました。
その中で、自分たちの子供に洗礼を受けさせるのは生まれたときに親がするのではなく、子供自身が理解した上で決めさせたいと伝えました。
その際は神父様も夫も理解してくれました。
日曜礼拝に連れて行ったり、カトリックの行事に参加させるのは大いに賛成です。ただ、「洗礼」となると、どうしても何かが子供に刻まれてしまうような気がしてならないのです。私はカトリックの考えは尊重しているけれど、神の下に人間を頂点にしてピラミッドのように自然界が構成されていく考えにどうしても抵抗があります。夫の家族に、なんとなく輪廻転生の話をしたときは、とても不快な顔をされました。
しかし、妊娠が判明して将来のことを話すようになると、夫がやはり洗礼を受けさせたいと言い出しました。
夫の家族は全員例外なくカトリックで、離婚した親族や同性愛になってしまった方を陰でとても悪く言います。カトリックの考えにそぐわないことに、とても抵抗があるようです。
日本の家族や知り合いも「郷に入っては郷に従え」という考えで、妊娠中の不安定な時期に出口が見えず孤独を感じています。
私の頭が固いのでしょうか。
長くなり申し訳ありません、よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
洗礼を受けても大丈夫だと思いますよ。その子が大人になって改めて宗教について広く学び、自らの宗教について考えたらいいのですからね。八百万の神様も、あるいは仏様も、あなた達家族が仲良く生きてくれることを願っていると思いますよ。
意味のない儀式
たいして意味のないただの儀式です。
あまり気にしないようにしましょう。
カトリックの家庭で育ったあなたの旦那さんは、あなたが結婚したくなるような素敵な男性だったんですよね。
だったら、仮にカトリックの文化で育てられたとしても、あまり悲観的に考えなくても良いのでは?
あなたにとって不本意なカトリックの家庭環境。洗礼。
そのようなマイナス面ばかり見るのではなく、
あなたがお子さんに仏教的な考え方をプラスしてあげれぱ良い、と考えてはどうでしょうか。
心は無常です。
思考や感情は、心のスクリーンに映し出される映画。
瞬間瞬間ごとに場面がガラリと変わります。
そして、映画が過ぎ去ったら白いスクリーン。
どんな色とりどりの映像が流れても、白いスクリーンは汚れません。
浮かんでは消えていく感情にあまり長くしがみつかず、感情が過ぎ去った真っ白で静かな心に意識を戻す習慣をつけましょう。
つまり、あまり考え込まないでという意味です。